こんにちはー。
思いがけずテレビのお仕事がきたおかげで前々から見たいけど無理だなと思っていた美術展に
来られて大喜びの菅原です。お仕事をくださってありがとうございます。
 
私はただデザインが可愛いな、外国のひとが日本人と結婚して日本でも仕事をして、
時代を考えたらすごいな~というふわっとした考えでやってきたのですが、
(あれこれ見たい見たいというわりに、いつも予習しないヤツ)

 

 

 
2021年11月16日(火)〜2022年1月16日(日)
京都国立近代美術館
の巡回のあと、
 
 
2022年2月18日(金)〜5月15日(日)
三菱一号館美術館
 
へ。図録からの想像にすぎませんが、京都国立近代美術館での展示はもっと
ボリューミーだったのではないでしょうか。なにしろ地元ですし。
 
とはいえ、三菱一号館美術館の雰囲気に上野リチやウィーン工房のデザインの展示はよく
あっていましたし、入館したことのある方ならわかっていただけると思いますが、
展示室から展示室へ移るときに見下ろす中庭の景色や光も楽しめていいんですよね。
 
建物を楽しむことや風景を眺めることも、展覧会なかに含まれていた気がします。

 

 

撮影スポットにて。

2人連れの女性がいて自撮りしようとしていたので、声をかけて

お互いに撮って撮られてしました。

ふたりともお洒落で、ああ、こういうお洒落な人が楽しむ展覧会っていいよなあと思いました。

 

 
グッズ売り場はもうどれもこれも可愛くて、自分でも遣いたいし、
友達にもぜひ贈りたい、美術館のグッズ売り場でこんなにコーフンしたのは「鳥獣戯画展」ぶりです。
がま口は2個買えばよかったなー。友達に上げるのが惜しくなってきた…(ケチ!)

 

 
図録は買う派なのですが、今回の展示は章立てのキャプション以外は控えめで、もっと詳しく!
と思うことが多かったので図録を買って本当によかったです。
 

 

 

 
図録カバーはリバーシブル。素晴らしいアイディアです。

 

 

 
こちらも素敵。黒がウィーン風だと思う。京風ともいえるが。

 

 

 
上野リチの、鳥や花や果物や野菜を一視同仁で可愛いと思ってデザインに生かすところは私たち日本人の
感性になじみ深いもので、
 
そんなことを想うのはお前だけだと言われそうですが、ゆるヘタ絵で有名な(?)徳川家光の描いたウサギやミミズクの絵を
連想してしまいました(検索するとすぐ出てきます)。
 
おおどかで可愛らしく、愛しい感じ。

 

 

 
上野リチのデザインは布地のデザイン、七宝やシガレットケース、マッチ箱カバー(マッチ箱のラベル?とはじめ思いましたが、マッチ箱のカバーが当時あったのです)など、多岐にわたります。

 

 

 
こけしがあったのには驚きました。
 
こけし、というとふつう子どものイメージですが、お母さんが女の子をおんぶしているこけしです。
こけしといえば、
 

 

 

ということで、子どもの頃は推理小説ばっかり読んでいた人間なので、
謎を解明すべく、こちらの本も購入しました。
 
ブルーノ・タウトと上野リチと群馬工芸所。
図録にも解説があり、興味深いなあと思ったのです。

 

 
リチ自身もウィーン工房で学び育てられ、上野伊三郎との出会いによって日本に渡ったわけですが、
日本でも上野伊三郎とともに建築事務所の仕事を手掛けることに加えて、後進育成にも力を注いでいます。
 
控えめだった展覧会のキャプションの中で、印象に残っているのが当初から赤字だったウィーン工房が最終的に破産したというところで、
利潤追求に徹していればデザインは素晴らしいし、流通や宣伝に力を入れればそんなことにならなかっただろうに、
 
と思ってしまうのですが、よい環境で人を育て、グッドデザインで世の中を美しく明るく照らし、さらに利益もあげるというのはなみなみではないのだなあとたぶん、そんな感想を持つのは私だけだと思いますが、そこが刺さりました。
 
しかし日本に渡った上野リチも上野伊三郎も更新を育てることに熱心だったと思えば、ウィーン工房から飛び立った種は多かったのだろう、その種がまた次の世代に種を飛ばしていったのだろうととも思えます。

 

 

 

ゆっくり時間をかけて見たのですが、図録を読むことでまた行きたくなる展覧会です。

 

ではでは♪

 

 

 
 

 

 

 

 

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