ロード TO ロードバイク Vol.07
今日も始まりました自転車自作日記「ロードTOロードバイク」!
7回目の今回はワイヤーを繋げたいと思います。
今までの作業はまあ言ってしまえば、ただ部品を取り付けただけと言っても過言ではありません。
ワイヤーを繋げても調整が上手くいかなければ性能を発揮できません。
いわば自転車の筋肉とでもいいましょうか、それだけとても重要な部分になります。
とても重要なだけに作業に集中してしまい、写真結構撮り忘れてしまいました。
言葉で何とか説明できればと思います。
まずは調整のし易いブレーキワイヤーからいきます。
先日取り付けましたギアシフターのブレーキレバー部分から通していきます。
ブレーキレバーを引いてスキマから入れます。(ワイヤーの先の突起が引っ掛かる受け金具が付いています。)
ある程度の長さを決めたら、アウターワイヤーを通していきます。
※ワイヤーはインナーワイヤーとアウターワイヤーのペアで使います。
インナーワイヤーは実際の引き代になり、アウターワイヤーでワイヤーの長さを調整します。
コレがアウターワイヤー。今回はアクセントを入れるため赤を使いたいと思います。
適当な長さに切ります。
切った後は、極力バリを取ります。金ヤスリを使用してグリグリやりました。
この中にインナーワイヤーが入りますので、バリが残っているとレバーを引いたときゴリゴリ鳴ってしまいます。
通したインナワイヤーをアウターワイヤーに入れていきます。
この時にブレーキの効き具合を見ながら、ワイヤーのテンションを調整します。
リアも同じようにワイヤーを張ります。
※写真が1枚もなかった・・・スイマセン。
お次はギアのワイヤーです。
今度はギアシフターの受け金具を通してワイヤーを入れていきます。
※シフターは中で曲がるため中々ワイヤーが入っていきませんでした。
力はいらなかったので、先日入れたタイヤ程きつくはありませんでしたが、ワイヤーが言うことを聞かず、
かなりイラッとしました・・・
結構大変な思いをして、シフターを通した後は、ワイヤーをフレームの中に通します。
※大概ワイヤー類はむき出しの事が多いのですが、BMCのフレームは中に通します。
見た目は確かにすっきりするのですが、作業が大変!
この小さい穴を通してくるのがまた骨をおりました・・・。
こちらもフロント、リアのギア分ワイヤーを通します。
ワイヤーを繋げたら、フロントギア(フロントディレイラーといいます。)とリアディレイラーが正しく動作するか、
また、チェーンに干渉しないかを微調整します。
ところどころに赤いアウターチューブが顔を覗かせてアクセントになってます!
微調整は出来る範囲だけやりました試走の結果まずまずです。
今回は写真が少なく解りづらいかもしれませんが、ご容赦下さい。
あまりに集中しすぎて、すっかり写真を忘れていました
ここまでくればもう走り出せます。※シートは小径車のBRUNOベンチュラから一時的に拝借してます・・・。
残すところはハンドルに巻くバーテープのみ!
いよいよ次回は完成ですね。
ロード TO ロードバイク Vol.06
第6回目です!いよいよ佳境ですね。
今回は「フロントディレイラーとチェーン」を取り付けたいと思います。
フロントディレイラーはフロント部分のギヤを操作する部分です。
これが、フロントディレイラーです。
SHIMANO DURA-ACE FD-7800 ※実はSRAMが手に入らずヤフオクで妥協しました・・・
いずれSRAMにかえます!
こちらが取り付ける部分
フレームの白い部分に耳が出ていますね。
フロントディレイラーにはバンド式と直付け方式というような取り付け方法が2つありまして、
今回はフレームの耳に直接取り付ける直付け方式になっています。
取り付けはボルトで留めるだけと、とても簡単!
でも実は調整がすごく大変!
とりあえず調整は最後にやりますので、次はチェーンの取り付けにかかります。
チェーンは信頼性のあるSHIMANOのDURA-ACE(チェーンはSRAMでも見た目はあまり変わらない・・・)
と切ったチェーンを繋げるためのミッシングリンクです。
新品のチェーンは錆止めとして、グリスでベタベタになっています。
まずは下ごしらえとして新品のチェーンをパーツクリーナーなどで綺麗に洗います。
準備が出来たら、リアのディレイラーからチェーンを通していきます。
このときチェーンを掛けるギアは一番外側へ!
次にクランク(チェーンホイル)の外側に掛けます。
チェーンは自転車によって長さが異なるため、初めは輪になっておらず自分で切って調整する必要があります。
そこでこれ、
こんな風にして使います。
写真だと解りづらいですが、取っ手をくるくる回してチェーンをつなげているピンを抜くことで短くしていきます。
切れたチェーンとコネクトピンです。
チェーンの長さ調整はチェーンの掛ける位置をリア側のギアを外側、フロント側のギアも外側にして、
リアディレイラーの二つの歯車(プーリーといいます)が地面に対して垂直に来る位置が良いとされています。
こんな感じですかね。
長さが決まったらミッシングリンクという金具でチェーンを繋ぎます。
解りづらいですが、写真真ん中ら辺のちょっと色が違うところで繋げてます。
実はこのミッシングリンク、優れものでして、通常チェーンはコネクトピンを先ほどの工具で圧入して繋げます。
しかし、一度繋げたらまた切らなくてはならず、チェーン交換の際手間がかかります。
一方このミッシングリンクは引っ掛けているだけなので着脱が非常に楽、メンテナンスがとても簡単になります。
さー残るは各部を繋げるワイヤー類と調整、その他です!
いよいよ完成が近づいて参りました。
今日のおまけ
フロントライトです。
Black burn LEDライト 小さい割りに結構明るいです。 海外通販「Wiggle」にて購入
リアライトです。
こちらもBlack burn LEDライト(点滅パターンは2パターンあります。) 海外通販「Wiggle」にて購入
で、念願のサイクルコンピューター 自分の漕ぐ自転車の速度はまだ数値化した事がありません。楽しみ!
Cateye ワイヤレスサイクルコンピューター 海外通販「Wiggle」にて購入
こういった小物類も海外から買うと随分安かったりします。うーん、日本の金額設定って一体・・・。
今回使った工具
今回取り付けたパーツたち
・SHIMANO DURA-ACE 7800: DURA-ACE 10S チェーン CN-7801
・Black burn LEDライト USB充電 フロント&リアセット
・CAT EYE サイクルコンピューター STRADA WIRELESS
ロード TO ロードバイク Vol.05
ロードバイク自作の記録「ロードTOロードバイク」も第5回を迎えました。
今回はタイヤのはめ込みに挑戦したいと思います。
今まで順調にきていたバイク自作ですが、まさかここに来て悪夢が待っていようとは・・・
詳しくは本編で!
今回使うタイヤは「MICHELIN PRO3デジタルブルー」です。
海外通販「Wiggle」にて購入(新品なのに日本で買うより半分くらい安い!)
ヤフオクにて購入(中古です。)
さてこのタイヤ、色々調べると中々の手ごわい曲者らしい。
相性があってとても入れづらいホイールがあるとの事。
なになに・・・特にフルクラムは地獄だと・・・ん?
えーーー!
偶然ですが、自分選んだホイール「フルクラム」なんですけど!
で、特にレーシング7とレーシング5はやばいと・・・
ふーん、まあそうは言ってもどうにかなるでしょと思い、気を取り直して作業開始です。
片側一周はまったら今度はチューブを入れていきます。
※ちょっとだけ空気を入れておきます。
ぐるーっと一周はめていきます。
はめていきま・・・
解りますでしょうか?写真左側にきたところでタイヤがきつくなり、まったく入らないです。
実はこのタイヤ、リムにはめる為のワイヤーが入っておりまして、それが伸びないものなので、
最後の方になると、はめようとしてもリムに引っ掛かってしまい、うんともすんとも言わなくなります。
さあ困りました。
調べると力づくで行けば何とかなるとの事。
そうならばと、タイヤを引きちぎらんばかりの花山薫
ばりの侠立ちパワーで、引っ張るが入りません・・・
※やっぱり車のタイヤ手で引きちぎるのは人間業じゃねぇっす。
あれこれ悪戦苦闘の末1時間が経過・・・もう汗だくです。
半ば諦めかけた時、工具箱に目をやるとそこには「タイヤレバー」が。
タイヤレバーはタイヤを交換するときに、ホイールからタイヤをはずすために使うのですが、
実ははめる時も使えます。ただ、自転車の世界では禁断の技とされていて、あまり使用を勧めていません。
※うまくやらないと中のチューブを傷めてしまうし、ホイールリムを傷つけ易いようです。
しかしながら、これじゃあ作業できないので、テコの原理を使いタイヤレバーで、思い切っていきました。
「バキッ!」っといやな音と共に見事はまりました!※あの音何なんだろう・・・
※チューブがはまったタイヤに挟まれてないか注意します。
コレを前輪・後輪2つやらなきゃならないのにはゲンナリしましたが、気合入れて2度目もチャレンジ。
やはり同じ場所でつっかかり、同じ手を使いました。
「バキッ!」
・・・やっちまいました。
ここでタイヤレバーが力に耐え切れず無念のリタイア・・・
レバーは3本セットなので残りのレバーで入れました。
ようやく前輪・後輪を入れて一息。いやー苦労しただけあって達成感あります!
いや、今回は非常に手を焼きました・・・
最初の格闘で親指の腹が痛いっすしばらく治らなそう・・・
今回の組み合わせ「フルクラム+ミシュランPRO3」かなりやばいです。
初心者には間違いなく「オススメできない!」と言えるでしょう。
何度かやれば慣れますかね?経験者の方、何か良いコツがあったら教えてください!
番外編
今回は後輪をはずしましたので、すでに装着してしまっていた「カセットスプロケット」について少しだけ。
リアの変則をつかさどるカセットスプロケ(シマノ アルテグラ10速)
トルクがかけやすいように大き目のモンキーレンチで締めこみます。
この様に自転車の工具にはそのためだけにしか使わない工具がいくつかあります。
今回使用した工具たち
今回取り付けたパーツたち
・Fulcrum: Racing 5 Evolution クリンチャー 2010
・シマノ アルテグラ カセットスプロケット CS-6700 12-25T
参考書