スリップピールによろしく。

今朝6時ごろの悲しい事故を聞いてください。

事故っていうか、騙し騙し使ってきたスリップピールがついに溶接部分が2箇所取れて、

これは無理でしょ、と。

スリップピールというのは、ハード系のやわらかな生地を窯に並べるための機械。

キャンバス布と金属でできています（重い）。

このスリップピールが持てなくなったら廃業だなーと思っていますが、

手首肘肩と順次痛んでは治り、を繰り返しております。

まあ内蔵の病気に比べたらこのくらい。と毎日がやせ我慢大会。

人間は疲れたりけがをしたりしたら適宜手当をするわけですが、

金属疲労は目に見えないからね…。

これはどこにどう溶接されていたかわからない。

最近かなり前に放映された「アスコーマーチ」を配信で見たので、ああ溶接の腕があれば修理できるのにと思った。でも経験的に溶接の修理って取れやすくなるんですよね。

だいぶ前にスリップピールを探しておいてほしいと頼んだのを思い出して代理店に電話するが、なぜか木製のいわゆるスコップの値段を出されてイラつく。

ハード系のパンを一個一個スコップで窯入れしてたらクープが閉じちゃうでしょうが。ピザ屋さんやデッキオーブンならともかく、業務用オーブンなんですけど。

今日中にメーカーに問い合わせて金額と納期を連絡します、と言われてカチンと来て、

だってそこからの注文じゃあ、届くのいつよって話。

じゃあ私もすぐ配達してもらえる中古品とか探しますね！と啖呵を切った。こちらが困ってるのにそんなマイペースでやられたら困る。

その後ヤフオクを一応見るが予想通りいいものは出ていない。納期も別に早くない。

ということでいまのオーブンとスリップピールとスコップをセットで買った会社へ電話する。事情を話して型番など伝えると、在庫と納期の連絡が5分できました。

はやっ！！

きょう発注であした納期って仕事早い。しかも代理店に連絡してくれたという(直接取引はできないらしい)。

しかしここで油断してはいけない。

朝私をガッカリさせた代理店担当者に電話したらまるっきり話が通ってないのである。機械担当の人が受けたってでもその機械担当者からなーんの連絡もないんですけど。やっぱりね。

機械担当者は配達で回っている人でもあるので、配達が終わってから電話すればいいくらいに考えていたんじゃないかな。それだとメーカーが発注即発送できるよう手配をつけてくれたのが無駄になるのである。

その後メーカーの営業担当の方やサービス部門の方から電話をいただき、

無事かなりのサービス価格(代理店のサービス)でメーカー直送であした納品の運び。

生地がやわらかくて路床で直焼のハード系パンは布製のスリップピールがないと。

今回のことで思ったのは人任せにしていてはダメ、相手になんと思われても確認はしつこくする、

そして怒りモードを隠さない方が人は話に耳を傾けてくれるということです。

相手の身になって考えることもいいのかもしれないけど、他人は他人なので良かれと思ってしたことが相手には気に入らないことかもしれない。

だったらいっそ、自分全開でいいんじゃないかと思う。

だいたい、

あなたのためを思ってと口にする人を信用しちゃあかんよね。

人になんて思われても仕方ない。相手に良く思われようとして馬鹿にされたり、恨まれたりするくらいならいっそ、

私は私の道を行く、

方がせいせいする。

これは今回のスリップピールとはまた別の話だけど。

ではでは♪

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