ビートルズ(The Beatles)の11作目のスタジオ・アルバムであり,ビートルズにとって最後のレコーディング作品でもある 『 Abbey Road (アビー・ロード) 』.
 1969年9月にリリースされた『 Abbey Road (アビー・ロード) 』は,21作目の 『 Let It Be (レット・イット・ビー) 』 が1970年5月にリリースされていることから 「 ビートルズの最後のアルバムではない 」 とも言われていますが, 『 Let It Be (レット・イット・ビー) 』 収録の殆どの曲が,この 『 Abbey Road (アビー・ロード) 』 の前にレコーディングされていたものであり,ジョン・レノン(John Lennon),ポール・マッカートニー(Paul McCartney),ジョージ・ハリソン(George Harrison),そして リンゴ・スター(Ringo Starr)がバンドとして共にレコーディングした最後のアルバムなのです.

 巷では先日リリースされた,この 『 Abbey Road (アビー・ロード) 』 の 50周年記念エディションが話題を呼んでいますので,オリジナル・ステレオ・ミックス(日本製オープンリールよりダイレクトにデジタル化)のブートを購入(笑)

 それにしても,恐ろしい程の売れ行き!
 リリース告知 3週間で 320枚売っています.
 「 10/21 ★ビートルズ「ABBEY ROAD: ORIGINAL JAPANESE REEL-TO-REEL」のナンバー入りシール・ステッカー付きは完売致しました。お問合せ多数の為、急遽20セット(No.321~340)を用意させて頂きました。

 メーカー情報では
 『ロック史上に輝き続ける大名盤「Abbey Road」のオリジナル・ステレオミックスが、日本製オープンリールよりダイレクトにデジタル化した超ド迫力の高音質音源で登場です!

 先週末の音楽界の話題をかっさらってしまった感のあるビートルズの「ABBEY ROAD」。
 今回のリリースで新たなミックスのバージョンがリリースされた一方で、1969年オリジナルのステレオ・ミックスに関しては今年で十周年を迎えた、所謂09年リマスターが決定版とされてきました。実際に十年前のリマスターは待望という言葉がぴったりであり、リリース当初の盛り上がりをリアルに覚えておられる方も多いのでは。

 こうして十年が経過した今、リマスターの出来にはアルバムによって若干のばらつきがあったように思えます。何と言ってもリリース当初から悪名高かったのが「A HARD DAY’S NIGHT」のタイトル曲。イントロが始まってから数秒間ほど音がこもるというマスタリング・ミスがそのままリリースされてしまい、十年が経過した今でも訂正されることなくリリースされ続けているというオフィシャルにあるまじき放置プレイ。もちろん全体的には見事な完成度の09年リマスターだったのですが、そうした粗がみられたのも事実かと。

 アルバム「ABBEY ROAD」に関しては、元々がビートルズのアルバムの中でも飛び抜けて落ち着いた、まろやかな音質で録音された洗練された名作です。それ故に日本だけで独自にビートルズのCD第一号がリリースされたものの、あえなく回収となってしまったのは有名な話。一方09年リマスターではこのアルバム特有のまろやかさを尊重した仕上がりとなっていて、先週末リリースのオフィシャルにおいてポールとジョージの役割分担が確定したベースの存在感が特に際立つ仕上がりとなっていました。

 それは裏を返せば低音が目立つあまりモコモコとした仕上がりだというきらいもあり、私自身は09年の丸びを帯びた仕上がりも好きですが、確かにオリジナルのUK盤LPや日本独自のプロユース盤、そして高音質LP入門編とも言うべきモービル盤それぞれで感じられた、あのアルバムの繊細な音の響きが09年から感じられなかったように思われます。それらのLPに近い繊細さをCDバージョンさで感じさせてくれたのは、意外にも先の回収国内盤だったかもしれません。

 こうした状況の中で今週衝撃の限定プレスCDリリースが実現する新たな「ABBEY ROAD」、それは当時の日本においてオープンリールでリリースされていたバージョン。本アルバムに限らず、1960年代から70年代にかけて様々なロックのアルバムがオープンリール・テープというフォーマットでリリースされていたものです。個人的な話になりますが、私の親戚もレコードやカセットでなくオープンリールで様々なアルバムを所有しており、それを再生するデッキまでもちろん装備していました。つまり70年代にはオープンリールで再生するという行為がさして珍しいものではなかったということ。

 そして驚くべきはその音質。先に挙げたLPなどと同様に「ABBEY ROAD」本来の繊細な音の響きを見事に捉えており、今回はこのCDのためにRevoxのオープンリールデッキを使用しミント・コンディションのリールから丁寧にデジタル化したものを元にプレスCDへと封じ込めました。もちろん余計なイコライズなど一切加えていないことを約束しますし、それは聞いていただければ一目瞭然。

 そうなれば是非とも聞き比べていただきたいのですが、もう音の質感は09年リマスターとまるで違う。端的に言って09年より高音質。これを聞いてしまうと、09年リマスターがどうにもモコモコとした音質に聞こえてしまうのでは。今回のオープンリール・バージョンはそうした違和感が一切なく、それこそ一皮むけたような鮮度とクリアネスに驚かされることでしょう。例えばポールの「Maxwell's Silver Hammer」などを例に挙げると、ジョージが弾くベースが09年リマスターですと迫力がある一方でブリブリと響きすぎたのに対し、こちらはずっと自然なバランスとクリアーな状態で聞けるというのが魅力的。更にはこのアルバム一番の聞き所である「Golden Slumbers」以降のメドレーも、LPでは内周にカッティングされてしまったことで当時の技術的にもどうしても歪みを避けるために低音域と音量を下げざるを得なかった問題がありましたが、オープンリールではそんなことはお構いなしに大迫力で聞かせてくれるのです。これは本当に是非オープンリール音源で体験いただきたい。

 もちろん09年リマスターもアナログ感が生かされた仕上がりではありましたが、それを軽く上回る自然なアナログ感、さらにアルバムから本来感じられた音の繊細さと広がりも見事に封じ込められた新体験「ABBEY ROAD」。先週末のニュー・ミックスからオリジナルへと戻りたくなった時、CDで本来のアナログ感やクリアネスがたっぷり味わえる衝撃のオープンリール・バージョンを是非お試しください!

 ★ネット音源ではなく独自にリールからデジタル化したソース。
 現行の09年リマスターより格段に高音質です。イコライズなどは一切していません。マニアの方々はこの音質には大いに驚かれると思います。』

Abbey Road: Original Japanese Reel (No Label)
 
 Reel-To-Reel, 7 1/2 ips, 4-Track Stereo
 [東芝音工 PXA-5031]

   1. Come Together
   2. Something
   3. Maxwell's Silver Hammer
   4. Oh! Darling
   5. Octopus's Garden
   6. I Want You (She's So Heavy)
   7. Here Comes the Sun
   8. Because 
   9. You Never Give Me Your Money
   10. Sun King 
   11. Mean Mr. Mustard
   12. Polythene Pam
   13. She Came in through the Bathroom Window
   14. Golden Slumbers
   15. Carry That Weight
   16. The End
   17. Her Majesty
   TOTAL TIME (47:26)

 ※) 音源がオフィシャルなので貼り付けませんが悪しからず.
 2009年のリマスターは聴いた事が無く,今回の50周年記念エディションも未購入なので比較はできないのですが,本作は非常に高音質です.

[参考]
THE BEATLES REVISIT ABBEY ROAD
  With Special Anniversary Releases



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#2019‐10‐02