不可以(bù kěyǐ)だめだ | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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死語の世界のとこでも書いたが(過去記事)、言葉は移ろい行く。中国語も変わる。

中国語の助動詞「可以(kěyǐ)」は許可を求めたり与えたりするときによく使う。「ここでタバコを吸ってもいいですか?」は「这里可以抽菸嗎?」。で、その返事だが、オッケーのときは「可以(kěyǐ)」でいいけどダメなときは、「不可以(bù kěyǐ)」とは言えず「不行(bùxíng)」と言わなければならない。と習ったのが十数年前。

教科書にもそう書いてあったが私の先生(中国人)も「不可以(bù kěyǐ)」は相当にきつい禁止表現だから絶対使っちゃダメ。と言っていた。だから、初めて台湾のおみやげ屋さんで小さい袋を何枚かもらえますか?ときいたとき、「不可以(bù kěyǐ)」と言われてすごくムッとしてしまった記憶がある。

台湾では普通に言うのだと学んだあとは、「不可以(bù kěyǐ)」と言われてももう平気になったのだが……

今、なんと日本の中国語の教科書でもフツーに載ってます、「不可以(bù kěyǐ)」。北京朋友にきいたら、大陸でも今は使うのだそう。そしてやはり、台湾華語の影響だろうと分析していた。

今GyaOで見ている台湾ドラマ、『妹妹(僕らのメヌエット)』。第7集の真ん中ぐらいで出てきます。高校時代の回想シーン。藍正龍がチーウェイの同級生の男の子に向かって一言

 不可以(bù kěyǐ)・・・ダメだ

はい、わかりました。ってすごすご引き下がらざるを得なくなる、一言です。