2023年8月14日 手術から5ヶ月16日
ついに、退院!! 夫が家に帰れる!!!
救急搬送から半年が経とうとしている。
嬉しいけど、この日家に戻ってくる夫はもう以前の夫ではない、と言う事実に
なんとも言えない感情になる
退院の日、、台風が直撃した
午前11時、介護タクシーでいざ自宅へ。
吹き荒れる嵐の中、途中の道は冠水し、どうなることかと思った
これは今後の大変な日常を暗示しているのか、、、 と誰もが思ったに違いない。
夫はストレッチャーのまま介護タクシーで移動し、そのまま1階リビングの介護ベッドへ。
病院の看護師さん以外の人に抱えられるのは初めて&4人ほどで夫を囲っていたので、夫はちょっとパニック気味。
案の定、大きな声で暴言を吐きまくり、介護タクシーの人を驚かせてしまった
暴れる夫を最後は抱えるようにしながら、なんとか家の介護ベッドに横たわることができた!!!
先が思いやられる・・・
久々の自宅なのに、夫は嬉しがったり懐かしがる様子もない
気を取り直して、
さあ、始まる!! 在宅介護!! がんばろー
と気合いを入れる。
なんとか午後は静かに寝てくれて、夕方ヘルパーさんが着替えとオムツ替えに来てくれた。
環境が変わりまだ混乱しているのか、機嫌が良くない。
ヘルパーさんに対しても、暴言&拒否が激しい。
初めての人なのに態度の悪い夫を見ていると、本当に以前の夫はもういないんだと涙が出てくる
夫「先生を呼んでこい!!」
まだ病院にいると思っているみたいだった。
男のヘルパーさんが、とっさに先生役になってくれて説得をしてくれた。
しばらくして落ち着いてきて、先生の言うことには素直に応じるようになり、オムツ替えが無事できた。
着替えはできなかった。
着替えたところで夫はすぐに脱いでしまう。
すぐ外れるマジックテープではなく、ボタンにした方が良いかなと思ったけど
服を破いてしまうかもよ、とケアマネさんから助言をいただいたので、今は脱ぎたい時は脱がせて好きなようにさせている。
ただ、そんな夫を子どもたちが見たらどう思うだろうか・・・
(子どもたちは2日後におばあちゃんちから帰ってくる)
胃ろうはお昼は14時、夜は20時と決めていて、入院時に何度か練習していた。
いつもは看護師さんに見てもらいながらやっていたが、今日からは1人で行う。
夫のお腹のチューブへの装着なんとかできたが、チューブのストッパーを閉めるのを忘れていて、
お腹から液が漏れてシーツが汚れた
胃ろうの栄養剤を加圧パックで注入するとき装着手順を間違えて、栄養剤が勢いよく飛び出てしまって
私の服が栄養剤まみれになった。もう何が何だかわからない
手際が悪くてごめんね、と夫に謝りながらなんとか2回の胃ろうは終わった。
20時の胃ろう時に栄養剤と一緒に睡眠導入剤を入れたので、ほどなくして夫は入眠した。
私は夫の介護ベッドとカーテンのすぐそばに座布団を敷いて横たわった。
夜中の2時。夫の大きな声がした
座りたいとわめきだしたので、柵を取ってベッドサイドに腰掛けさせた。
ここがどこで何時なのかはわかっていないよう
聞き取れないが、大きな声で誰かに怒鳴ったりしている。
「今夜中だから大きな声を出さないで」と説得して、40分ほどしてようやく再び横たわり眠った。
明け方の5時。またもや大きな声
寝言のような感じだったのでそのまま様子を見ていると「おいっ」と私を呼び始めた。
また、聞き取れたり聞き取れなかったり、つじつまの合わない会話を30〜40分ほどしてベッドに寝かせた。
その日は結局2〜3時間しか睡眠は取れなかった。
続きは4月5日(金)19時30ごろ更新します!
「子どもと久しぶりの対面!夫の反応は・・・」