経営者にとって一番の責任とは?
今回の記事は「 経営者として責任があるからやめられない? 」の、続き。
「 2か所でネイルスクールを開講するのは時間的な制約が大きくて本当はやめたい。 」
「 でも、経営者として責任持った対応をしたい。 」
そんな相談を受けたときに私はどんなアドバイスをしたのか?
と、いうお話しです。
※詳しくは前回の記事 をご覧ください。
では、早速前回の会話の続きをご紹介しますね。
【 ネイルサロン社長福永さん 】
「 1年先にやめるのならまだなんとかなるのかもしれませんが、今すぐというのは難しいと思います。 」
【 私 】
「 でも、本当は今すぐにでもやめたいんじゃないですか? 」
【 ネイルサロン社長福永さん 】
「 それは確かにそうですが、少ないですが生徒さんもいます。 」
「 最初に約束した形をこちらの都合で勝手に変えることはできないと思うんです。 」
「 そんないい加減なことはしたくないですし、きちんと責任持った対応をしたいと思いますので。 」
【 私 】
「 なるほど、そうなんですね。 」
「 でもね、福永さん。ちょっと冷静に考えてみてください・・・・・・。 」
「 経営者にとって一番の責任ってなんだと思います? 」
【 ネイルサロン社長福永さん 】
「 うーん、それは難しい質問ですね。 」
【 私 】
「 では、今四日市のスクールに通ってきてくれている生徒さんは、何で大金を払って福永さんのスクールに通ってくれるのですか? 」
「 『 四日市にスクールがある。 』つまり、『 通いやすい場所にある。 』それがスクールに来てくれる一番の理由ですか? 」
【 ネイルサロン社長福永さん 】
「 いえ、それは違うと思います。 」
「 たしかに、『 津のスクールより四日市のスクールの方が都合がいい。 』そういう方もいらっしゃいます。 」
「 でも、中には今まで名古屋のスクールに行っていたのに、わざわざうちのスクールを選んでくれたかたもいますし、ほかにも遠くから通ってくれている生徒さんもたくさんいます。 」
【 私 】
「 そうなんですね。では遠くからわざわざ通ってきてくれる生徒さんは、なんで福永さんのスクールを選んでくれたんですか? 」
【 ネイルサロン社長福永さん 】
「 うちのスクールではJNA(日本ネイリスト協会) の認定講師がネイリスト検定に即した授業をしているので、検定対策には有利なんです。 」
「 あと、実際にスクールに入校てくれた方の紹介で『 クリエさんのネイルスクールの方がよっぽどいいよ!! 」と聞いて、他のスクールから来てくれる方もいらっしいます。 」
【 私 】
「 なるほど、そうなんですね。 」
「 そうやって入校する方って、なんでスクールに入校してくれるんですか? 」
「 『 やっぱり将来ネイリストになりたい 』、とか、『 自分のネイルサロンを開きたい 』なんて夢があるからなんですか? 」
【 ネイルサロン社長福永さん 】
「 はい。そうですね。 」
「 とくに、うちのスクールは自分がきれいになるため、お友達にネイルをちょっとしてあげるため、そんな方を対象としたスクールではないんです。 」
「 『 将来プロのネイリストになりたい。 』『 ネイルサロンのオーナーになりたい。 』そういう方を対象にしたカリキュラムを組んでいますので、そういう希望をもって入校される方がほとんどです。 」
【 私 】
「 なるほど、そうなんですね。 」
「 では、そういう希望をもって入校してくれた生徒さんに対して、今四日市のスクールではベストの授業ができているんですか? 」
「 時間的な成約や肉体的な問題を言い訳にしないで、100%の授業ができていますか? 」
【 ネイルサロン社長福永さん 】
「 お金をもらっている以上、言い訳しないでできる限りのことはしているつもりです。 」
「 でも、確かに肉体的にも、精神的にも疲れている状態で生徒さんと接していることはあるかもしれません。 」
【 私 】
「 なるほど、そうなんですね。 」
「 厳しいことをいってごめんなさい。でも、生徒さんが一番に望んでいるのは、なんでした? 」
「 『 福永さんや講師の方に無理をしてほしい 』とか、『 私のわがままを聞いてほしい 』そんなことではなかったんじゃないですか? 」
「 『 生徒さんはなんで福永さんのスクールに通ってくれているのか? 』これ、先ほどご自身で、なんて言ったか覚えてます? 」
【 ネイルサロン社長福永さん 】
「 そうですよね・・・・。 」
「 『 将来プロのネイリストになりたい。 』『 ネイルサロンのオーナーになりたい。 』だから通ってくれているんですよね・・・・。 」
【 私 】
「 そう、そうですよね? 」
「 生徒さんの『 将来プロのネイリストになりたい。 』『 ネイルサロンのオーナーになりたい。 』その夢をかなえる最大限のお手伝いをする。 」
「 それが経営者としての一番の責任じゃないんですか? 」
【 ネイルサロン社長福永さん 】
「 確かにそうですね。 」
【 私 】
「 ですよね? 」
「 『 四日市という場所にスクールを開いている 』これが経営者としての一番の責任ではないですよね? 」
「 四日市のスクールがあることで、生徒さんの『 将来プロのネイリストになりたい。 』『 ネイルサロンのオーナーになりたい。 』という夢をかなえてあげられる可能性が高くなるのなら、それも大事でしょう。 」
「 でもそうでないなら、四日市のスクールを整理することを考えてもいいんじゃないですか? 」
【 ネイルサロン社長福永さん 】
「 確かにそうですね・・・。 」
さて、この会話を読んであなたはどんな感想を持ちましたか?
いろんな経営者さんがいますから、いろんな考えがあっていいと思います。
今していることをきちんと守ることもとても大切なことです。
でも、
「 それが経営者にとって『 一番の責任 』を果たしていることになるのか? 」
たまにはそんなことを考えてみるのもいいですよ。
あ、もちろん、ここでいう、「 経営者にとって一番の責任 」
ってのは、
「 お客さんが一番に望んでいるものを提供している」
これですよ。
さて、次回は、
【 ネイルサロン社長福永さん 】
「 でも、賃貸契約も残っていて、四日市の生徒さんのカリキュラムも残っているんですけど、どうしたらいいんでしょう? 」
この質問に対してなんてアドバイスしたのかお話ししますね。
では、また次回。
関連記事
福永さんのネイルスクール
はこちら
>> http://www.crie-nail.com/school/index.html
ネイルスクールのブログ はこちら
>> http://nailnail17.blog35.fc2.com/
経営者として責任があるからやめられない?
「 今○○さんが、仕事していて、
『 いやだな~ 』『 これがなければこの仕事最高なのに・・・ 』
なんて思っていることありますか? 」
その事例として、今回はあるネイルサロンさんでのケースをご紹介します。
このブログではおなじみのネイルサロンの売上アップ事例 で紹介しているネイルサロンさんでのお話です。
そのネイルサロンさんのお手伝いを始めてしばらくしたころ、ちょうど直接お会いしてお話をする機会があったので、社長の福永さんこんな質問をしてみました。
【 私 】
「 今福永さんが仕事していて、「 いやだな~ 」とか、「 これがなければいいのに・・・ 」なんて思っていることってありますか? 」
【 ネイルサロン社長福永さん 】
「 いやだな~、というよりもとにかく時間が欲しいです。 」
「 とにかくいまスケジュールが厳しいので・・・。 」
【 私 】
「 スケジュールが厳しいというと、その一番の理由はなんですか? 」
【 ネイルサロン社長福永さん 】
「 今、津と四日市の2つの場所でネイルスクールを開講しているんですね。 」
「 私やスタッフがその2つのスクールを掛け持ちで見ているのですが、移動などに時間がかかるのもあって、非常に時間のやりくりが難しくなるんですよ。 」
「 しかも、四日市のスクールは生徒数も少なくて一人の生徒さんのために講師がわざわざ四日市まで出向かなくてはいけないこともありますし・・・・。 」
「 授業の時間が夜だったりすると、仕事を終えるとかなり遅い時間になってしまうこともあります。 」
【 私 】
「 なるほど。そうなんですね。 」
「 四日市にもスクールがあることで時間がかなり制約をうけているということですね。 」
「 ところで、四日市のスクールをやめることって出来ないんですか? 」
【 ネイルサロン社長福永さん 】
「 うーーん、難しいですね。 」
「 教室の賃貸契約もまだ1年近く残っています。 」
「 また、『 四日市のスクールだから通う 』と、いうことで申し込まれている生徒さんもいます。 」
「 1年先にやめるのならまだなんとかなるのかもしれませんが、今すぐというのは難しいと思います。 」
【 私 】
「 でも、本当は今すぐにでもやめたいんじゃないですか? 」
【 ネイルサロン社長福永さん 】
「 それは確かにそうですが、少ないですが生徒さんもいます。 」
「 最初に約束した形をこちらの都合で勝手に変えることはできないと思うんです。 」
「 そんないい加減なことはしたくないですし、きちんと責任持った対応をしたいと思いますので。 」
【 私 】
「 なるほど、そうなんですね。 」
「 でもね、福永さん。ちょっと冷静に考えてみてください・・・・・・。 」
今回のお話を要約すると、こうです。
・今現在2か所でスクールを開講している。
・時間的な制約が大きく負担も大きい。
・だから、2か所で開講しているスクールのうち1か所を閉講したい。
・ただし、賃貸契約がまだ1年近く残っている。
・しかも閉講したいスクールにすでに通っている生徒さんもいて、まだカリキュラムは終了していない。
・自分としても経営者として責任をもった対応をしたいと考えている。
さて、あなたがこんな立場に立たされているとしたら、どんな対応を取るべきだと思いますか?
小さな規模のお店の場合どう対応したらベストなんでしょうか?
ぜひ、一度「 自分がこのネイルサロンの経営者だったらどうする? 」これ考えてみてください。
私はなんとアドバイスしたのか?
その結果どうなったのか?
そのお話はまた次回しますね。
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何をしたらいいのか?そう考えてません?
私が経営者さんのコンサルをするときに、必ずする定番の質問がいくつかあります。
その定番の質問の中の一つが、
「 今○○さんが、仕事していて、
『 いやだな~ 』『 これがなければこの仕事最高なのに・・・ 』
なんて思っていることありますか? 」
という質問。
場合によっては、
「 この1週間で一番嫌だったこと教えてください。 」
なんて、もう少し具体的な方向から質問することもあります。
なんでそんな質問をするかというと、その嫌なことをやめてもらうため。
このブログを読んでくれているのですから、きっとあなたは勉強熱心な方なんでしょう。
私に相談してくれる方もまた、みなさんそうです。
繁盛店にしたいと思ったら勉強は絶対に必要です。
努力も必要です。
行動も必要です。
それは、だれでも何となく理解しているし、自分もそうありたいと、自分なりに精一杯努力しているもんなんですよ。
だから、みんな、
「 次は何をしたらいいのか? 」
「 何をしたら一番効果があるのか? 」
これはしょっちゅう考えている。
その一方で、
「 今何をやめたいのか? 」
「 何をやめたら一番効果があるのか? 」
これはほとんど考えることはないんですよね。
「 やめる 」ってことは怖いことでもありますから、
「 これは○○だからやめられない。 」
「 これは××だからやめられない・・。 」
と、何となく理由をつけてやめないんですしね。
できれば、今までとおんなじことをおんなじようにやっていたいものなんですよ。人間って。
でもね、だからこそ「 やめる 」ってことは効果があるんです。
やっぱり嫌なものは嫌ですしね。
嫌々仕事をしててお客さんに喜んでもらえると思いますか?
嫌な仕事が減ったら自分はどうなると思いますか?
何ができると思いますか?
具体的な事例はまた次回するとして、あなたもちょっと手を止めて考えてみてください。
「 今、仕事していて、
『 いやだな~ 』『 これがなければこの仕事最高なのに・・・ 』
なんて思っていることありますか? 」
それは本当にやめられませんか?
「 やめる 」ってことは、効果絶大ですよ。
「 やめられないと 」思っていても冷静に考えたら「 やめられる 」そんなことも多いものです。
せひ、最初から「 これは○○だからやめられない。 」と、決めつけないで、まずは、「 自分が嫌な仕事 」これ思い返してみてくださいね。