ユグノア城跡


ベロニカ:あっ! 見て!

ロウ:無事じゃったか ふたりとも。


マルティナ:ロウさま……。ご心配を おかけしました。
グレイグの襲撃を 受けましたが
なんとか 逃げきることができました。

ロウ:追っ手は やはり ヤツじゃったか。
グレイグには 確かめたいことが あったが
それには 及ばぬようじゃな……。
やはり 今のデルカダール王国には
魔物が はびこっておると見て
間違いないだろう。
はるか昔…… 栄華を誇った とある王国は
魔物が化けた奸臣によって 滅ぼされたという。
その魔物の名は……
ウルノーガ……!!
わしらは 長い旅の末
やっと その名前に 辿りついた。
そやつこそ はるか昔より 暗躍し続ける
邪悪の化身よ。おそらく 今のデルカダールも
その魔物が 牛耳っておるのじゃろう。
よいか 主人公よ。
この世に生きる すべての者たちのために
おぬしは ウルノーガと戦わなければならぬ。
邪神なき この時代に 勇者として
おぬしが生まれたのは そのために違いない。
……だが ウルノーガは 未知にして強大。
闇のチカラをまとった おそろしいヤツじゃ。
無策で ヤツに立ち向かうことは できまい。

セーニャ:闇のチカラ……。私 聞いたことがあります。
命の大樹には 闇のチカラをはらう
何かが 眠っていると……。
やはり お姉さま。
主人公さまを連れ
命の大樹に 行かなくては……。

ロウ:主人公よ。この枝を持て。
この虹色の枝は かつて 命の大樹の
一部であったもの……。
勇者のチカラを持つ おぬしならば
大樹への 道のりについて
何かを 知りえるやもしれぬ。

主人公は
虹色の枝を 受け取った!


カミュ:どうだ? 何か見えないか 主人公?


しかし 何も見えなかった。

ベロニカ:何も見えないって……その枝 ニセモノ!?
まさか あの情報屋に
ガセネタつかまされたってこと!?
ここまで 引っぱっといて……ありえないわ!

ロウ:ほっほっほ。まあ 仕方あるまい。
これからは わしと姫も同行し
命の大樹への行き方を 見つけるとしよう。

ロウ:よろしく頼むぞ 主人公よ。

ロウとマルティナが 仲間に加わった!
 



カミュ:うん? おい 主人公。枝が……

シルビア:ちょっと! なによ 今の!?
アタシにも 見えたわよ!

ベロニカ:天空に たたずむ祭壇……
あと 6つのオーブも見えたわね。

セーニャ:お姉さま!
もしや あの祭壇に 6つのオーブを捧げれば
命の大樹への道が 開かれるということでは!?

カミュ:すげえ……大樹への行き方が わかっちまった。
これが 大樹の枝のチカラか……。
ここまで探し求めてきたかいが あったぜ。

カミュ:今 見たオーブって コイツのことだよな……。
デルカダール城から盗んできた コイツに
そんな意味があったとはな。
オレには オレの使い道が あったんだが
そういう話なら これは お前にやるよ。
大事に使ってくれよな。


主人公は レッドオーブを受け取った!

マルティナ:ロウさま。売らなくて 正解でしたね。
仮面武闘会でもらった そのオーブ。

ロウ:うむ。あやうく 真の価値も わからず
路銀にかえるとこじゃったわい。
さあ 主人公よ。受け取るがいい。


主人公は イエローオーブを受け取った!

ロウ:祭壇のあった場所は 命の大樹の真下……
おそらく 始祖の森と呼ばれる秘境じゃろう。
主人公よ。道は 決まったな。
残り 4つのオーブを集め
始祖の森にある祭壇に 捧げるのじゃ。

セーニャ:残り 4つのオーブ……。
でも いったい どこから探せば……。

ベロニカ:オーブといえば 子供の頃
海底に沈んだオーブが あるって聞いたけど
そんなの 雲をつかむような話だしね……。

カミュ:とにかく 今は 手がかりがない。
世界中 くまなく回って
情報を集めるほか なさそうだな。

ロウ:うむ。世界中を くまなく回るには
まず ソルティコの町にある 水門を抜け
外海へと出るのが いいじゃろう。
ソルティコは ダーハルーネの町から
船で 北西へ進めば たどり着けるはずじゃ。
幸い ソルティコの町には ジエーゴという
知り合いの領主がおる。わしが頼めば
こころよく 水門を開けてくれるじゃろうて。

シルビア:………………。

ロウ:よし! それでは オーブ探しの旅に出るぞ!
ウルノーガを倒すため 6つのオーブを手に入れ
命の大樹への道を 開くのじゃ。
 



冒険ガイド ソルティアナ海岸にあるソルティコの町へ向かおう。
 

ソルティコの町


シルビア:あ! アタシ ちょっと 花摘みしてくるわ。
あっちに キレイな花畑が あったのよ~。
町の外で待ってるから 終わったら 終わったら呼んでね

ベロニカ:いったい どうしたのかしら。
シルビアさんったら 急に……。

ロウ:ジエーゴ殿は この町で
いちばん 大きな屋敷にいるぞ。
では 行くとしよう。

ロウ:そうそう。わしが ユグノアの前王であることは
ジエーゴ殿には 伏せてあるんじゃ。
バレると 何かと 面倒じゃからのう。
ここでは 旅人のロウとしておる。
そんなわけで そのように 話を合わせてくれ。
よろしく頼むぞい。



冒険ガイド ソルティコの町のいちばん大きな屋敷にいるジエーゴに会いにいこう。

セザール:これは これは ロウさま。
おひさしゅうございますな。
今日は お連れの方も お見えで……。

ロウ:セザール殿も お元気そうで なによりじゃ。
ところで ジエーゴ殿も
用があるんじゃが おるかのう?

セザール:あいにくですが ご主人さまは
デルカダール城に 剣術の講義に
出向いておりまして しばらく ご不在です。

ロウ:ふむ。それは 残念じゃのう。
各地の歴史や文化について ひさしぶりに
また 語り合いたかったんじゃがな。

セザール:ロウさまの見識に広さに ご主人さまは
感銘を受けておられました。ロウさまと
会える日を 楽しみにしておられましたよ。

ロウ:では 話は また次の機会にするとして
ジエーゴ殿が いないのであれば
代わりに セザール殿に頼むとしよう。
じつは さらなる見聞を広めるために
外海に出ようと 思っておってな。
水門を開けてほしいんじゃが 頼めるかのう?

セザール:もちろんで ございます。
他ならぬ ロウさまの頼みを断っては
私が ご主人さまに怒られてしまいますよ。
それでは 私が 水門を開けておきますので
皆さまは 船に乗って
水門の前で 待っていてくださいまし。

ロウ:かたじけないのう セザール殿。
ジエーゴ殿にも よろしく伝えてくだされ。

ロウ:おお 見ろ! セザール殿じゃ!
みんなで 礼を言うとしよう!

セザール:おや。あの方は……。

 

 

 

 

関連記事