シルク2021年度募集馬分析第6弾(50~60) | バッタの一口馬主データ分析室

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私を楽しむ。それが競馬。

 はじめに

 メインの出資クラブであるシルクホースクラブの2021年度募集馬全頭診断をやっていきたいと思います。
 期待値評価はS、A+、A、B+、B、C+、C、D+、D、E+、E、Fの12段階です。

 評価は、事前に基準を決め、機械的に出しています。

 そのため、自分の評価と齟齬が生じる場合もあり、その場合は【総評】に記載します。

 管囲横の括弧内の数字は過去に記事にした標準管囲からの差です。

 

 

 あくまで私個人の評価です。

 『私を楽しむ。(それが競馬)』という昔のJRAのキャッチコピーのとおり、皆さんそれぞれの一番があるはずなので、皆さんの一番を大切にしていただければと思います

 

 

 
 

 

 評価一覧(シルク50~60)

シルク50 チャーチクワイアの20 牡 期待値B+
シルク51 グリューネワルトの20 牡 期待値D
シルク52 サルタートの20 牝 期待値E+
シルク53 シャンブルドットの20 牝 期待値F
シルク54 ヴァフラームの20 牡 期待値C
シルク55 プラウドスペルの20 牝 期待値C
シルク56 アルジャンテの20 牡 期待値B+
シルク57 ブレッシングテレサの20 牝 期待値D+
シルク58 ユードントラヴミーの20 牡 期待値C+
シルク59 ローズウィスパーの20 牝 期待値C
シルク60 プチノワールの20 牝 期待値D

 

 

 

 個別評価(シルク50~60)

シルク50 チャーチクワイアの20

 牡 父モーリス
 予想馬体重520kg 管囲21.5cm(+0.49)
 4000万円(一口8万円) 期待値B+

【馬格】馬格充分で、管囲も安心

【母能力】マイルで4勝。混合準オープンで2着、3着があり、競争能力はかなり上位。

【血統・牝系】母母は3勝以上の馬を4頭出す優秀な繁殖成績でさらにさかのぼれば重賞馬も複数いるなかなかの活力のある牝系。

【繁殖成績】ここまでは2頭続けて未勝利と期待外れ。

【総評】人気はないが買えると思っている馬の一頭。確かにここまで仔が未勝利と繁殖成績は物足りないが、まだ2頭しか走っておらず、母の競争能力はたしかで馬格も十分なここで一発でてもおかしくない。

 

 

シルク51 グリューネワルトの20

 牡 父モーリス
 予想馬体重510kg 管囲20.9cm(+0.13)
 5000万円(一口10万円) 期待値D

【馬格】馬格ベストで管囲もOK

【母能力】芝1800mで未勝利を抜けるも、その後は短距離を使い、芝1000mで2勝目。降級後の1勝クラスで頭打ち。まあまあ。

【血統・牝系】近親にG2勝馬がいるも、他は特筆すべき馬はおらず。

【繁殖成績】0勝、1勝、6勝(ディアンドル)、2勝、0勝。アイルハヴアナザー、トゥザワールドという決して主流とは言えない種牡馬で勝鞍をあげており、母としての能力は高い。

【総評】兄弟重賞馬(G1を除く)の後追いは基本的に期待値が低い。価格はディアンドルでかなり引き上げられている感がある。いい馬だとは思うが期待値的にはどうか。

 

 

シルク52 サルタートの20

 牝 父モーリス
 予想馬体重460kg 管囲18.6cm(-1.01)
 2000万円(一口4万円) 期待値E+

【馬格】やや小さく、管囲はかなり心配。

【母能力】ダート短距離を2勝で、降級後の1勝クラスで頭打ち。ぼちぼち

【血統・牝系】シルクプリマドンナ、パフォーマプロミスがいる牝系でかなり活力はある。芝短距離で期待したい。

【繁殖成績】初仔

【総評】この牝系にモーリスで2000万円は安いが、馬格、管囲に不安が大きく、おすすめはできない。

 

 

シルク53 シャンブルドットの20

 牝 父キズナ
 予想馬体重462kg 管囲19.8cm(+0.15)
 2800万円(一口5.6万円) 期待値F

【馬格】やや小さい。管囲は許容範囲。

【母能力】3歳未勝利でデビューし、惨敗で引退。競争能力は低い。

【血統・牝系】母母はイルシーヴウェーヴ(仏1000ギニー勝馬で、アドマイヤビルゴの母)を出したほか、ブラックタイプを数頭出すなどかなり活力のある牝系。母父は欧州米国両方の芝、主にマイルで活躍馬を輩出するジャイアンツコーズウェイ系(ストームキャット系)。芝のマイル前後が主戦場か。

【繁殖成績】初仔

【総評】ディープインパクト・ストームキャットクロスのダブルニックス。母は牝系は悪くないが、日本での競争成績はからきしで、そもそもの能力に疑問。唯一のキズナ産駒だが、少し手を出しづらい。

 

 

シルク54 ヴァフラームの20

 牡 父ドゥラメンテ
 予想馬体重464kg 管囲19.6cm(-0.1)
 4000万円(一口8万円) 期待値C

【馬格】馬格はやや物足りない。

【母能力】母はハービンジャー産駒の芝中長距離5勝馬で、準オープン勝馬。マーメイドS4着など重賞でも好走。競争能力は相当高い。

【血統・牝系】やや遠いものの、3代母からはアドマイヤムーン、4代母の派生からはエフフォーリアが出ており、なかなかの牝系。

【繁殖成績】初仔

【総評】ドゥラメンテは条件が揃わなければ買いづらいというのは関東馬の項でも述べたとおり。母の能力は高いが、初仔で馬格に不満というのが。

 

 

シルク55 プラウドスペルの20

 牝 父ドゥラメンテ
 予想馬体重482kg 管囲19.5cm(-0.62)
 3000万円(一口6万円) 期待値C

【馬格】馬格ベスト。管囲はあと一歩で、つなぎの角度も気になる

【母能力】ケンタッキーオーク、アラバマSという牝馬G1としては文句なし一線級のレースを勝利。

【血統・牝系】ゴリゴリの米国ダート血統。ブラックタイプも多く、活力のある牝系。

【繁殖成績】米国時代の産駒がリステッド勝ち、日本での産駒も5勝4勝2勝1勝と素晴らしい繁殖成績。

【総評】ドゥラメンテはコルトサイアーの疑いがあり、現状牝馬はいきづらいが、3000万円でこの血統はかなり安く、ドゥラメンテ産駒ならダントツでこの馬。

 

 

シルク56 アルジャンテの20

 牡 父ルーラーシップ
 予想馬体重478kg 管囲20.2cm(+0.17)
 3500万円(一口7万円) 期待値B+

【馬格】ベストに近い馬格。管囲も十分。

【母能力】芝1400~1600mで4勝し、準オープンでも3着、4着とシルクの中ではかなり上位の競争能力。混合準オープンは牝馬限定重賞とさほどレベルは変わらない。

【血統・牝系】ブラックタイプは薄く、比較的地味な牝系。

ルーラーシップと短めの距離適性の母という組み合わせは〇

【繁殖成績】初仔

【総評】馬格、母能力、血統構成と欠点の少ない優等生。抽優候補。

 

 

シルク57 ブレッシングテレサの20

 牝 父ルーラーシップ
 予想馬体重458kg 管囲19.4cm(-0.16)
 1600万円(一口3.2万円) 期待値D+

【馬格】やや小さい。

【母能力】新馬2000mで勝利も、その後は短距離で1勝して、2勝クラスで頭打ち。能力はぼちぼちか。

【血統・牝系】母母アドマイヤテレサは、自身も5勝しただけでなく、重賞馬2頭、リステッド馬1頭を輩出した名牝。母は血統的にはかなりの長距離血統でルーラーシップとの組み合わせなら芝長距離に出そう。

【繁殖成績】初仔

【総評】これは安い。馬格に不満が残るが、牝系の活力は十分で、1600万円なら期待値はもっと高くていい。Bぐらい。

 

 

シルク58 ユードントラヴミーの20

 牡 父キンシャサノキセキ
 予想馬体重542kg 管囲21.7cm(+0.18)
 2000万円(一口4万円) 期待値C+

【馬格】ややでかすぎるが、管囲は十分。

【母能力】未出走。

【血統・牝系】3代母から多くのブラックタイプ、母からも複数のブラックタイプと活力のある牝系。この馬格ならダートで使いたいが、母はばりばりの欧州芝血統。

キンシャサノキセキ産駒は、ダート血統との組合わせ(特にミスプロ系)が賞金獲得上位に並び、母父ガリレオ系はあまり好感はもてない。

【繁殖成績】初仔(父デインヒル系欧州芝血統)はダートの長めの距離で1勝。2勝目は現状厳しそうだが、初仔で日本の馬場に合わない種牡馬での勝利と考えれば悪くない。

【総評】母は未出走だが、牝系は活力十分。キンシャサノキセキの好配合パターンからは離れているが、2000万円なら悪くない。

 

シルク59 ローズウィスパーの20

 牝 父キンシャサノキセキ
 予想馬体重474kg 管囲20.5cm(+0.57)
 1800万円(一口3.6万円) 期待値C

【馬格】標準的な馬格、安心の管囲

【母能力】母は未勝利を抜け出すのに時間をかけたが、その後、芝中距離で1勝、2勝クラスを突破。準オープンで頭打ちも、能力は十分。

【血統・牝系】大失敗種牡馬ワークフォースが邪魔だが、バラ一族の傍流で牝系の活力は十分。

キンシャサノキセキ産駒は、ダート血統との組合わせ(特にミスプロ系)が賞金獲得上位に並び、母父ワークフォースはあまりいいとは思えない(母父ワークフォースでいいと思える種牡馬ってなんだって話はありますが。)

【繁殖成績】初仔

【総評】配合的に微妙。バラ一族にしては安く、母の能力も悪くはないのでそこに魅力を感じるなら買える。

 

 

シルク60 プチノワールの20

 牝 父キタサンブラック
 予想馬体重470kg 管囲19.4cm(-0.44)
 3000万円(一口6万円) 期待値D

【馬格】標準的な馬格、やや小さい管囲。

【母能力】不出走

【血統・牝系】3代母からの派生でブラックタイプ複数。それなりに活力のある牝系。

【繁殖成績】母15歳時の仔。ここまで0勝、G1馬(ローブティサージュ)、0勝、3勝、2勝、4勝、1勝、1勝と優秀。

【総評】母高齢のリスクとキタサンブラックがどうか。繁殖成績は一流で、ここ最近は牝馬でも募集4000万円を超えていたので3000万円をお買い得と見るなら買える。

 

 

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