僕はねぐせがつきやすい髪質らしく、あるいは風呂上がりに速攻で寝るせいもあるのか、小さい頃からねぐせのままうつっている写真が多い。
小学校卒業アルバムの個人写真も、はじめはねぐせ頭のままうつっていて、担任の先生から取り直し撮影を命じられた。今では懐かしい記憶である。(もちろん全体写真では、ねぐせのまま写っている。)
中・高生のころは、ラジオの基礎英語を聞きながら、濡れタオルをかぶり、寝癖をなだめるのが日課だった。
年をとるにつれ、寝癖も収束してきたのだが、それでもたまに爆発頭で目覚めてしまう。しかもそういう日にかぎって、朝早くから電車に乗らないといけないことが多い。そんなときどうするか。
まずは、本をにらみながら頭をポリポリとする仕草を意図的に増やす。これがやや効果的だ。
つぎに、適切な頻度で「あーっ」となんか難しい文章にあたって苦しんでいる風に頭をクシャクシャとやる。これでだいぶまぎれる。
そしてわすれてはならないのは、どれだけ電車の座席が空いていようとも座らずに、クーラーや扇風機の真下に行くことである。これで完璧。めでたく、ねぐせかどうかがあやふやになる。
ただし、万が一電車がすごい空いていて端っこの席に座れる場合には、迷わずに座る。端っこだと、肘掛けみたいなところに肘をついて、頬杖ならぬ頭杖ができるから、だいぶごまかせる確率があがるのだ。
髪っつうのは面白い。
髪で遊べるのは哺乳類多しといえども人間だけだろう。
そういえば、恐竜にはどうして髪が進化しなかったのだろうか?
もし化石に残ってないだけで、恐竜にも髪があったのかもしれないならば、一度は見てみたいものである。
