2023年10月27〜11月23日 <抗がん剤治療4クール目> 手術から9ヶ月目
10月中旬の土日に、夫は1泊2日のショートステイを利用した。
ケアマネさんと施設の人とは事前に面談して病状は伝えてあって、胃ろうの処置もしていただけるとのことだった。
ショートステイに行く日、夫はもちろん状況がわかっていない。
でも、なんとかお迎えの車へ乗せて、次の日の夕方、夫は機嫌よく無事帰ってきた!!
はずなのに・・・
ショートステイ先からの報告書を見て、愕然・・・・
洗身時「痛えよ!もうやめろ!!」と大声をあげ抵抗し始める。
ひげ剃り時も「いいよやらなくて!!」と強い拒否あり、ほとんど剃れず。
浴槽から出て着衣時も「やめろよこの野郎!!」と大声を上げながら職員を睨みつける。
介護職員、ナース複数名で着衣、車椅子への移乗を行う。
口腔ケアの声かけを行う。「うるせい、やらねえよ」と拒否あり。
こんなことが書かれた報告書をいただいた。
悲しかった。涙が出てしまう
夫はこんな人じゃない。病気のせい。夫は本当は優しくて礼儀正しい人なのに。
家ではもっとひどい拒否にあっているから、想像はつく。
改めて文章にされて目にすると、、、、キツイ
迷惑をかけてごめんなさい
職員やナースの方は、相当嫌な思いをしただろう
ただ、夫も目があんまり見えない、状況がわからない中で、複数人に急に囲まれてパニックになったのかもしれない
大勢に囲まれた状況だと脳が暴走しがち、ということはお伝えしてあった。
でも、そうせざるをえないほど夫は暴れたのかもしれない
ひどい状況を事細かに教えていただき、むしろありがたい。
けど・・・ やはり、この報告は堪える。落ち込んでしまう
こんなに迷惑をかけ、夫も嫌がるのなら、と思って、ケアマネさんに次月のショートステイはキャンセルした方が良いか
泣きながら相談した。
「気にしないで」「慣れてきますよ」と励ましの言葉をもらったが、
もう精神的に参ってしまって、1週間くらい引きずっていた
夫は、ショートステイから帰ってきてすぐは、自宅とわからず、私を妻だと認識せず落ち着かなかったが、
夜の胃ろう時には落ち着いて話ができた。
ショートステイに行っていたことも、もう覚えていなかった。
嫌なこと、辛かったことを覚えていないのは、幸せなのかな。
今日の夫の異世界語録
「おれのべんざきっと、もってった?」
(便座キット?なに・・・?!おむつのことだったのかな??)
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重度認知症の夫が発する言葉は、いつも謎解き。それを私は「夫の異世界語」と心の中で呼んで、和ませてもらっています
いつか夫がいなくなって、涙が止まらなくなった時、これを見て笑顔になるきっかけにしようと思っています。
続きは4月19日(金)19時30ごろ更新します!
「子どもの腕が折れそうになった腕相撲」