ザ・ビートルズ(The Beatles)の日本公演日に合わせたかのように,昨年7月初にリリースされた ザ・ビートルズの日本(武道館)公演 2日目に当たる 7月1日の映像のリマスター版 『 Budokan 1st July 1966 : 2020 Remaster (No Label) 』.
 正直,このリマスター版の映像には驚きましたが,今回リリースされたのは,初日に当たる 6月30日のリマスター版 『 Budokan 30th June 1966 : 2020 Remaster (DVD) 』 なのです.
 正直,私的には 『 Budokan 1st July 1966 : 2020 Remaster (No Label) 』 がリリースされた時のインパクトが大きかったので,今回は前回よりインパクトは少ないですが,このリマスター版のリリースは有難いです.

 メーカー情報では
 『ビートルズ来日公演映像の究極の集大成である「LIVE AT BUDOKAN 1966 DEFINITIVE EDITION」は大好評のうちにSold Outとなりましたが、その後7月1日公演の映像に関しては衝撃のアッパー版「BUDOKAN 1ST JULY 1966 2020 REMASTER」が登場。
 1966年7月1日の夜に放送されたバージョンを復刻させ、日本中がテレビに食い入ったあの夜を疑似体験させてくれる画期的な映像として現在もベストセラーを続行中です。このように7月1日に関して文句なしの決定版がリリースされた一方「LIVE AT BUDOKAN~」のSold Outによって6月30日映像の方だけ置き去りとなってしまったままでした。
 これでは片手落ち甚だしい…というだけでなく、単に「LIVE AT BUDOKAN~」を買いそびれてしまったマニアから「6月30日も改めて出してもらえないだろうか?」という声が寄せられたのは当然でしょう。そこで数か月前の「BUDOKAN 1ST JULY 1966 2020 REMASTER」に続き、今回は6月30日映像の「2020 REMASTER」バージョンが限定プレスDVDにてリリースされます。

 今回のリリースですが、コンサート本編の映像は前座のパートも含めて前回と変わりはありません。ですが、単体リリースによって前回よりもディスクの収録時間が短くなった分、高ビットレートでの収録が可能となり、そこに加えて最新技術でノイズリダクションを施したことで前回のバージョンに散見されたブロックノイズが軽減されています。これはリンゴが捉えられたアングルで彼の叩くシンバルの動きなどを見れば、そのアッパー感を理解してもらえるかと。
 話は前後しますが、オープニングのビートルズ到着からキャピトル東急への投宿、そして武道館に出陣までの映像に関しても編集し直しています。「LIVE AT BUDOKAN 1966 DEFINITIVE EDITION」で見られた四分割の映像などはカット、あるいは「BUDOKAN 1ST JULY~」の方に移植した首都高を走る映像もカット。全体を通して今回はストレートな流れの映像編集に組み直し、また記者会見をディスクの最後に配置することでライブ映像ソフトとして見やすい仕上がりにもなっています。
 ここまでの編集コンセプトからも察してもらえるかと思いますが、正に集大成であった「LIVE AT BUDOKAN~」の6月30日パートと比べると初心者でもとっつきやすい仕上がりだとも。

 コンサート後に登場するABCニュースの映像も「LIVE AT BUDOKAN~」で見られたものですが、今回はジェネレーションの若くなったアッパー版映像を入手。そちらに差し替えた結果、若干ではありますが映像の輪郭がシャープになっており、前回のボヤけた印象が緩和されています。この映像の前には羽田空港から離日するビートルズの映像を付け加えていますが、これは「LIVE AT BUDOKAN~」にあって「BUDOKAN 1ST JULY~」にはなかったもの。この映像の収録に際しても編集し直し、空港の検問といったビートルズが写らない場面に関しては敢えてカット。この点でも初心者にもとっつきやすい仕上がりの映像集となっています。
 反対に今回のリリースで初めて付け加えられたのが昭和感たっぷりな我が国のニュース映像。ここではニュース映像だけにビートルズよりも周囲の映像が多く登場するのですが、例えば彼らの来日に反対していた集団の姿だけでなく、彼らが撒いたビラを回収する警察、あるいは公道でビートルズの乗った車が通るところを一目見ようと集まった女の子の姿などが微笑ましい。
 こうしてマニアックな映像もしっかり網羅しているにもかかわらず、それでいてコンパクトにまとまった仕上がりは初心者からマニアまで楽しめる6月30日映像の新たな決定版。もちろん「LIVE AT BUDOKAN 1966 DEFINITIVE EDITION」をお持ちの方でも楽しめる仕上がり。そして言うまでもありませんが「BUDOKAN 1ST JULY 1966 2020 REMASTER」と是非セットでお持ちください!

 ・1時間ほどに再編集する事で高ビットレートで収録

 ・頭の羽田空港~武道館会場入り→ ビートルズが写っているシーンに絞り再編集

 ・本編→ 7/1トールケース版と同じくノイズリダクション処理を行いブロックノイズ軽減

 ・公演後→ 7/1トールケース版未収録の7/3羽田空港のシーンも加えて再編集

 ・ABCカラーフィルム→ 前作より若干テープジェネレーションの若いアップグレードソースに差し替え

 ・毎日ニュース→ 新規収録』

Budokan 30th June 1966 : 2020 Remaster (No Label)
 
 Live At Budokan,Tokyo,Japan 30th June 1966
 PRO-SHOT COLOUR/B&W NTSC Approx.62min.
 [UPGRADE]
 

   1. Introduction
   2. Opening Act #1
   3. Opening Act #2
   4. Opening Act #3

   5. MC
   6. Rock And Roll Music
   7. She's A Woman
   8. If I Needed Someone
   9. Day Tripper
   10. Baby's In Black
   11. I Feel Fine
   12. Yesterday
   13. I Wanna Be Your Man
   14. Nowhere Man
   15. Paperback Writer
   16. I'm Down

   17. Departure From Haneda Airport
   18. ABC News Unedited Footage
   19. Newsreel
   20. Press Conference
   TOTAL TIME (61:48)

 
 ※) オフィシャル映像なので,ブロックされたら削除しますので悪しからず.

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#2020-12-22