出典元 ファイナルファンタジーX-2 アルティマニアより一部抜粋しています
遠い星に行けるようになった未来に別の星で神罹カンパニーができる
──今回のストーリのなかでは、「つながっている」というのがひとつのキーワードになってますね。
渡辺大祐:個人的に「つながる」っていう言葉が好きなんで、うまく対応させたようなところがあるんですけど。
野島一成:ゲームのなんで、漠然としたことが、いろいろつながるようにしてますね。
──たとえばシンラ君って、名前から連想させるとおり、やっぱり『VII』につながっているんですか?「卒業ミッションだし」ってセリフや、『リン探偵』でのリンの「すでに同志がいる」ってセリフがすごく意味シンなんですけど。
野島:じつはそうです。カモメ団をやめたシンラ君が、リンによる莫大な資金援助を受けて、異界でヴェグナガンが使っていた魔晄エネルギーを引っばり出してくる。でも彼一代ではとても、そのエネルギーを利用するためのシステムは完成しなくて、遠い星に行けるようになった未来に別の星で神罹カンパニーができる、とか……。今回の話から1000年ぐらいたってのことなんでしょうけど。
──そのあとに『VII』の物語がある?
野島:まあ、僕のなかではそんな感じとでも言いましょうか。登場人物を考えるときに、すでにそうしたイメージを抱いてましたね。シンラ君はあんないい子なのに、子孫にはプレジデントみたいのが生まれてしまうのか、とか(笑)。
渡辺:『VII』って言えは、シンラ君のエピソードを見たスタッフのひとりが、アンダーベベルにはじめてきたときのカメラワークを「どこかで見たような感じにしておいた」 って言ってましたね。
鳥山求:たしかに、あの見せかたは『VII』のオープニングのミッドガルっぽいよね。
▼ 関連記事