45歳の夫はなんの前触れもなく、2023年2月13日ごろから急に食べなくなり、話さなくなり、2月28日に救急搬送されました。

 

かたつむりここまでの経緯

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20233月14〜4月11日 <抗がん剤治療9クール目> 手術から13ヶ月

 

とにかく、今の夫と家族の写真がずっと撮りたかった。

 

病気になる前の夫と容姿も性格も変わってしまったけど、家族の絆は変わっていないってことを

 

見せかけだけでも、客観的に眺めたかった。

 

そしてその写真を見て「あぁ、まだ、ちゃんと家族だ」と安心したかった。

 

 そこで、

 

訪問撮影のサービスをしている会社をネット検索で見つけて、

 

出張カメラマンさんに来てもらって、4月の初旬に撮影にこぎつけた!キラキラ

 

せっかくなので夫のご両親も撮影に加わってもらった照れ

 

 

 

カメラマンさんにはあらかじめ、夫の状態を細かく伝えていた。

 

・当日着替えられるかもわからないし、髭も剃れるかどうかわからないこと

 

・感情のコントロールが難しいので暴言をはいてしまうかもしれないこと

 

・顔を上げてくださいとか、こっち向いてください、などの指示は、脳に入らないので従えないこと

 

など。

 

 

 

夫には白っぽいシャツを着させて、下はオムツをつけているため普通のズボンは入らなかったので黒いスウェット。

髭はなんとか前日にそれた。

 

この日のために、訪問理美容で髪の毛はカットしてもらっていた。

 

見た目は整ったが、夫が機嫌よく撮影にのぞめるかどうかが一番の不安だったあせる

 

 


カメラマンさんがお家に来られた時、早速恐れていたことが起きたガーン

 

息子はテンションが上がってしまい、夫にいつも以上にまとわりつく。

 

夫はだんだんイライラし始め、ついに息子をバシッと叩いてしまったガーン

 

息子はショックで泣いて拗ねてしまったえーん

 

そんな息子を夫のご両親と娘がなだめる。

 

私は夫が落ち着くまで、声をかけたり気を紛らわしたりした。

 

カメラマンさんがいるのに気まずい、、、

 

なんとかしなければと焦る。冷や汗がでる。

 

みんな変なテンションでカオスな時間がしばらく続く。

 

 

 

しばらくして、何かきっかけがあったわけではないが、

 

なんとか夫も息子も気分が落ち着いた。

 

そして和やかに撮影は始まった。

 

夫を囲って家族で談笑しているところなどたくさん撮ってくださった爆  笑

 

 夫も頑張って、いつもは開かない右目を開けようとしていた時もあった。

 

 

撮影は短い時間だったけど、子どもたちも夫とよく話し、

 

穏やかな時間が流れ、家族の思い出がまた1つ増えた飛び出すハート

 

 

 

夫は普段、右目が開かない&麻痺で口元がゆがんでいる&眉間にシワを寄せているので、

 

たまに夫を携帯のカメラで撮るけど、良い表情の写真があまりない。

 

でも、後日カメラマンさんから頂いた写真を見ると、

 

病気になる前の夫を感じさせるような、優しい表情の夫がいた。

 

あぁ、、夫だ、、、 この顔だよおねがい

 

 

 

今日の写真は夫の遺影にもしてもらおうと思っている。

 

夫らしい良い写真が撮れてホッとした。

 

 

 

 

UMAくん 夫の異世界語録 UMAくん

 

はをだせ!!!

真顔(えっと、歯を見せれば良いの?ガーンいーーー!)

 

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重度認知症の夫が発する言葉は、いつも謎解き。それを私は「夫の異世界語」と心の中で呼んで、和ませてもらっていますチュー夫の一言一言が愛おしく大切です。

いつか夫がいなくなって、涙が止まらなくなった時、これを見て笑顔になるきっかけにしようと思っています。

重度認知症の夫との会話は、謎解き >

 

 

 

続きは5月5日(日)19時30ごろ更新します!

「想像の斜め上をいく、夫の返答」