今日から仕事でした
さてさて、本日は理学療法士の歴史に触れてみたいと思います。
理学療法士の誕生にむけて
1874年(明治7年)医制が敷かれ、西洋医学が取り入れられ、医師以外の技術者の活躍が認められるようにんったそうです。そして1891年(明治24年)に、東大病院において医療マッサージ師が採用され、その後、運動療法・徒手療法を含む理療へと発展し、さらに水治・温熱・電気療法を中心とした物療へと発展していったみたいです。
ですからリハビリ=マッサージと思われたも仕方ないのかな? しかし、PTの大半はマッサージと言われるのは嫌ですよね? けど歴史をひも解くと仕方ないのです。 それなのに学校授業ではマッサージは習いません。矛盾しています(笑)
さて、先に進みます!
第二次世界大戦中(1941~1945年)には、戦場軍人に対して治療運動と職業指導が開始され、敗戦後、連合軍の支配下で従来の制度の改革や医療の近代化が行われ、WHOやUSAからの各種専門家が来日し、国外の医療情報やリハビリテーションの概念が伝えられるようになり、理学療法士という医療技術者誕生へと繋がったのです。
養成校の開設
WHOからの理学療法士・作業療法士を早急な養成が必要との強い要請を受け、1963年(昭和38年)東京清瀬に国立療養所東京病院付属リハビリテーション学院がPT・OT養成校として我が国ではじめて開校しました。開校当初は、WHOなどの援助を受けて運営され、教員もUSAやイギリスから招聘されていましたが、1970年(昭和45年)以降は、日本人が教育を担当するようになったそうです。このころは専門科目に関する日本語の教科書はあまりなく、全て英語の授業が行われていたそうです。
慌てて作らず、しっかり教育プラン(何年間通うとかetc)を練れなかった背景がありますね!USAは理学療法士は牧師の次に人気があるみたいです。日本も最初から医師並みの教育課程にするべきでしたね・・・
後は、全て英語でそのまま続けていても面白かったかも(=⌒▽⌒=)
理学療法士および作業療法士法 公布
1965年(昭和40年)6月29日に法律137号として『理学療法士および作業療法士法』は施行された。
第1回の国家試験の合格率は15% 現在は70%前半。 難しかったみたいです。ですから学生さんは70%でびびっちゃだめですよ。
私は、国家試験対策予備校で教鞭はとらしてもらっており、他のPTより国家試験を見る機会が多いですが、第46回までほとんど内容が変わっていません(笑) てことは学問として進歩していないのか?または内容が正しいのか?
私の感想ですが、正直、臨床と学校教育で教える内容には温度差はありますね。
その後
そして、需要に対する不安が養成開始から23年目の1986年(昭和61年)養成校は44校となり、養成校入学定員数は1,000名を超えました。この時、理学療法士数6,114名。 さすがに増加しすぎと、その後3年間は学校新設が許可されず、養成校入学定員は1,010名で維持されていたそうです。
しかし、1989年(平成元年)に厚労省が『高齢者保健福祉推進10ヵ年戦略』通称ゴールドプランを発表し、理学療法士の需要が高まることとなり、当時の規制緩和政策ともあいまって、養成校定員数の規制がはずれ、養成校・入学定員の増加へとつながっていった。
2000年(平成12年)に厚労省が4年後の2004年(平成16年)には、4万6,000人の理学療法士が必要との需要見積もりを発表した。このとき、理学療法士数は約2万7,000人であったので、4~5年で2万人の理学療法士の供給が必要とされた。また、この時期の平均年収は年々緩やかな増加傾向にあり、2002年(平成14年)433万円でピークとなった。そして2010年(平成22年)には389万円となっている。
2005年(平成17年)3月に実施された国家試験の結果、厚労省の需要見積もり数の4万6,000人を超えた。その後、需要見積もり数の達成を受け、理学療法士養成校に急激な歯止めがかかることもなく、2006年(平成18年)養成校の総入学定員が1万人を突破した。
現在、約10万人近くの理学療法士が存在しており、これからは理学療法士のリストラなどが起きるのかな?ようはサバイバル時代突入なのです。
もう理学療法士が病院に固執する時代は終わりにし、社会に飛び出していく必要が十分にあると思います。例えば、教育と理学療法の融合など面白そう!
高齢者と子供が触れ合う機会を作ることで両者にメリットが生まれる(もちろん感染などには十分に配慮します)
他には、企業にPTがいても面白いし。てか需要あるはず!
いろいろなことをみなさんで模索するのも大事ですが、まずは個人です。個人の力が極めて大事なのです。
VOL. 38 No.8 p551~p552 理学療法学を参考に私の私見を交えてみました。