45歳の夫は悪性脳腫瘍(膠芽腫)で手術をしてから現在、約1年2ヶ月目。手術の後遺症で認知症を発症して寝たきりです。

 

かたつむりここまでの経緯

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<抗がん剤治療11クール目> 

 

今日は朝10時にがんセンターへ、抗がん剤治療(点滴)の見守りに行った。

 

今日は、無事針が刺せるかな・・・。

 

機嫌によっては刺せない時があるので、いつもどきどき。

 

暴れて針が刺せない >

 

 

いつもとは違う先生がやってきたので、夫がちょっと睨んでいる。

 

あ、ちょっとやばいかな

 

「嫌だ、やらない」と何度かごねたけど、何とか説得して

 

無事に刺せたー!!

 

今日はアバスチンもするので、長時間。

 

右胸のポートに針を刺した後、点滴の薬が病室に届くまで1時間半かかる。

 

いつもはベッドの上で寝て待つのだけど、

 

「車椅子に乗ってみる?病院の中のコンビニにスイーツ買いに行かない?」とダメもとで誘ったら

 

なんと頷き、車椅子に乗ってくれた!奇跡だ!

 

 

念願の!コンビニデートができた〜!!!飛び出すハート


 

1年2ヶ月ぶりに一緒に買い物。

 

「何か買いたいものある?」と聞くけど夫は答えない。

 

夫はカゴを持つこともお金を払うことも、もうできない泣

 

でも、お店に入って一緒に商品を見てまわるだけでも、十分楽しい。

 

いつも抗がん剤治療の入院中はほとんど寝て過ごすので、夫にとっては良いリハビリになった。

 

 

 

夫が好きなもの2大トップの「ホイップクリーム」と「お芋のペースト」が入ったサンドイッチがあったので

 

買ってみた。柔らかいので、夫も食べられるかな。

 

今回入院の間、理学療法士さんが何回か食事の練習に入ってくださったけど、

 

夫は全然食べなかったらしいあせる

 

なので、サンドイッチ食べるの無理かな〜と思っていたけど、

 

手に持たせたら、半分食べた!キラキラ

 

これには看護師さんもびっくりびっくり

 

私と一緒なら食べるんだニヤリ とちょっと誇らしかった。

 

少しでも、美味しいものを食べる楽しみや嬉しさを感じてほしい。

 

それは一時かもしれないけど、その感情の積み重ねが脳に刺激を与えるかもしれない。

 

自分からまた「食べたい」と思える日が来るかもしれない。

 

胃ろうを卒業する日がくるかもしれない、と信じて。

 

 

 

 

 

UMAくん 夫の異世界語録 UMAくん

 

「お前は、人間か」

真顔(はい、えっと、逆に何に見えるでしょうかガーン

 

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重度認知症の夫が発する言葉は、いつも謎解き。それを私は「夫の異世界語」と心の中で呼んで、和ませてもらっていますチュー夫の一言一言が愛おしく大切です。

いつか夫がいなくなって、涙が止まらなくなった時、これを見て笑顔になるきっかけにしようと思っています。

重度認知症の夫との会話は、謎解き >

 

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