2023年9月9〜28日 在宅介護 <抗がん剤治療2クール目休薬期間> 手術から7ヶ月目
脳腫瘍の手術と放射線治療の影響で重度認知症のような症状が続く夫。
夫は物の名前もわからない時があり、何か伝えたいものがあっても、違う名前に置き換わってしまう。
しかも麻痺の影響で口元が歪み言葉が聞き取りづらい。
聞き取れるのは半分ほど。そして意味がわかるのはそのまた半分ほど。
会話が噛み合わないわけだ
夫は伝えたいことが伝わらずいつもイライラしている。
それでもめげずに私は話しかける。子どもの相談をする。夫と少しでも笑い合いたい
夫との会話は時間がかかりストレスになる時もあるが、
たまに「これは一体どう言う意味? なにを意味しているの??」と、
謎すぎて逆に私を楽しませてくれる時がある。私はコレを「夫の異世界語」と心の中で呼んでいる。
夫は大真面目なんだけど
夫の異世界語録
「あなたはちなみに、なにじん?」
(私に言ってる?日本人に見えんかな)
「やまなしの梅干しのところまでなんじかん?」
(どこのこと言ってるー??)
「にほんしゅのんでいいでしょうか?」
(飲め飲め、飲んじゃえ!いつでも飲んでいいんだよー)
「〇〇(←息子)がはいてたパンツはつきじがはいてたパンツ。いけばわかる」
(つきじって誰だろ)
私は夫の異世界語録を日々携帯にメモしている。
楽しく介護しないとやってられない
夫よ、申し訳ないけど大いに笑わせてもらうよ!!
いつか夫がいなくなってしまって、とんでもなく落ち込む時が来た時、
夫の異世界語録を思い出して、笑うきっかけにしたいと思っている。
子どもたちが涙がとまらない時はコレを見せて、
お父さんおもしろい人だったねー と、お父さんとの日々を楽しく思い出し、笑い合いたいと思っている。
「夫の異世界語録」シリーズ、時々ブログにアップしたいと思います
続きは4月12日(金)19時30ごろ更新します!
「私は奥さんではないらしい」