鈴村健一さん&坂本真綾 さん ファミ通インタビュー

 

ザクエア 鈴村&真綾 インタビュー

 

 

 

 

 

 

 

 

出典元 週刊ファミ通 【2022年12月29日号 No.1776】【電子書籍】から一部抜粋しています

 

 

 ザックスは心の声もわりとダダ漏れなところが魅力的です

 

――ご自身のキャラクターについてはどんな印象をお持ちですか?

鈴村:ザックスはクラウドと対象的に明るいキャラクターですね。心の声もわりとダダ漏れなところが魅力的です。自分らしくいることを大切にしている人間性にとても憧れます。
 

 ザックスはエアリスにとって初めて本当に恋をした大事な人


――鈴村さんから見たエアリス、坂本さんから見たザックスの印象は?

鈴村:エアリスはちょっと不思議な子(笑)。というのは置いておいて、思ってることは明確にあるのに、言葉にするのが少しヘタなところが愛らしいです。

坂本:誰にとっても初恋の相手はいつまでも特別であるように、エアリスにとって初めて本当に恋をした大事な人。明るさの奥に寂しさを抱えているところが二人とも似ていて、もしかしてそこが共鳴するポイントだったのかなと想像しています。

 

 『FF』ファンの皆さんが結婚をとても温かく祝福していただいたので本当にうれしかったです


――エアリス役の坂本真綾さんとザックス演じる鈴村健一さんとのご結婚はゲームファンの中でも大きな話題となりました。

坂本:個人的にはキャラクターと声優の存在を同一視されるのは苦手なタイプですが、結婚を発表したときに「ザックスとエアリスが結婚したみたいでうれしい」といった『FF』ファンの皆さんからの反響が大きく、とても温かく祝福していただいたので本当にうれしかったです。とりあえず11年以上たったいまでも仲よくやっていますので、お祝いしてくださった皆さんを悲しませるようなことにならずよかったです。

 

 エアリスはすごく頭がいい


――坂本さんは『キングダムハーツ』(2002年発売)からエアリスを演じられてきました。そのあいだにキャラクターに対する思いや演技に変化はありましたか?

坂本:最初に出会ったことは可憐とかちょっと不思議な子というイメージでしたが、さまざまな作品で収録を重ねてきて、もっと身近な存在になってきた気がしています。天真爛漫な雰囲気で相手との距離感をスッと詰めることもできるけど、逆に笑顔でバリアを張るように誰も踏み込めないような壁を作ることもある。すごく頭がいい。セトラの末裔という大変な運命を背負って、大好きなお母さんも亡くして、誰にも寄りかかれない孤独感は想像を絶すると思うんですよね。だからこそ余計に軽やかな自分を、ある意味セルフプロデュースしているのかもしれないと、最近は感じることがあるんです。あの一見あざとかわいい感じ、それは彼女の強さであり弱さの部分、天使になりすぎず地に足のついてる部分なんじゃないかと。これからも彼女を知れば知るほど変化や発見はあるでしょうから、楽しみです。

 

 謎が謎を呼んでいますが、どんな展開に向かっていくのか、一ファンとしても楽しんでいこうと思います


――ゲームファンの方へ『クライシスコアFFⅦリユニオン』についてのメッセージ、加えて『FFⅦリバース』への意気込みなどをお願いします。

鈴村:あの感動を最高のクオリティーで遊べる『クライシスコアFFⅦリユニオン』を一緒に楽しみましょう!『FFⅦリバース』は……僕の口からは言えることは少ないですが、ザックスもしっかり活躍するようです(笑)。謎が謎を呼んでいますが、どんな展開に向かっていくのか、出演者として作品に彩りを添えながら、一ファンとしても楽しんでいこうと思います。

坂本:『FFⅦ』がリメイクされると知ったとき、「ではいつか『クライシスコアFFⅦリユニオン』も……」と、そんな日が来たらいいなと願っていたことが現実になりました。うれしいです。これからもご縁が続く限り、エアリスは私なりに誠心誠意向き合って大事にやらせていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

 

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