45歳の夫はなんの前触れもなく、2023年2月13日ごろから急に食べなくなり、話さなくなり、2月28日に救急搬送されました。

 

かたつむりここまでの経緯

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20231月19〜2月15日 <抗がん剤治療7クール目> 手術から11ヶ月目

 

去年のバレンタインの日、私はティラミスを作って夫の帰りを待っていた。

 

結婚して以来ずっと毎年作っていたティラミスだった。

 

夜勤が終わって迎えに行った車の中で「今年も作ったよ。ティラミスあるよー」というと

 

「マジで?食べる」と笑顔で答えてくれたけど、

 

その直後から様子がおかしくなり、結局食べてくれなくて、

 

1年経った今でも冷凍庫の中に、とってある。

 

このティラミスを作る前と作った後で、昭和と(平成飛ばして)令和ぐらい世界が変わってしまったので、

 

なんとなくとってある。

 

ある日突然食べなくなった夫 >

 

 

 

 

今年も作った!!

 

最近少し食べられる時もあるから、今年は絶対食べてもらおうと思って、

 

昼間から「バレンタインだからティラミス作ったよ。〇〇(←夫)が好きだったやつ。食べる?」

 

と隙を見て何度も声をかけて、うんと頷いたタイミングで食べさせようと思っていた。

 

・・・夜になっても頷かなかった。。。あせる

 

今年もダメか〜  と諦めかけていたけど、

 

夕飯の後、子どもたちとティラミスを食べていた時、もう一度最後に声をかけると、

 

「うん食べようかな」と頷いた!!

 

 

 

ゆっくり口に入れてあげて、途中からは自分でスプーンを持って食べられた!

 

すかさず携帯で写真を撮る。

 

今年は食べてくれた!!! 照れ

 

私のしつこさに根負けした、というような表情。ちょっと無理やりだったけど。

 

やったー!!!クラッカー

 

 

 

自分はティラミスが好きだったということもわからない夫、

 

ティラミスを食べたことも、数時間後には忘れるだろう泣

 

でも「おいしい」と言ってくれたから、それで十分照れ

 

あと、何回食べてくれるだろうか。

 

 

 

 

 

 

UMAくん 夫の異世界語録 UMAくん

 

「ウッチャンとナンチャンとテレビに出る」

真顔(そんなツテないから、無理だと思うよ〜ガーン

 

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重度認知症の夫が発する言葉は、いつも謎解き。それを私は「夫の異世界語」と心の中で呼んで、和ませてもらっていますチュー夫の一言一言が愛おしく大切です。

いつか夫がいなくなって、涙が止まらなくなった時、これを見て笑顔になるきっかけにしようと思っています。

重度認知症の夫との会話は、謎解き >

 

 

 

 

続きは4月28日(日)19時30ごろ更新します!

「会社の同僚との再会」