8月29日（木）は，御茶ノ水にある老舗 Jazz House NARU（ナル）にて行われた m.s.t.（エム・エス・ティー）のライヴへ．
m.s.t. は 「 Make the Scenery Tune ～ 景色に色を ～ 」 をコンセプトに活動しているピアノの 持山翔子さんと，ベースの 小山尚希さんによるユニットで，その時のライヴに合わせてサポートに色々な楽器を入れるのですが，この日はドラムに 山内陽一朗さん，パーカッションに 山下あすかさん，フロントにサックスの 加納奈美さんを迎えてのライヴ．
この会場での m.s.t. のライヴは，今年3月14日（木）以来 5ヵ月振り．
ここでのライヴは 45分× 3セットの関係もあり，自ずと終演時間は遅くなりますが，演奏時間自体が長くライヴを堪能できます．
因みにこの日は 75分× 2セット予定．
お店には事前に予約を入れていたものの，19時30分までに来店しないとキャンセル扱いとなってしまうので時間的に少々焦ります（笑）
辛うじて 19時15分前後に会場到着．
受付をして案内された席へ．
そして注文（笑）
1st Set は，ピアノ・トリオの編成で "Predawn"（"プリドーン"）がオープニングを飾ります．
そして待機していたパーカッションの 山下あすかさんが加わり "Time Of Doze"（"タイム・オブ・ドーズ"）．
更にサックスの 加納奈美さんが加わって "夢" が演奏されます．
MC では 「 白黒のシベリアンハスキーに追いかけられ，逃げたが壁でもう逃げられない 」 という夢の話をしていました．
何れも最新アルバム 『 BEST （ベスト） 』 収録曲ですが，録音時の編成とは異なっています．
そしてアルバムには未収録で最近のオリジナル "ピノ"
この "ピノ" は，桜新町にある NEIGHBOR のスタッフの可愛い愛犬（ヨークシャー・テリア）の名前．
ここで 加納奈美さんと 持山翔子さんのデュオで ミュージカル映画 『 The Wonderful Wizard of Oz （オズの魔法使い） 』 の劇中歌："Over The Rainbow"（"オーヴァー･ザ･レインボー"）が演奏されます．
一旦 ピアノ・トリオになって "Interlude"（"インタールード"）を演奏．
この "Interlude"（間奏の意味） は初めて聴きましたが，MC では 「 フル・アルバムの間にレコーディングしたが，世に出していない曲 」 とも言っていたので，多分 4月22日リリースの 『 BEST （ベスト） 』 と 11月13日リリースの 『 Days （デイズ） 』 の間にレコーディングしたものなのでしょうか．
再度，フル・メンバーのクインテット編成で 『 BEST （ベスト） 』 の 1st トラックに収録されている "Carnival"（"カーニヴァル"）
そして 11月13日リリース予定の 『 Days （デイズ） 』 のタイトル・チューン："Days"（"デイズ"）を演奏し 1st Set を締め括りました．
2nd Set は 『 BEST （ベスト） 』 収録で，ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン（Ludwig van Beethoven）作曲の "悲愴"（"Grande Sonate pathétique"）の第二楽章の m.s.t. アレンジ・ヴァージョンからスタート．
この "悲愴" は，昨年 5月5日の 『 ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018 』 に出演した時に演奏された曲で，確か当時の MC では 「 このイベントが切っ掛けでアレンジした曲 」 とも言っていました．
因みにこの時には 「 "悲愴" は 第一楽章～第三楽章まであるが，第一楽章と第三楽章は非常に暗く，第二楽章は多少明るいので選択した 」 とも言っていました．
続けて ロイ・ハーグローブ（Roy Hargrove）作曲の "Strasbourg St. Denis"（"ストラスブール・サン・ドゥニ"）
つい先日（8月22日）の 『 m.s.t.の "PLAY LIVE" TV !! Vol.8 』 でも演奏されたボサノヴァの名曲で アントニオ・カルロス・ジョビン（Antonio Carlos Jobim）作曲の "One Note Samba"（"ワン・ノート・サンバ"）が演奏されます．
それにしても "Strasbourg St. Denis" が演奏されるのはレアですね．私的には昨年11月4日の Motion Blue Yokohama で初めて聴きました．
そして "One Note Samba" でのパーカッションとドラムでの掛け合いは最高でした．
ここで m.s.t. のお二人を除いて，他のメンバーが一旦ステージから下がります．
「 ふるさとの静岡の緑と風をイメージした 」 "緑と風" を折角グランド・ピアノがあるということから 持山翔子さんのピアノ・ソロで演奏．
ご本人も MC で 「 初めてソロで演奏する 」 と言っていました．
そして 小山尚希さんとのデュオで 「 茶畑に沈む夕陽 」 や 「 故郷の懐かしさ 」 をイメージして作った暖かい感じでゆっくり時が流れるような "Orange"（"オレンジ"）
デュオでの "Orange" は初めて聴いたかも知れません．
持山翔子さんが一旦下がり，代わりにドラムの 山内陽一朗さんとパーカッションの 山下あすかさんが入ってベース・トリオ編成で ザ・ビートルズ（The Beatles）の "Come Together"（"カム・トゥゲザー"）
この "Come Together" の導入部はハーモニックスを多用し，本編ではスラップ奏法を使用して演奏．m.s.t. のライヴでスラップ奏法を使用しての演奏はレアで限られます．
またドラムとパーカッションも良い味を出していました．
そして全員登場し，クインテット編成で 「 気合の入ったセッション曲が多い中で，ちょっとだけ癒し系のセッション曲を作りたいと思って作った曲 」 とも言っていたと思いますが，最近作ったオリジナル "レベル1"（"レベルいち"と発音していましたね）
この "レベル1" は 7月21日に菊名の カーボン山（桜山公園）にて行われた『 FOREST JAZZ Sunset LIVE！ 』 で演奏され，私的にはこの日が 2回目でした．
最後は，ライヴではセット・リストに組み入れられる確率の高い "羅針儀" で 2nd Set を締めくくりました．
アンコールでは 加納奈美さんを除いたカルテット編成で 「 ピアノの 88鍵を感じられるよう 」 にイメージして作った "Pianium"（"ピアニウム"）で，この日のライヴを締め括りました．
この日の "Pianium" の演奏は素晴らしかったです．
曲により編成を変えてソロ，デュオ，トリオ，カルテット，クインテットでの演奏と非常に m.s.t. を堪能できる内容．
レコーディングは行ったが世に出ていない曲と MC で言っていた "Interlude" も聴くことができたのもラッキーでした．
ライヴ終了直前に会計を終わらせていたので，ライヴ終了後の会計の列を横目に店を出ましたが，乗車した電車で乗り継いで最終的に終電一本前程度の電車だったかと．
[Member]
持山 翔子 ： Piano，Keyboards [m.s.t.]
小山 尚希 ： Bass [m.s.t.]
加納 奈美 ： Saxophone
山内 陽一朗 ： Drums
山下 あすか ： Percussion
[Set List]
1st Set
1. Predawn
2. Time Of Doze
3. 夢
4. ピノ (Pino)
5. Over The Rainbow
6. Interlude
7. Carnival
8. Days
2nd Set
1. 悲愴 - 第二楽章 -
2. Strasbourg St. Denis
3. One Note Samba
4. 緑と風
5. Orange
6. Come Together
7. レベル1 (レベルわん)
8. 羅針儀
[Encore]
9. Pianium
[参考]
11月13日全国リリース
[収録曲]
1. 弧を描く
2. Days
3. 渦
4. Dreams Yesterday
5. ピノ
6. Nocturne
7. 秋空
8. 幾何学模様
9. 第二の刺客
10. レベル1
11. COLORS
ライヴ会場限定販売
BEST （ベスト）
配信
Apple Music (BEST)
Spotfy (BEST)
[収録曲]
1. Carnival
2. 緑と風
3. 悲愴 - 第二楽章 - /Ludwig van Beethoven
4. ひだまり
5. 月
6. 光
7. Time Of Doze
8. Orange （BEST ver.）
9. Predawn （BEST ver.）
10. 夢
11. You Are Loved （KOTETSU ver.）
12. 羅針儀 （BEST ver.）
13. Pianium
* さくら （配信限定）
Time Of Doze
(タイム・オブ・ドーズ)
ArcusOrchestra
『 Visionarium 』
Pianium (ピアニウム)
緑と風
[関連記事]
「FOREST JAZZ Sunset LIVE! @ 菊名 桜山公園 2019-07-21」
「m.s.t. @ 日比谷音楽祭 （ステップ広場） 2019-06-01」
「m.s.t.の "PLAY LIVE" TV !! Vol.5 @ 桜新町 NEIGHBOR 2019-05-15」
「m.s.t. meets 井上銘 Vol.5 @ 桜新町 NEIGHBOR 2019-05-08」
「m.s.t. フル・アルバム 『 BEST 』 リリース記念 ライブ @ 六本木 C*LAPS 2019-04-22」
m.s.t. は 「 Make the Scenery Tune ～ 景色に色を ～ 」 をコンセプトに活動しているピアノの 持山翔子さんと，ベースの 小山尚希さんによるユニットで，その時のライヴに合わせてサポートに色々な楽器を入れるのですが，この日はドラムに 山内陽一朗さん，パーカッションに 山下あすかさん，フロントにサックスの 加納奈美さんを迎えてのライヴ．
この会場での m.s.t. のライヴは，今年3月14日（木）以来 5ヵ月振り．
ここでのライヴは 45分× 3セットの関係もあり，自ずと終演時間は遅くなりますが，演奏時間自体が長くライヴを堪能できます．
因みにこの日は 75分× 2セット予定．
お店には事前に予約を入れていたものの，19時30分までに来店しないとキャンセル扱いとなってしまうので時間的に少々焦ります（笑）
辛うじて 19時15分前後に会場到着．
受付をして案内された席へ．
そして注文（笑）
1st Set は，ピアノ・トリオの編成で "Predawn"（"プリドーン"）がオープニングを飾ります．
そして待機していたパーカッションの 山下あすかさんが加わり "Time Of Doze"（"タイム・オブ・ドーズ"）．
更にサックスの 加納奈美さんが加わって "夢" が演奏されます．
MC では 「 白黒のシベリアンハスキーに追いかけられ，逃げたが壁でもう逃げられない 」 という夢の話をしていました．
何れも最新アルバム 『 BEST （ベスト） 』 収録曲ですが，録音時の編成とは異なっています．
そしてアルバムには未収録で最近のオリジナル "ピノ"
この "ピノ" は，桜新町にある NEIGHBOR のスタッフの可愛い愛犬（ヨークシャー・テリア）の名前．
ここで 加納奈美さんと 持山翔子さんのデュオで ミュージカル映画 『 The Wonderful Wizard of Oz （オズの魔法使い） 』 の劇中歌："Over The Rainbow"（"オーヴァー･ザ･レインボー"）が演奏されます．
一旦 ピアノ・トリオになって "Interlude"（"インタールード"）を演奏．
この "Interlude"（間奏の意味） は初めて聴きましたが，MC では 「 フル・アルバムの間にレコーディングしたが，世に出していない曲 」 とも言っていたので，多分 4月22日リリースの 『 BEST （ベスト） 』 と 11月13日リリースの 『 Days （デイズ） 』 の間にレコーディングしたものなのでしょうか．
再度，フル・メンバーのクインテット編成で 『 BEST （ベスト） 』 の 1st トラックに収録されている "Carnival"（"カーニヴァル"）
そして 11月13日リリース予定の 『 Days （デイズ） 』 のタイトル・チューン："Days"（"デイズ"）を演奏し 1st Set を締め括りました．
2nd Set は 『 BEST （ベスト） 』 収録で，ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン（Ludwig van Beethoven）作曲の "悲愴"（"Grande Sonate pathétique"）の第二楽章の m.s.t. アレンジ・ヴァージョンからスタート．
この "悲愴" は，昨年 5月5日の 『 ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018 』 に出演した時に演奏された曲で，確か当時の MC では 「 このイベントが切っ掛けでアレンジした曲 」 とも言っていました．
因みにこの時には 「 "悲愴" は 第一楽章～第三楽章まであるが，第一楽章と第三楽章は非常に暗く，第二楽章は多少明るいので選択した 」 とも言っていました．
続けて ロイ・ハーグローブ（Roy Hargrove）作曲の "Strasbourg St. Denis"（"ストラスブール・サン・ドゥニ"）
つい先日（8月22日）の 『 m.s.t.の "PLAY LIVE" TV !! Vol.8 』 でも演奏されたボサノヴァの名曲で アントニオ・カルロス・ジョビン（Antonio Carlos Jobim）作曲の "One Note Samba"（"ワン・ノート・サンバ"）が演奏されます．
それにしても "Strasbourg St. Denis" が演奏されるのはレアですね．私的には昨年11月4日の Motion Blue Yokohama で初めて聴きました．
そして "One Note Samba" でのパーカッションとドラムでの掛け合いは最高でした．
ここで m.s.t. のお二人を除いて，他のメンバーが一旦ステージから下がります．
「 ふるさとの静岡の緑と風をイメージした 」 "緑と風" を折角グランド・ピアノがあるということから 持山翔子さんのピアノ・ソロで演奏．
ご本人も MC で 「 初めてソロで演奏する 」 と言っていました．
そして 小山尚希さんとのデュオで 「 茶畑に沈む夕陽 」 や 「 故郷の懐かしさ 」 をイメージして作った暖かい感じでゆっくり時が流れるような "Orange"（"オレンジ"）
デュオでの "Orange" は初めて聴いたかも知れません．
持山翔子さんが一旦下がり，代わりにドラムの 山内陽一朗さんとパーカッションの 山下あすかさんが入ってベース・トリオ編成で ザ・ビートルズ（The Beatles）の "Come Together"（"カム・トゥゲザー"）
この "Come Together" の導入部はハーモニックスを多用し，本編ではスラップ奏法を使用して演奏．m.s.t. のライヴでスラップ奏法を使用しての演奏はレアで限られます．
またドラムとパーカッションも良い味を出していました．
そして全員登場し，クインテット編成で 「 気合の入ったセッション曲が多い中で，ちょっとだけ癒し系のセッション曲を作りたいと思って作った曲 」 とも言っていたと思いますが，最近作ったオリジナル "レベル1"（"レベルいち"と発音していましたね）
この "レベル1" は 7月21日に菊名の カーボン山（桜山公園）にて行われた『 FOREST JAZZ Sunset LIVE！ 』 で演奏され，私的にはこの日が 2回目でした．
最後は，ライヴではセット・リストに組み入れられる確率の高い "羅針儀" で 2nd Set を締めくくりました．
アンコールでは 加納奈美さんを除いたカルテット編成で 「 ピアノの 88鍵を感じられるよう 」 にイメージして作った "Pianium"（"ピアニウム"）で，この日のライヴを締め括りました．
この日の "Pianium" の演奏は素晴らしかったです．
曲により編成を変えてソロ，デュオ，トリオ，カルテット，クインテットでの演奏と非常に m.s.t. を堪能できる内容．
レコーディングは行ったが世に出ていない曲と MC で言っていた "Interlude" も聴くことができたのもラッキーでした．
ライヴ終了直前に会計を終わらせていたので，ライヴ終了後の会計の列を横目に店を出ましたが，乗車した電車で乗り継いで最終的に終電一本前程度の電車だったかと．
[Member]
持山 翔子 ： Piano，Keyboards [m.s.t.]
小山 尚希 ： Bass [m.s.t.]
加納 奈美 ： Saxophone
山内 陽一朗 ： Drums
山下 あすか ： Percussion
[Set List]
1st Set
1. Predawn
2. Time Of Doze
3. 夢
4. ピノ (Pino)
5. Over The Rainbow
6. Interlude
7. Carnival
8. Days
2nd Set
1. 悲愴 - 第二楽章 -
2. Strasbourg St. Denis
3. One Note Samba
4. 緑と風
5. Orange
6. Come Together
7. レベル1 (レベルわん)
8. 羅針儀
[Encore]
9. Pianium
[参考]
11月13日全国リリース
Days （デイズ） |
[収録曲]
1. 弧を描く
2. Days
3. 渦
4. Dreams Yesterday
5. ピノ
6. Nocturne
7. 秋空
8. 幾何学模様
9. 第二の刺客
10. レベル1
11. COLORS
ライヴ会場限定販売
BEST （ベスト）
配信
Apple Music (BEST)
Spotfy (BEST)
[収録曲]
1. Carnival
2. 緑と風
3. 悲愴 - 第二楽章 - /Ludwig van Beethoven
4. ひだまり
5. 月
6. 光
7. Time Of Doze
8. Orange （BEST ver.）
9. Predawn （BEST ver.）
10. 夢
11. You Are Loved （KOTETSU ver.）
12. 羅針儀 （BEST ver.）
13. Pianium
* さくら （配信限定）
Time Of Doze
(タイム・オブ・ドーズ)
 |
ArcusOrchestra
『 Visionarium 』
Pianium (ピアニウム)
緑と風
[関連記事]
「FOREST JAZZ Sunset LIVE! @ 菊名 桜山公園 2019-07-21」
「m.s.t. @ 日比谷音楽祭 （ステップ広場） 2019-06-01」
「m.s.t.の "PLAY LIVE" TV !! Vol.5 @ 桜新町 NEIGHBOR 2019-05-15」
「m.s.t. meets 井上銘 Vol.5 @ 桜新町 NEIGHBOR 2019-05-08」
「m.s.t. フル・アルバム 『 BEST 』 リリース記念 ライブ @ 六本木 C*LAPS 2019-04-22」