サバのお話 (その6) | 釣り師風来坊のつれづれ日記

サバのお話 (その6)

30~40cmもあるサバが大群で来ると、口に入るものは手当たり次第に食べるのです

ハリにエサが付いていなくてもかまわないんのです

ハリがキラッと光っただけで食いついてきます

そして次の瞬間に大暴れするのです(笑)

サバは普通水面から30~40mのところに群れでいます

サバがいるってことは他の魚もいます

サバと同じようなものを食べる魚もいれば、サバを食べる魚もいます

サバがいることは決して悪い事ではないのですが、サバがいると釣りにならないのです

では、サバが泳いでいる層を避けて仕掛けを入れればよいと思いますよね?

実際にヤリイカ釣では、ヤリイカの遊泳層が海底付近(100~200m)なので、

サバにつかまらないように高速で仕掛けを落とします


しかし、サバ魚雷は負けてはいません(笑)

この仕掛けを見つけたとたん、猛スピードで追っかけてくるのです

100m以上の深さまで追っかけてくるのです

そしてサバが食うと、仕掛けが改定に着いていないのに、落ちるのが止まってしまうのです

海の中で数10mを急激に潜ったり浮いたりするのは、自殺行為です

人間だけではなく、魚や海獣もそうなんですよ

鯨やイルカでも潜水病になると言われています

水深50~60mの海底で魚を釣って、高速で巻き上げると

大抵目玉が飛び出したり浮き袋がパンパンに膨らんで口から飛び出したりして

随分グロテスクな姿で浮いてきます

当然ですが、泳ぐ事もできず逃がしても鳥の餌食になったり死んでしまいます

カワハギなどは30m位で尻から内臓が飛び出します

それなのに、サバは全く平気でスピードも半端じゃないです

アジやマグロ、ブリなんかの青魚も同じです

釣ったサバを陸に上げると物凄いスピードで尻びれを動かします

殆ど振動しているのではないかと思うくらい高速で動かします(笑)

これ本当に生きものか?って思うくらいです

サバって本当に凄いですよ

その7へ つづく