釣り師風来坊のつれづれ日記 -6ページ目

さぁ翼よ、筑波山へ行こう! (その1)

長かった

最後に行ったのは何年前だろう?

去年の春

思い切って新しい機体を買った

試乗もせずに決めた

思えば随分冒険をしたと思ったが、何故か不安はなかった

乗って直ぐにこれは良い機体だと思った

こいつとならどこへでも行けると思った

そして、初めて迎える愛機とのホームエリア

何度か飛んだが今シーズンは渋くて中々まともに飛べなかった


今朝のことだ

週末は天気が悪いと思っていた私は、窓から差し込む日差しに目を細め

あれっ、晴れている

時計は8時を回っていた


一瞬やらねばならぬ事をグルグルと思い起こし

頭の中で生理をつけると一気に起きた

そして急いで洗濯をして

装備を車に積み込む

統計は既に9時をさしている


いつもは燃費を気にしてゆっくり走る私だが

今日はアクセルを少し多めに踏んだ


自分の感覚を確かめるために

左の白癬を踏みながら走る

速度はキープ

感覚はどんどん研ぎ澄まされていく


今日はいける

そう思った


(その2へつづく)

鹿島沖 パラソル級ヤリイカ

1月16日のヤリイカ釣行では。たったの7杯という情けない結果に終わってしまいました

鹿島沖のヤリイカは2月半ばを過ぎると30~40mと浅いところで数も釣れるので

その時までまてば良い・・・のですが、チャレンジャーたる(笑)

私は、まだテクニカルな時こそ結果を出さねばならぬと一念発起し1週間後の1月23日に

再び鹿島(不動丸)からヤリイカ釣に行ったのです


まぁ・・・たんに悔しいというのとヤリイカをもっと釣りたかっただけなんですけどね(笑)

だってヤリイカ美味いんですよ(笑)


この日はとても寒い朝でした

(よく24日から記録的な大寒波が襲来した)


港を出ていつもなら船室ねゆっくり寝ているんですが、到着が遅かったこともあり

寒風に当たりながら仕掛けの準備をやっていました

それがいけなかったんでしょうねぇ

その後キャビンで寝れば良かったんでしょうけど、なんとなくオープンキャビンでポイントまで過ごしてしまいました

船長の合図で仕掛けを投入したのですが、一投目から何やら気持ち悪い (^^;;;


なんと久しぶりに本格的な船酔いになってしまいました (^^;;;

こういう時に限って釣れるんですねぇ

早速一杯目それも50cmクラスのパラソル級

ところが気持ち悪くて手返しが悪い


なんとか2投目を入れるけど、いつおの倍以上の時間がかかってしまいます

しかも、一杯しかかけられない


前回の失敗を踏まえて巻き上げ速度や当たりの後のあわせなど色々工夫をして少しずつ良くなってきたのですが

気持ち悪くて・・・たびたび手が止まる

・・・どころか挙句の果てにリバース (ToT)

といっても何も食べていないから胃液とお茶しか出ないですけど


のこり2時間でまだ5杯しか釣っていない

やばい・・・前回と大して変わらない


渋いのもあるけど、船酔いで手返しが極端に悪い

しかも、今回リーダーをつけていなかったせいか、投げた途端にPEラインが切れて仕掛けが丸ごとロスとしてしまう始末で・・・・


今日もやばいなぁと思っていたら、船長が突然船を大きく移動

もしかして僚船が大きな群れを当てたのか?

移動中私はずっと寝ていました


そして、15分以上走ったかなぁ・・・

船長の下ろしての合図で再び投入

水深は130m(今回は深くても150mで前回より30m位浅い)


底に着くと直ぐに当たりがある

追い乗りを狙ってゆっくり巻き上げると

いきなりサバがかかったような激しいあたりと引き

あれぇ?

サバ?

にしては、休むなぁ・・・

グングングングン  グングングングン グン グングン ・・・・

えらく重たいんだけど・・・・

リールの巻き上げ速度を15~18にして慎重に上げてくると、なんと4点掛け、それも全部50cmオーバーのパラソル級!



幹糸を引き上げるときもイカの重みで切れるんじゃないかってヒヤヒヤでしたが、無事に全部取り込み完了

ここから怒涛のラッシュが続きます

当たりがあっても乗らないときは、一気に20m引き上げて、また落すと直ぐに乗ってくる

これが功を奏し、殆ど入れ掛り&多点掛け

この流しで一気に20杯行ってしまいました

この後またPEラインが投入時に切れるアクシデント発生

この日は船酔いもあり、絡みがとれず、用意した仕掛け全部を使ってしまいました

しかし、終わってしまえば26杯





殆どクーラー満杯の大漁でした

しかも、つり専門チャンネルのつりビジョンのつりステーションに投稿したら、採用されてしまい、ステッカーもゲットするオマケ付き!(笑)

ラッキーなヤリイカ釣りでした


最後に10杯位は友達にやったのですが、残りは食べても食べても減らず、まだ冷凍庫に入っています(笑)

刺身で食べて、一夜干にして、煮付け、イカソーメン、ゴロヤキと本当にどれも美味しいですよ



これは一夜干です

サバのお話 (最終回)

日本沿岸には二種類いると最初に書きましたが、マサバは激減しています

スーパーでは殆ど見かけることはないと思います(一部養殖物やよく似たノルウェー産が出回っています)

ゴマサバはかなり出回っていると思いますけど、一匹300~400円はしますかね

結構高いですね

釣りをしているとゴマサバは東京湾にも沢山いるし、鹿島灘にも相模湾にも沢山います

よく釣れるから(笑)

しかし、マサバは滅多にお目にかかれません

先日ヤリイカ釣りの時に150~170mの海底で結構釣れたので驚きました

しかし、ゴマサバとていま沢山獲れるからと言って乱獲をしていくと

自然のサイクルを破壊して激減してしまうかもしれません

だから私達は海と共存共栄していくためにもサバを含めてアジ、イワシ、サンマなどの大衆魚を

大切にしていかないといけませんね


おしまい

サバのお話 (その7)

ハリを外して海に返すと物凄い勢いで潜って逃げていきます

普通の魚は、少し海に返すと少しぼ~としてゆっくり帰っていきますが、

サバはまるでロボットか魚雷のように戻っていきます(笑)

泳いでいるのをアミですくって直逃がすのとは訳がちがいます

先日のイカ釣りでは海底170mでサバがかかり電動リールで一気に水面まで引き上げて

ハリを外して、2~3分ほったらかしてから海に逃がしても弾丸のように泳いでいきます

サバとはそれ程凄い魚なんです

ちょっと尊敬するでしょ(笑)

だから釣り人はサバの猛攻撃を恐れるのです(笑)

青魚の遊泳能力が高いのとヒスチジンが多いのは何か関連があるのかもしれません

それに、健康に注目されているDHA/EPAを多く含むのもサバに代表される青魚です


エサを求めるとき、天敵に襲われた時、猛烈なスピードで他の捕食動物が耐えられないような

急激な水圧変化の起きる縦の動きをすることで逃げる事ができる瞬発力と体をそなえ、

大海原を回遊できる程の持久力もある

そしてここまで繁栄し続ける事ができるのは、その繁殖力が非常に高いということでしょう

人間を含めあらゆる生き物から食料として狙われ食べられ続けていても大繁栄しているサバは、

まさにスーパーフイッシュです

しかし、そんなスーパーフイッシュも近年資源量が減っていると問題になっております


その8へ つづく

サバのお話 (その6)

30~40cmもあるサバが大群で来ると、口に入るものは手当たり次第に食べるのです

ハリにエサが付いていなくてもかまわないんのです

ハリがキラッと光っただけで食いついてきます

そして次の瞬間に大暴れするのです(笑)

サバは普通水面から30~40mのところに群れでいます

サバがいるってことは他の魚もいます

サバと同じようなものを食べる魚もいれば、サバを食べる魚もいます

サバがいることは決して悪い事ではないのですが、サバがいると釣りにならないのです

では、サバが泳いでいる層を避けて仕掛けを入れればよいと思いますよね?

実際にヤリイカ釣では、ヤリイカの遊泳層が海底付近(100~200m)なので、

サバにつかまらないように高速で仕掛けを落とします


しかし、サバ魚雷は負けてはいません(笑)

この仕掛けを見つけたとたん、猛スピードで追っかけてくるのです

100m以上の深さまで追っかけてくるのです

そしてサバが食うと、仕掛けが改定に着いていないのに、落ちるのが止まってしまうのです

海の中で数10mを急激に潜ったり浮いたりするのは、自殺行為です

人間だけではなく、魚や海獣もそうなんですよ

鯨やイルカでも潜水病になると言われています

水深50~60mの海底で魚を釣って、高速で巻き上げると

大抵目玉が飛び出したり浮き袋がパンパンに膨らんで口から飛び出したりして

随分グロテスクな姿で浮いてきます

当然ですが、泳ぐ事もできず逃がしても鳥の餌食になったり死んでしまいます

カワハギなどは30m位で尻から内臓が飛び出します

それなのに、サバは全く平気でスピードも半端じゃないです

アジやマグロ、ブリなんかの青魚も同じです

釣ったサバを陸に上げると物凄いスピードで尻びれを動かします

殆ど振動しているのではないかと思うくらい高速で動かします(笑)

これ本当に生きものか?って思うくらいです

サバって本当に凄いですよ

その7へ つづく