2023年11月24〜12月2日 <抗がん剤治療5クール目> 手術から9ヶ月目
5クール目の抗がん剤治療で1週間の入院生活が始まった。
入院中、夜は比較的よく眠れているようだが、先日は夜中看護師さんが見回りにいくと、
夫がベッドサイドに座っていたらしい
左手は麻痺だけど、右手の力はだいぶ戻ってきてるので自分でベッドの柵を取っちゃったのか、、、?!
どこかに行こうとした?!?!
もしかしたらトイレに行きたかったのかもしれない。
危ないので、その日から柵にカバーみたいなものをつけて動かないようにして下さった。
(「拘束」にあたるので書類にサインをした)
動かない柵に囲まれている夫。。。
1年前は、こんな風に寝かされていると思いもしなかったね
脳の病気が憎い。。。改めて思う。
今回抗がん剤治療の合間をぬってMRIを撮ったので、その説明もあった。
再発したらスピードは早いと聞いているので、毎回ドキドキだ。
しかも前頭葉は症状が出にくい。調子が良いと思っていても進んでいることがあるそうだ
ビクビクしていたけど、、、
抗がん剤はよく効いていて、今のところ深刻な再発の傾向はないとのことだった。
本当に、良かった
前回の画像に映っていた白いかたまりは消えていた。
けど、まわりの白いモヤモヤは少し増えていた。
これは薬が映っているらしいが、もしかしたら細胞に少しずつ浸食はしているかもしれないと言われた
病気の再発は今のところ心配はないが、脳の萎縮や前両頭葉のダメージについては、
もうこの先ほとんど改善は見られない、と改めて言われた。
それは今の夫とのこの日常が、そう変わらずこれからもずっと続くということ。
夫にとってこれからは、何をしていけば良いだろう、、、
再発がなくて嬉しいと思う。
だけど、こんな生活がいつまで、、、 という気持ちも、心の奥にある。
今日の夫の異世界語録
「テレビのバラエティにでる」
(テレビに出るの?!しかもバラエティ?)
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重度認知症の夫が発する言葉は、いつも謎解き。それを私は「夫の異世界語」と心の中で呼んで、和ませてもらっています夫の一言一言が愛おしく大切です。
いつか夫がいなくなって、涙が止まらなくなった時、これを見て笑顔になるきっかけにしようと思っています。
続きは4月21日(日)19時30ごろ更新します!
「親友のこと、覚えている?」