サバのお話 (その7) | 釣り師風来坊のつれづれ日記

サバのお話 (その7)

ハリを外して海に返すと物凄い勢いで潜って逃げていきます

普通の魚は、少し海に返すと少しぼ~としてゆっくり帰っていきますが、

サバはまるでロボットか魚雷のように戻っていきます(笑)

泳いでいるのをアミですくって直逃がすのとは訳がちがいます

先日のイカ釣りでは海底170mでサバがかかり電動リールで一気に水面まで引き上げて

ハリを外して、2~3分ほったらかしてから海に逃がしても弾丸のように泳いでいきます

サバとはそれ程凄い魚なんです

ちょっと尊敬するでしょ(笑)

だから釣り人はサバの猛攻撃を恐れるのです(笑)

青魚の遊泳能力が高いのとヒスチジンが多いのは何か関連があるのかもしれません

それに、健康に注目されているDHA/EPAを多く含むのもサバに代表される青魚です


エサを求めるとき、天敵に襲われた時、猛烈なスピードで他の捕食動物が耐えられないような

急激な水圧変化の起きる縦の動きをすることで逃げる事ができる瞬発力と体をそなえ、

大海原を回遊できる程の持久力もある

そしてここまで繁栄し続ける事ができるのは、その繁殖力が非常に高いということでしょう

人間を含めあらゆる生き物から食料として狙われ食べられ続けていても大繁栄しているサバは、

まさにスーパーフイッシュです

しかし、そんなスーパーフイッシュも近年資源量が減っていると問題になっております


その8へ つづく