高校時代に旺文社文庫で読んで以来、図書館にあれば借りたりしたので、
まるっきり40年ぶりというわけではないけれど、
 
国立国際美術館のミュージアムショップに土地柄、『やぶれかぶれ青春記 大阪万博奮闘記』がディスプレイされていて、
おー、懐かしいと思って買ってしまった。『やぶれかぶれ青春記』だけの旺文社文庫は表紙に、痩せてボロボロの制服を着た主人公の小松少年のイラストが描かれていたのを覚えている。装画は村上豊さんだったと思う。
 
この本はそこに「大阪万博奮闘記」が加えられ、ボリュームアップしているうえに、小松左京が三高時代、貸本のマンガ家として活躍していたということについて、ご子息の小松実盛氏からの証言が加えられていて、買ってよかったと思った。
 
当時もそうだったけれど、相変わらず読みやすくて絵が浮かんでくるようだ。軍事教練中に仲間とちょっとぼやいただけなのに小松少年だけが名乗りを上げて拷問同然の目に遭う。旧制中学だから5年あって、その暗黒の中学から黄金時代である旧制三高へ…と思ったところで学制が切り替わり、花の高校時代は1年で終わりをつげる。
 
私がこの本を読んだ頃、ちょうど木原敏江先生の『摩利と新吾』という旧制高校を魅力的に描いたマンガが連載されており、北杜夫の自伝的エッセイなどにも出てくる旧制高校のバンカラ学生に憧れたりした。
 
ふだんはAmazonでポチる、が常態になっている反動で、旅先で本を買うというのが贅沢に思える。
 
大阪万博、私が小1の頃だったと思うけど、太陽の塔を誰がつくったかは知らなくても、あの形と顔は刻み込まれた。
小松左京は中学時代に角川文庫で読み始めて、高校の地学の課題図書は『日本沈没』だった。この本だけ読めば70点は取れるから、と地学の先生はこともなげに言い、たしかにその通りだった。
 
年譜を読むと35歳~39歳の小松左京は『継ぐのは誰か?』『果てしなき流れの果てに』『ゴエモンのニッポン日記』などを発表する傍ら大阪・千里で開催された日本万国博覧会でサブテーマ委員、テーマ館サブプロデューサーをつとめ、日本未来学会を設立している。
 
年譜が詳細で興味深かったー。
 
途中まで書いて、その後仙台から爆睡。
盛岡駅についたところで目がぱちりと覚め、無事帰宅して生地や酵母をミキシングして現在にいたります。
 
ではでは♪
 
 
 
 
 
 

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