45歳の夫は悪性脳腫瘍(膠芽腫)で手術をしてから現在、約1年2ヶ月目。手術の後遺症で認知症を発症して寝たきりです。

 

かたつむりここまでの経緯

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今日は朝、機嫌よく目覚めたので、ベッドをテレビの見える位置まで動かして、

 

夫は日中はテレビを見たり寝たり、私と話したりして過ごしていた。

 

リビングのど真ん中にベッドがあるので、

 

子どもたちが帰ってくると、自然とベッドの周りを行ったり来たりする。

 

夫をはさんで、何気ない日常の会話が飛び交う。

 

夫が会話に交ざることは滅多にないけれどあせる

 

 

 

 

何を話していたか明確にはわからないけど、息子が急に夫に向かって、

 

「幼稚園の頃に戻りたい。そうすればお父さん病気じゃないのに」

 

と言った。

 

 

 

私は一瞬ひやっとしたキョロキョロ

 

夫がどう思うか、機嫌が悪くならないか。

 

周りの私たち大人だったら、夫に気をつかってそういうことは言えないだろう。

 

子どもは素直だ・・・

 

 

 

・・・すると、夫は一言

 

「せいかい」

 

と言った。

 

 

 

いつもと比べて聞き取りやすい、はっきりとした太いお父さんの声で。

 

びっくりしたびっくり

 

夫が息子の言葉を無視せずに、まともなことを言った・・・

 

 

 

夫はどんなことを思いながらこの一言を言ったのだろう。

 

自分が病気だと、この時はわかったのかな?

 

息子と遊んだことはほとんど覚えていないけど、

 

思い出せないだけで、夫の頭の中に少しでも思い出が残っているといいなニコニコ

 

 

 

 

 

 

UMAくん 夫の異世界語録 UMAくん

 

「(調味料を見て)あ、これ!ヤフーのもと」

真顔(どんな味がするんだろうね?!?!チュー

 

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重度認知症の夫が発する言葉は、いつも謎解き。それを私は「夫の異世界語」と心の中で呼んで、和ませてもらっていますチュー夫の一言一言が愛おしく大切です。

いつか夫がいなくなって、涙が止まらなくなった時、これを見て笑顔になるきっかけにしようと思っています。

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