アメリカに来てから知り合った人で、


自分とは何かと意見が分かれる人がいました。


出会った頃は、その人の発言に対して驚きながらも


「その発想はなかったなぁ〜」と感心していた気がします。


でも、親しくなるにつれて、少しずつ垣間見えるようになった本性に、


何か嫌だな、と思ってしまった。


「どうしてそんな考えになるんだろう?その発想、私にはない」とネガティブな方向に思うようになっていました。


人それぞれ、違う考えがあって当たり前。


でも、ここアメリカでの狭い人間関係。


日常的に会話する日本人は数人程度。


「自分の意見」と「その人の意見」は一対一の重みを持ち、


間違っているのは自分なんじゃないか?


私がおかしいのかな?


と悩むようになっていました。





そしてある日、私がしたことに対して、その人からはっきりと否定されたことがありました。


簡潔に言うと、その人の子供にプレゼントをサプライズであげたことに対して、「事前に言って欲しかった」と嫌悪感をむき出しにして言われました。何がその人をそこまで不快にさせたのか。まさに私の発想にはなかった反応でした。


その日から、その人の言葉は呪文のように頭から離れなくなり、


良かれと思ってしたことが、こうも悪い結果になってしまったことに対しての戸惑いと、後悔でいっぱいでした。


そして、他の人と接する時も、自分の言動が相手を不快にさせてしまうんじゃないか?と怖くなってしまいました。


その人とはそれ以来距離を置くようになりました。


離れたいと薄々思っていたので、結果的には良かったと思います。


でも、モヤモヤが晴れることはなく、胃の不調は一向に治る気配がない。


そんな時、日本の医師と医療相談をする機会に恵まれました。


胃の不調の原因だと思う、とその人のことを少し話したら、


先生は「今お話している感じからして、おもちさんが常識を外れた人だとは思えない。あなたは間違っていないと思います」と言って下さいました。
そして、


「そして、私の経験上、そういう相手を深刻に悩ませるような発言をする人は、自分が言ったことをほとんど覚えていないですよ」とも。


多くの患者さんに対していつも言う事なのかもしれないけれど、


先生の言葉にとても救われました。


そして、その人は自分が言った事を覚えていないだろうというのも、まさに「その発想はなかった」ことでした。


もしその人が、忘れているなら、私ももう忘れよう。


ふっと、気が軽くなりました。


約2ヶ月、悶々としていましたが、


気を取り直して、以前のようにアメリカ生活をエンジョイしようと思います爆笑






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