45歳の夫はなんの前触れもなく、2023年2月13日ごろから急に食べなくなり、話さなくなり、2月28日に救急搬送されました。

 

かたつむりここまでの経緯

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2023年9月9〜28日 在宅介護 <抗がん剤治療2クール目休薬期間> 手術から7ヶ月目

 

夫は無事がんセンターで点滴による抗がん剤治療を終え、介護タクシーで自宅に帰ってきた。

 

環境の変化に、夫の脳はついてゆけないあせる

 

「自宅に帰ってきたよー」と言っても、しばらくピンときていない。

 

 

 

がんセンターに入院中から、看護師さんに相談していることがあった。

 

幻覚・幻聴の症状が、以前ほどはひどくないけど、毎日午前だったり午後だったり、

 

独り言を言っている時間が、やはりあるショボーン

 

身体の左側に麻痺があるので、重く感じて脳が錯覚するのか、

 

夫の左肩や左足付近に、よく子どもが来ているらしいキョロキョロ

 

小さい子だったり大きい子だったり、1人だったり複数人だったり。

 

時々、抱きかかえる仕草や頭を撫でる仕草をする時もある。

 

着替えやオムツ替えを促した時「この子たちがいるから、後にしてー」と左肩付近を指差す。

 

 

 

そして困ったことが1つ。

 

うちの家族は2人の子どもの4人家族だけど、子どもがもう一人いると認識しているということガーン

 

「ここにいるでしょ?」と肩付近を指差す夫。

 

「いないよー」と言うと、「ふざけんじゃねーよ! ぶん殴るぞ」とキレるあせる

 

4人で写った家族写真を見せて説明をしても、腑に落ちない様子。

 

おそらく写真の方側半分しか見えていないので、見えてない側にもう1人いると脳が認識しているのかもしれない。

 

見えない子どもに名前がついていることもある。

 

よく出てくる名前は「しゃもじ」

 

男の子だったり女の子だったりする。年齢もその時によって色々。

 

2人の子どもの話をしている途中に「もう1人は?」と聞かれることもあるあせる

 

私たちは4人家族だよ!と夫に認識させたいけど、

 

夫にとって大切な我が子を否定されるのは辛いかなと思って、

 

私は毎回話をはぐらかして対応している真顔

 

 

夫のそばに来ている人や子どもたち。どうか夫を穏やかに見守ってお願い

 

夫はいろいろなことができなくなったけど、その人たちのおかげで孤独ではないと信じたい。

 

夫は、私たちとは違う世界で、夫だけが見える人たちと日常を過ごしている。

 

 

 

 

続きは4月10日(木)19時30ごろ更新します!

「仕事に行っている、歩けると思っている夫」


 

すっぽん小町