45歳の夫は悪性脳腫瘍(膠芽腫)で手術をしてから現在、約1年4ヶ月目。手術の後遺症で認知症を発症して寝たきりです。

 

かたつむりここまでの経緯

クローバー救急搬送、緊急手術までのお話は→こちら

クローバー病名判明、手術後1ヶ月までのお話は→こちら

クローバー手術後2ヶ月、せん妄が始まる頃のお話は→こちら

クローバー手術後3〜5ヶ月、在宅介護を決断するまでのお話は→こちら

 

病名判明。平均余命は14ヶ月 >

歯ぎしりと独り言が止まらない。悲しい日々 >

要介護5の夫の在宅介護、嵐の1日目 >

夫だけに見えている、3人目のこども >

 

闘病1年4ヶ月目 <抗がん剤治療12クール目> 

 

先週、車椅子に乗れた日、

 

初めて近所のドラッグストアまでみんなでお買い物に行った!

 

歩いて5分のお買い物だけど、娘と息子と私と夫の4人で

 

お散歩がてらのお出かけ♪

 

 

途中の道で、夫が息子に何か合図を送っている。

 

ボソボソと言っているのをよく聞くと「ひざに乗って」と。

 

なんと、夫は息子を抱っこした!

 

(昔息子を抱っこしながら歩いたことを、思い出したのかな?!)

 

息子は7歳。ちょっと重かったのか少しの距離だったけど、息子は嬉し恥ずかしい感じチュー

 

微笑ましい一コマだった飛び出すハート

 

 

 

 

車椅子の夫とドラッグストアの中をみんなでぐるぐる回った。

 

いつも買い物に行くお店だけど、今日は格別に楽しい♪

 

夫とこんな風に、何気ない会話をしながら買い物をしたかった照れ

 

夫が病気になる前の「家族でお買い物」は、車に乗ってショッピングモールに行き、フードコートで外食をして帰った。

 

今は歩いて5分のお店に行って帰ることが「家族のお出かけ」。

 

あの頃がすごく昔に感じる。

 

 

 

帰り道、家に着く直前に事件が起きたガーン

 

私は一足先に家に入り、スロープを出したりしていると

 

娘が「おかーさーん!!!」と叫んでいる。

 

障害を理解していない夫は急に「降りる」と言い出したらしく、

 

お尻が半分車椅子から落ちかけているガーン

 

いつもは夫が車椅子から降りてしまわないように、安全ベルトを車椅子につけているのに

 

その日に限ってつけるのを忘れていた(それまでつけていないことに気がつかなかった)えーん

 

やばいやばいやばい・・・あせる

 

もう夫のお尻は完全に車椅子から落ちて、背中だけが車椅子に乗っかっているガーン

 

娘と2人で必死に引き上げる。

 

夫は大声で「痛い」「やめろ」と騒ぎ始めた。

 

ご近所さんには夫のことは言っていない。

 

どうする、どうする・・・

 

最悪、近所の人を呼んできてみんなで家まで運ぶ・・・?と頭をよぎった。

 

でも、15歳の娘は頼もしかった!グッド!

 

なんとか夫を車椅子に引き上げることができた。

 

ほっとした〜 涙

 

ドタバタだったけど、久々に家族でお出かけができてよかったニコニコ

 

 

その日の午後、車椅子からベッドに戻るときに盛大な拒否で

 

打ちのめされるのだけどガーン

 

気持ちが通じ合えない辛さ >

 

 

 

 

 

 

 

UMAくん 夫の異世界語録 UMAくん

 

「消防士さんが食べていいって言うまで、食べない」

真顔(消防士さんの許可がなくても食べて〜お願い

 

----------------------------------------------

重度認知症の夫が発する言葉は、いつも謎解き。それを私は「夫の異世界語」と心の中で呼んで、和ませてもらっていますチュー夫の一言一言が愛おしく大切です。

いつか夫がいなくなって、涙が止まらなくなった時、これを見て笑顔になるきっかけにしようと思っています。

重度認知症の夫との会話は、謎解き >

 

 

イベントバナー