小川充オフィシャルブログ -3ページ目

いよいよ明日

TCJF2007が

いよいよ明日に迫りました。

今、かけるレコードを選んでいます。

明日はDMRで仕事後に

会場のageHaに駆けつけるので

今から用意しておかないと間に合わないのです。

長い1日になりそう・・・。


DJブースに一応CDJは用意されてはいるものの

昨年と同様

全てアナログ盤でかけようと思ってます。

モダン・ジャズ・セットにCDって

そんな無粋な真似はできないですからね。

重いけどレコードを持っていきますよ。

昨年もブログでプレイ・リストをアップしましたが

今年もその予定ですので乞うご期待。


海外出演組も続々来日中です。

既にRainer Truby

Clara Hill

などがDMRにもやってきてくれて

その後呑んだりと

旧交を温めたりしてたのですが

今日はChristian Prommer率いる

Drumlesson御一行が来店。


Chrisとは以前Truby Trioのツアーで来日して以来

久々に会ったのですが

それにしても相変わらずデカい。

あの大きな体のどこから

あんなに繊細な音が生まれるのか

不思議でなりません。


Rainerは今日も店に来てたのですが

たまたま別のイヴェントで来ていた

Compostのレーベル・メイトである

Ben Monoと店ではち合わせたりと

海外アーティストの人口密度が

今、非常に上がっています。


僕は仕事で行けなかったのですが

ちょうどNicola ConteとLTCも東京にいるし

TCJFにはKarizma

Diviniti & Pirahnahead

Fertile GroundのNavashaも出演。


これだけの面々が同時に東京で見られるなんて

そうそうはありません。

このフェスティヴァルに出演できるのは

もちろん光栄で嬉しいことなのですが

同時にこうした素晴らしいアーティストたちの

ライヴやDJを同じ空間で体験でき

一緒にフェスティヴァルを作っていけるのが

何より楽しみです。


それでは明日

期待して臨みましょう。




NISSAN MURANO PRESENTS
TOKYO CROSSOVER /JAZZ FESTIVAL 2007
at ageha

AREA/LIVE/ CLUB JAZZ /UNDERGROUND DISCO
・SHUYA OKINO'S UNITED LEGENDS LIVE SET
feat. SLEEP WALKER,
・CLARA HILL [GERMANY],
・DIVINITI
・PIRAHNAHEAD
・NAVASHA DAYA [USA]

・CHRISTIAN PROMMER'S DRUM LESSON [ GERMANY ]

・CRO-MAGNON (JAZZY SPORT)
・quasimode
・ROOT SOUL

・RAPHAEL SEBBAG (UNITED FUTURE ORGANIZATION
・RYOTA NOZAKI (JAZZTRONIK)
・YOSHIHIRO OKINO (KYOTO JAZZ MASSIVE)
・DJ KAWASAKI
 

TENT/ DJ /TECH/HOUSE /UNDERGROUND
・RAINER TRUBY (TRUBY TRIO) [ GERMANY ]
・KARIZMA [ USA ]

・FOOG
・OUT OF CONTROL AKA NAOKI NISHIDA (JAZZY SPORT)
・TSUYOSHI SATO (BLACK EDITION)
 

WATER BAR /DJ RAREGROOVE/SOUL/HIP HOP
・BREAKTHROUGH[ DJ JIN (RHYMESTER),
DSK INVISIBLE (JAZZY SPORT/PHYSICAL SOUNDSPORT),
MASAYA FANTASISTA(JAZZY SPORT/PHYSICAL SOUND SPORT) ]

・MASATO KOMATSU (SLOWLY)
・DAISUKE KURODA (kickin)
・JOYRIDE
・CHAMP (YOSUKE TOMINAGA, OIBON)
 
ISLAND BAR LOUNGE/DJ/JAZZ
・ MITSURU OGAWA (DMR)
・ MASAFUMI KOIZUMU (remix)
・ SHUYA OKINO (KYOTO JAZZ MASSIVE)



※ 当イベントは、20歳未満の方のご入場は一切お断りさせていただきます。
入場の際、すべての方にIDチェックをさせていただきますので、運転免許証・パスポート・住民基本台帳カード (写真付きのみ)
外国人登録証明書のいずれか(コピー不可)をお持ち下さい。
※ 当日はカメラ(携帯電話のカメラも含む)での会場内の写真撮影を禁止しております。
携帯電話に付属している物を除くカメラの持ち込みは出来ませんので、ご注意下さい。

TCJF2007

いよいよ今年も

TCJFの季節がやってきました。


★07/11/22 (木・祝前日) @ageHa(新木場)

TOKYO CROSSOVER/JAZZ FESTIVAL 2007



最近はこれがないと年が越せない
そんなイヴェントになってきたと思います。

将来的には屋外イヴェントも目指していますが

今回は05年より3回連続となるageHaでの開催。


今年も出演者は盛り沢山で

2007年最大の話題と言ってもいいDrumlesson初来日に始まり

久々のRainer Truby

(最近はディープ・テック・ハウスに傾倒とのこと)

夏のプレイが今も目に焼きつくKarizma再来日という海外勢。

グラミー賞受賞のGordon Chambersの参加も決まったことだし

ジャズ~ハウス~ソウルと幅広いメンツが揃いました。


これを迎え撃つ国内組も充実で

ライヴは先日のLiquidで素晴らしいプレイを披露したquasimode

アルバム『Great Triangle』でロッキンな方向性も見せたcro-magnon

現在アルバム制作中と聞く池田憲一率いるROOT SOUL。


DJは日本のクラブ・ジャズ界の重鎮Raphael Sebbag(UFO)

野崎良太(Jazztronik)と沖野好洋(KJM)という東西の雄

日本のハウス界の風雲児DJ Kawasaki

謎のベールに包まれたFoog

Joyride、Champ、佐藤強志というTHE ROOMゆかりの面々

日本が誇るディープ・ファンク・マスター黒田大介

Jazzy SportからはBreakthroughに西田直樹

Slowly名義で作品をリリースし

quasimodeのプロデューサーでもある小松正人。


そして何と言っても目玉は沖野修也

『United Legends』ライヴ・セット。

Sleep Walkerの演奏に

ヴォーカル陣はClara Hill、Navasha Daya (Fertile Ground)

Diviniti & Pirahnaheadという組み合わせ。

この一夜限りのステージなので

見逃しは厳禁です。

(以上、文中敬称略)


さて僕はと言うと

沖野修也さん、remixの小泉雅史さんと共に

Island Barでモダン・ジャズ・セットを敢行。

昨年はスピリチュアル・ジャズ・セットをやったのですが

今年は自分でも『Hard Bop & Mode』

『Essential Blue』を出したこともあり

モダン・ジャズにこだわっての選曲です。

時間は遅めの3:45~4:30。

沖野さんのご配慮もあり

DrumlessonやUnited Legends Live Setと

被らない時間帯にしていただけました。

いち音楽ファンまたはジャーナリストとして

これらライヴは観たいですからね。



さて、TCJF2007の前後にDJがあり

11/17(土)は青山Velours

12/1(土)は渋谷WOMBで回します。

WOMBの方はまた詳細が出次第告知したいと思いますが

Veloursの方は9月に行った

M.D. Midnight Dreamer』の第2回目です。

Velours 23:00-4:00


TCJFがモダン・ジャズ・セットなので

こちらは打ち込み系中心のセットにしようと考えています。

また先日UKのFreestyleから12インチを発表し

Reclooseのライヴでもベースをプレイした

Aroop Royによるライヴも予定。


以上、色々と告知しましたが

乞うご期待 !!

クラブ・ジャズ入門

ここのところずっと(かれこれ1ヶ月)

ブログでコメントバックができません。

いただいたコメントには全て返事を書いているのですが

いざ打ち込んでコメント投稿完了となり

一瞬表示はされるのです。

しかし、その後すぐに消えてしまうという謎の現象が・・・。

何度やっても同じ繰り返しです。


アメブロの担当者に聞こうかとも考えましたが

皆さんお忙しくて

僕ごときのそんな些細な不具合に構ってられないでしょうから

(以前、メールでとある操作説明を求めた時も

結局返事が返って来なかったのです)

とりあえずこのまま様子を見ることにします。

ですので、しばらくコメントバックができないことを

この場でお詫びしておきます。


さて、今日の本題は

沖野修也さんが書かれた

『クラブ・ジャズ入門』です。






沖野さんにとっては

『DJ選曲術』に次ぐ2冊目の本で

まずはご出版おめでとうございますと

この場を借りてお祝い申し上げます。


クラブ・ジャズという言葉が生まれ

かれこれ15年は経ちます。

今、巷でも

普通にクラブ・ジャズという呼び名が使われますが

でもクラブ・ジャズって一体何?

という人も多いでしょう。

また、ジャズとクラブ・ジャズの違いが

今ひとつよくわからないという人もいると思います。

さらにはよく使われるクロスオーヴァーって?

という疑問もあるでしょう。


そうした事柄に対し

今まできちんとした回答をした書物はありませんでした。

何となくわかっているようで

でも、きちんと言葉で表現できていない

そんな曖昧さがクラブ・シーンにはあったように思います。

音楽とは感覚的なものだから

言葉では伝えられないものがあると。

そうした曖昧さは時にいいこともありますが

でも、きちんと文章で体系化できないと

文化としては未成熟である

というのが僕の持論です。


日本のクラブ・ジャズ草創期から今に至るまで

シーンを牽引し続け

また自身のアーティストとしての

クリエイティヴィティーを絶えず磨き続ける沖野さんが

DJ

アーティスト

プロデューサー

オーガナイザーなど

様々な立場での実体験を通じ

現場に根ざしたリアルな目で

クラブ・ジャズの発生から現在に至る流れを

極めて論理的にかつ判りやすくまとめられたのが

この『クラブ・ジャズ入門』なのです。


DJ/クリエイターの立場にある人が

敢えて自分の関わる音楽界を

客観的に分析し

また感覚ではなく

論理で音楽を解析していくこと

これは非常に意義深いことだと思います。


そもそもDJの資質の一つに

批評性があると思います。

音楽を従来とは違った切り口で紹介し

そしてありきたりの見方では見えなかった

共通項や符号で繋いだり

また時に意外性を伴うプレゼンテーションで

その作品の奥底に潜む本質を開示する。

こうした作業は批評性がないとできないことだと思います。


しかしながらそうした批評性を持ちながらも

DJは感覚でするものと言う人が多く

自らの論理性に蓋をしてしまっている

そんなケースをよく目にします。

そうしたDJやクラブ文化に対し

沖野さんは自ら

DJのさらなる可能性を高める

そんな活動を行っており

それが『DJ選曲術』

そして今回の『クラブ・ジャズ入門』として

発露されたのではないかと思うのです。


最終的に沖野さんは

クラブ・ジャズとはジャンルやスタイルではないと仰ってます。

それは僕も同感です。

クラブ・ジャズとは

既存のジャズを含め

あらゆる音楽ジャンルを越境し

楽しむという態度であると。

そして、譜面や演奏スタイル

ひいては社会的な規制や観念

そうしたものに縛られることなく

自由に創造していくスピリットであると。


僕の『Jazz Next Standard』シリーズもそうですが

最終的に言いたいのはこの部分なのです。

クラブ・ジャズというスタイルを色々と定義づけはするのですが

結局はスタイルではない部分に行き着くのです。

そして、そのスタイルではない部分の有無が

本物とそうではないものを分けるのだと。

本物を見極める目を持つためにも

是非読んでもらいたい本だと思います。

新世代の男性ジャズ・シンガーたち

クラブ・ジャズにおけるシンガーの世界は

どうも女性上位というか

スポット・ライトを浴びるのは大体において女性シンガーです。

ジャズに限らず他の音楽をとってみても

特に最近はそうした傾向が強く

僕はかねがね何とかならないかな~

と思っていました。


もちろん女性シンガーは僕も好きですけど

今のシンガーはヴィジュアルとワンパッケージで

歌の実力のみで評価できる人は多くありません。

そうした傾向もあってか

むさ苦しい男性シンガーは

ますます敬遠される気がします。


例えばクラブ・ジャズで男性シンガーと言うと

いまだにMark Murphyとか

Jon Lucienといった人の名前があがります。

もちろん素晴らしいシンガーですが

Mark Murphyはもうおじいちゃんだし

Jon Lucienは故人となってしまいました。


いつまでも過去の偉人たちに頼るのではなく

我々の世代の中から新たな男性シンガーが登場して欲しいと

常々願っていたのですが

ここにきてようやく芯の通った男性ジャズ・シンガーが出てきました。


まずJose James。

NYブルックリンのシンガーで

この春にGilles Petersonのツアーで来日し

Yellowでミニ・ライヴを披露しました。

タイプとしてはMark MurphyやEddie Jeffersonのような

ヴォーカリーズ・スタイル(即興で歌詞をつけたり

ワードレスのスキャットを駆使する唄法)のシンガーで

バップからバラードまで幅広く歌います。

来年にはBrownswood / Trafficからアルバムを出しますが、

これが実に素晴らしい。

現在、これほどディープでスピリチュアルな表現力を持つシンガーは

他にいないのではないかと思います。




なお、アルバムには未収録の作品を収めた

限定10インチがDMRで発売中です。

ここにはColtraneの「Equinox」のヴォーカリーズ・カヴァーが収められてます。

僕は「Equinox」という曲が大好きで

自分のメールアドレスにも使っているくらいなのですが

このヴァージョンでのJoseの渋い歌は

僕の理想とする男性ジャズ・ヴォーカルを代弁していると言っていいでしょう。


なお、ブルーノートのカヴァー・アルバム

『Blue Note Street』が11/21にEMIからリリースされますが

その中で松浦俊夫さんがArt Blakey & The Jazz Messengersの

「A Night In Tunisia」をやっていて

そこでヴォーカルをとってるのもJoseです。


Joseから繊細さやストイックさを抜き

その分男性ならではの豪放な魅力を増したのが

イタリアのシシリー出身のMario Biondi。

彼のアルバム『Handful Of Soul』は

既にSchema / Columbiaからリリースされ

僕もライナーを書かせてもらってますが

白人でありながらまるで黒人のような

ソウルフルで黒いフィーリングを感じさせる人です。





曲によってはMark MurphyやOscar Brown Jr.

はたまたFrank Sinatraのような

セクシーな魅力を感じさせます。

彼のアルバムはFabrizio Bossoが加わる

High Five Quintetがバックの演奏を務めているのですが

今度12月14日と15日にブルーノート東京にて

来日公演が行われます。


この2人とはまたタイプが違いますが

オランダから登場したWouter Hamel。

彼はシンガー・ソングライター系のジャズ・シンガーで

プロデュースは個性派シンガー・ソングライターとして人気を集める

Benny Singsがやってます。

だからジャズと言ってもとてもポップなフィーリングに溢れていて

なおかつそのポップさも下品さとか通俗的な感覚とは無縁。

Steely DanのDonald Fagenのソロとかに近いジャジーでポップなセンスです。

声質は白人ならではの甘く爽やかなもので

ジャズとAORにヒップホップやソウルのフィーリングをまぶした

まるでクラブ世代のChet Bakerと呼びたくなるような

新感覚派のシンガーです。





アルバムもDox / P-Vineからリリースされ

そして来年2月にはBillboardで公演をやる模様。

彼の場合はマスクも甘い感じで

Jamie Cullumのように人気が出るのではないか

と勝手に予想をしているのですが・・・。


三者三様ですが

皆さんは誰がお好きでしょう?

DESTINATION 008

10月はずっとDJをしていなかったのですが

月末にイベントがあるのでその告知です。





10/28(日)に渋谷のModuleで行われるアフタヌーン・パーティーです。

ブロークンビーツやハウスを中心としたクロスオーヴァー系のパーティーで

ゲストとして20:30頃から90分ほど回します。

オーガナイザーからはブロークンビーツ系でお願いしますと言われてますが

最近、ブロークンビーツをメインにプレイを組み立てる機会が少なかったので

久々にかけまくろうかな~などと思ってます。

日曜で時間が早いので来られる際には気をつけて下さい。



DESTINATION 008

Sunday Afternoon Party


2007.10.28(SUN)@Module

start 17:00 close 23:00

admission: door \2000/1drink with flyer \1500/1 drink


Guest DJ: Mitsuru Ogawa (DMR)


DJ: Masaya Kato (And More), Oka

Shimoda (Ordinary), Sayuri


Lounge DJ: DJ Mulata (E.G.O), Kahory

Satoshi Shiraki, DJ Asano, Otsubo (Ordinary)


VJ: Masato Sekine

Food: Momoe


Module

M&I BLD, B1F-B2F

34-6 Udagawa-cho

Shibuya-ku, Tokyo

www.clubmodule.com

tel. 03(3464)8432


DESTINATION

http://destination.jpn.org

遠刈田温泉

先週末、久々に休みを取って温泉に行ってきました。

宮城県の白石蔵王にある遠刈田温泉に2泊3日で行ったのですが

東北地方の標高の高いところでは今、紅葉が真っ盛り。

1週間遅いともう見られないかもしれないそうで

グッド・タイミングでした。



蔵王のお釜も見れたのですが

これも天気がよくないと雲がかかってしまい

見られる確率は30%くらいとのこと。

本当にエメラルド・グリーンの湖でした。



その他、白石城や武家屋敷などの見学も。



これは今回宿泊した所とは別の峨々温泉。

遠苅田から蔵王に行く途中にあります。

山奥の秘湯みたいなところでいつか泊まってみたいです。



朝・昼・夜と露天風呂にいくつも入ってきて

郷土の野菜中心のおいしいもの食べて

すっかりリフレッシュしました。

やっぱり温泉っていいですね。

風邪をひきました

今、風邪がはやっているそうですが

先日、僕も風邪をひいてしまい

熱と頭痛でここ何年かぶりに寝込みました。

いつもは滅多に風邪をひくことがなく

たとえひいても一晩寝れば大体よくなったのですが

今年の風邪は結構長引くようで

僕の場合も一晩寝て治ったというわけにはいきませんでした。


仕事は仕事で色々と忙しい最中ではあったのですが

こうした時はすっぱりと休んで治した方がいいかなと思い

丸2日近くは寝てました。

もうすっかり回復はしたのですが

皆さんも風邪には気をつけてください。


さて、病気の時は外にも出れないので

ずっと家でTVのニュースなどを見てたりしたのですが

ちょうどその時はビルマで亡くなられた長井健司さんのことや

時津風部屋問題のことなどが取り上げられてました。


長井さんが撃たれた時の状況は

いまだよくわかっていないところが多いのですが

「誰も行かないところだから誰かが行かなければならない」と

最後までカメラを放さなかった長井さんのジャーナリスト魂には

とても胸を打たれるものがあります。


残念ながら長井さんは悲運にみまわれてしまったのですが

自分の命を賭けてまでも伝えようとしたことは

僕たちもファインダー越しの遠い外国の事件ととらえるのではなく

ビルマの横暴きわまりない軍事政権に対し

厳しい目を向けていかなければならないと思います。


時津風部屋の件に関しては

親方の解雇という厳罰が下され

大相撲協会として一旦のけじめをつけたのですが

まだまだ警察の調査中なので

これから色々なことが明るみになることを信じたいと思います。


朝青龍の一件の時もそうでしたが

国技としての相撲のあり方が今回も問われています。

でも、そもそも国技って何なの?って思います。

日本古来から伝わる武道の精神ということであれば

外国人力士を許した時点で

それは?ということになりますし、

柔道にしてもこれだけ国際化が進めば

日本の国技うんぬんだけで収めようとすることに

当然無理が生じてきます。


大相撲の場合は興行という側面があるので

なおさら国技というきれいごとだけのような世界ではないはずです。

そうした国技の伝統に傷をつけたうんぬんを言う前に

人が死んでいることをもっと厳粛に受け止めるべきではないでしょうか。


相撲から話は飛躍しますが

音楽の世界でも

いろいろと日本を売りにしたものがあります。

J-POPしかり

J-RAPしかり

和製ハウスしかり(→乙女ハウスなどという、さらにワケのわからない言葉もあり)

和ジャズしかり。


音楽業界が日本人アーティストの作品を売り易くする戦略として

こうしたキャッチをつけたり

売り場の構成を行ったりしているわけですが

僕自身はこうしたキャッチについては

国技と同じような胡散臭い匂いを感じます。

つまり、実体がなく、中身がない。

言葉自体が非常に軽くて

重みも説得力も全くありません。

そもそも単純に日本人がやったものなら

何でも和○○○なのでしょうか。

完全に日本独自の文化と言えるものなのでしょうか。


僕もこれらの言葉を全く使わないかというと嘘になりますが

でも、極力使わないようにし

別の言い方ができないかと考え

やむなく使う場合も最後の最後まで悩みます。


それより、もっと違う本質が

個々の音楽やアーティストにはあるはずです。

日本人だからと十羽一絡げにされたのでは

たまったものではないでしょう。


前述の例に限らずですが

キャッチ・フレーズというのは

時に本質をスパッと切り取ることもあれば

時に曇らせてしまうこともあり

非常に難しいものです。

だから、言葉を扱うことを仕事にする人間は

それに対してもっと慎重に

デリケートになるべきだと思うのです。

M.D. / T.I.M.E

今日はDJの告知を。

今週末9/15(土)に

南青山のVeloursでパーティーをやります。


これは一応自分がレジデントとして入るパーティーで

以前JZ Bratでやっていたものを

場所を替えて行うことになりました。

僕は3:00-4:00のちょっと遅めの時間帯で回します。


このVeloursで回すのは初めてなのですが

バカラのシャンデリアがあったりと

かなりゴージャスなハコのようです。

なのでオシャレして遊びに来て下さい。



9/15 (sat.)

「M.D. Midnight Dreamer」

Open: 23:00 Close: Late

Door: \3,000 With Flyer: \2,000


DJ:

MITSURU OGAWA (DMR)

DJ LUU (VADLGO/CSH4/O-RANGE)

DJ BASHICO

TETSUYA NAGASIMA

TOSHIMITSU TAKAGI

SHINYA NAGANO


VELOURS

港区南青山6-4-6 #b1 Alnost Blue

Tel. 03(5778)4777

HP: www.velours.com



それから9/23(日・祝日前)の

G-SHOCK 25周年記念イヴェント

T.I.M.E @ageHaの詳細も出ました。

僕が回すのはWATER BARで

トップ・バッターとして22:00-23:15の早い時間帯を担当します。

その後は小林径さん、須永辰緒さん、

Chari Chariこと井上薫君、Akakageの伊藤陽一郎君と続きます。


このWATER BARは運河が眼前に広がるロケーションで

夜風も気持ちよくて僕も好きなところです。

早い時間帯なので

ちょっと抑え目のまったりとした選曲にしようかな・・・。

金沢21世紀美術館

先日8/31(金)は金沢ManierでDJ

翌9/1(土)は敦賀TreeでDJと

北陸を回ってきましたが

移動の際にちょっと時間が空いたので

金沢21世紀美術館に行ってきました。





この美術館は04年の10月にオープンした市立美術館で

オープンから2年あまりで年間約150万人以上の人が訪れるという

美術館の常識を覆すところです。

どう凄いかというと

通常の市立美術館は年間来場者数5~6万人がいいところなのです。

それも東京や大阪などの大都市ではなく地方都市の金沢でです。

金沢の人口は46万人なので

その3倍以上の人が見に来ている計算になります。

日本各地はもとより

海外からも見学に来る人が多いそうです。


そしてダヴィンチとかルノアールといった

やれば誰もが見に行くような絵はなく

80年代以降の現代美術を展覧しており

集客の目玉となるようなものはありません。

現代美術というと

どうしても難解で素人にはわからない

というイメージがあり

なかなか集客は難しいそうです。


そもそも、そうした敷居の高いイメージというのは

それまでの日本の美術館が作り出してしきたものです。

教養のある人がその知識をひけらかすために

美術を崇高なものとして崇める。

そうしたわかる人だけが来ればよいという姿勢で

作り出してきた悪しき産物であるのです。

だから美術館はシーンと静寂に包まれ

難しい顔をして作品を閲覧し

よくわからなくてもわかったようなふりをする

そんな空気に包まれたところなのです。


しかし21世紀美術館はそれとは全く正反対の手法を取っています。

まず誰に来てもらうのかを考えた時

美に対して最も偏見のない子供たちがあり

その親や祖父母があり

若いカップルがデートで来たり

OLやサラリーマンが仕事帰りに気軽に立ち寄れる

そんな市民の憩いの場を創るということが念頭にあるのです。


従ってデーンとえらく構えているのではなく

建物自体から入り易い雰囲気を演出し

子供が楽しめるようなワークショップや

アミューズメント的な要素に溢れています。

色々と企画も変えて展示し

何度来ても楽しめる努力をしています。

実際、リピーターが非常に多いそうで

そうでなければ年間150万人という数字は出ないでしょう。





この美術館のは蓑豊館長は

シカゴ美術館をはじめとして

アメリカやカナダの美術館で長らく働いてきて

帰国後は大阪市立美術館の館長を勤められた方です。

欧米の美術館は町のシンボルで

そこに住む人の誇りでもあると同時に

市民の憩いの場であるそうです。

だからその町を訪ねてきた友人をどこに連れて行くかというと

まず美術館だそうです。

21世紀美術館はそうした市立美術館の本来のあり方を

シンプルに示した例であるのです。


また、美術と経営という

一見すると相反する要素をうまく両立させ

成功に導いている方です。

企画を成就するために

色々なところに出向いてプレゼンし

企業や団体から(時には国から)

協賛金や援助を取り付ける

そうした旧来の美術の世界から見ると

生臭いこともいとわずやられており

ビジネスマンとしても凄いセンスを持っておられる方だなと思います。


21世紀美術館は

展示物もさることながら

そうした美術館全体で作り出す空気

あり方が多くの人を惹きつけているのでしょう。

こうしたことは蓑豊館長の書かれた

『超・美術館革命』に書かれています。

この本はビジネス書としても

経営理論から

企画の立て方、プレゼンの仕方

接客の姿勢など

色々とヒントがある本だと思います。




さて、自分自身を振り返ってみて

誰にとってもわかりやすい文章、解説を書いているのかなと思います。

クラブ・ジャズとかクラブ・ミュージックは

まだまだアンダーグラウンドな世界です。

時にそうしたアンダーグラウンドな世界にいることを

世の一般のセンスが無い人たちにはわからない

最先端のカッコいいことをやっている

と勘違いする人がいます。

でも、それは違います。

本当にセンスがある人とは

難解なことをわかりやすく伝えられる人ではないでしょうか。

難解なことを難解に伝える

それは誰でもできることなのです。


この21世紀美術館を案内してくれたのは

今回『JazzPresso』というパーティーで

僕を招いてくれたDJ兼オーガナイザーの徳田和紀君ですが

彼は言っていました。

金沢はまだまだクラブ・ジャズの人口が少ないから

カフェやバンドを入れて

それほどこの世界に興味のない人でも入り易くして

来てもらったらとにかく楽しんでもらうよう

色んな人に声をかけます。

選曲に関しても

もちろん最新のカッコいい曲をかけながらも

J-Club的なものもかけ

クラブ・ミュージックの入り口にいる人が

中に入って行き易いようにすることもありますよ。


ちなみに、彼の実家は梨園で

21世紀美術館の帰りに寄って

梨狩をさせてもらったりもしたのですが

イベントの日もフロアでお客さんに梨を振舞ってました。

イベントの最中に梨を配るのも

日本中でうちだけだろうなと笑ってましたが

僕は何だか蓑豊館長と同じようなものを感じました。

Legendたち

昨日、ブルーノート東京で

Dee Dee Bridgewaterのライヴを観てきました。

Dee Deeは親日家で

ここ数年は毎年のようにブルーノートに来ていますが

僕は4年前に観て以来です。


初日の1stステージを観たのですが

彼女も日本で

ブルーノートで公演をやるのはとてもハッピーなことのようで

終始笑顔を絶やさず

楽しそうに歌っていました。


曲目は最新アルバム『Red Earth』と

前作『J'ai Deux Amours』からのナンバーで構成されていました。






彼女のデビュー・アルバム収録曲にして

『Red Earth』でも再演した「Afro Blue」

Wayne Shorterの曲で

Dee Deeが歌詞を新たにつけた「Footprints」

その他「Speak Low」などもやりました。


しかし、とても今57才とは思えない若さで

イッセイ・ミヤケの衣装からのぞく肌の艶

筋肉の衰えていない二の腕など

一流のパフォーマーは

一流のアスリートと同じなのだなと思います。


そして彼女は非常に表情豊かな人で

体全体を使ってダイナミックに歌う姿は

本当に迫力一杯で

ついつい一挙手一投足に目が奪われます。

そして円熟した大人の女性の顔と

同時に童女のような可愛らしさをいまだに持ち続けるところは

本当に感心します。


彼女のステージでは曲間の長めのトークがお決まりで

アメリカのユーモアとフランスのエスプリが混じった

そして時にエロチックな小噺など

観ている人を飽きさせません。

正真正銘のエンターテイナーです。


ステージ後は楽屋にお邪魔させていただいて

彼女のことも紹介している

『Spiritual Jazz』をプレゼントしてきました。

浴衣姿になってくつろいでいたのですが

とても喜んでもらえて

僕も感激しました。


Dee Deeは僕にとって伝説の1人なのですが

最近、伝説が相次いで亡くなられています。

8/18にはJon Lucienが64才で

8/22には富樫雅彦さんが67才で亡くなられました。

心より御冥福をお祈りいたします。


富樫さんは日本が世界に誇るドラマー/パーカッション奏者で

交通事故で下半身不随になりながらも

見事に復活して

そうした事故やハンデがさらに自己の音楽性を研ぎ澄まさせていった

もの凄い人です。

Robert Wyattの和ジャズ版と僕は思っています。


Jon Lucienは言うまでもなく

クラブ・シーンでも人気の高いヴォーカリストで

「Listen Love」

「Would You Believe In Me」など

忘れることの出来ない名曲を残しています。


03年にNYで行われた公演から「Sunny Day」が

Snowboyのコンピ『The Hi-Hat』にも収録されてますが

その音源は物凄くパワフルでエネルギッシュなもの。


でも、それ以降は健康を害していたという話を耳にしていました。

実はちょっと前にコットン・クラブに来ていたのですが

僕はそれを観ず終い。

その時すでに病魔に冒され

かなり体は衰弱していたという話を聞きますが

本当に死の直前の公演だっただけに

後悔されます。


今日は夜にTHE ROOMで

quasimodeのプレ・リリース・パーティーがあり

DJをやるのですが

僕はこうしたLegends(伝説)の人たちに捧げて選曲しようかなと

レコードを選ぶにあたってふと考えたりしています。

今回のquasimodeのアルバムに参加しているCarmen Lundyも

僕にとっては伝説の1人です。


それから現在

沖野修也さんの『United Legends』のリミックス・アルバムの

(正確に言えばSleep Walkerによるリワーク集)

ライナーノートを書いているのですが

Sleep Walkerなどは同時代を生きる伝説でもあります。


自分にはこうした伝説と呼べる人が沢山いて

本当に幸せだなと

改めて思ったのでした。