さてさて…2月15日は入滅した日、涅槃会でした…
平家物語は末法思想、滅びの美学に基づいている…と云われたりしますが…
釈尊が入滅してから千年間は正しく仏法の行われる「正法」の世で…次の千年間はやや崩れた「像法」の世になって…
像法が終わると仏法の精神は地に堕ち世界は破滅へと向かう「末法」の世になるという云い伝えがあります…
平安期の日本では西暦1052(永承7)年から末法の世が始まると思われていました…
扶桑略記という平安時代の歴史書(国家としての正史みたいな存在だった)でも永承7年は「今年始メテ末法に入ル」とされていたそうです…
余計なことだけど初めてじゃなくって始めてって書かれてるんだって…そうするとこれは有史初の末法ということではなくて…今年の始めから末法だよ…ということなのかな?…
ただただ…保元・平治の乱があって…平家の全盛時代が来て…平家が滅びて行くのはそれよりも100年後…
だいぶずれてるような気もするけどな…それより藤原道長や頼道親子の藤原氏全盛時代がドンピシャだ…
慢心してると怒るぞ…
当時の藤原氏は…今年から末法だけどオレたち全盛じゃん…とか思ったりしてたのか?…
現代でも慢心してるのに足元を掬われない政治家たくさんいるからなぁ…
ところで…末法がいつ終わるのかというのには定説というのがなくって…一体どうしたらいいのだろうという感じになるのですが…
五十六憶七千万年後に人類を救うという弥勒菩薩の出現まで待たなければいかんのか?…
田舎の弥勒堂…
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