上司のための、「人が成長する」マネジメント法 -6ページ目

上司のための、「人が成長する」マネジメント法

部下を一人でも持っている方。
自ら考えて行動できる部下の育て方を学んでみませんか?
組織をつくる、人を育てるマネジメントの方法を、
企業向けにアドバイス、コンサルティングしている専門家のショートエッセンスをお届けします。

何かを始める前に「できない理由」を探す人がいる。

時間がない、お金がない、経験がない、など。

あれこれと理屈を考え、新しいことから逃れようとする。

経験してきたことなら難なくこなせるが、
つい失敗を恐れてしまい一歩が踏み出せない。

そんなときは考え方を変えてみるとよい。

その新しいことは、失敗したところで、
おそらく自分の命や生活を脅かすようなものではないと思う。

始めることによって失うことは1つもない。

反対に、始めてみて失敗せずにできたなら、
新たに多くのものを得ることになる。

仮に失敗だと感じでも、始めてみないとわからなかった経験を得る。

たまに周囲で見かけるのは、できない理由を探す人。

たいてい「次の機会に」と言うが、
その「次」は永遠にやってこないことが大半だと思う。

そのときはまた、やるデメリットを探してしまうから。

当然やりたくないことに誘われた場合は問題ない。

少しでも心が動くようであれば、
まず今始めてみなければ損だと伝えたい。

世間の流行や常識にとらわれ過ぎてはいないか。


グローバル社会と言われているから、

とりあえず英語の勉強を学生時代ぶりに始めてみた。


親しい友人がダイエットを始めたから、自分も始めてみた。


もちろん悪いことではないが、それではきっと続かない。


本当の自分のニーズを見極めたい。


大事なのは、好きなことを犠牲にしないこと。


好きなことを犠牲にしてやれば、必ず無理が出て挫折する。


例えば、朝風呂にゆっくり入るのが至福という人が、

それを犠牲にしてダイエットのために

早朝ランニングをしたり、友人から誘われたがために

勉強会に出席したりしても、いずれ嫌になる。


人の好みはそれぞれ。


朝はゆっくり眠りたいなら、

その欲求を犠牲にせずに夜に運動や勉強をすればいい。


反対に夜のお酒や、1人の時間が好きな人なら、

夜に無理しないで朝に勉強を行う。


自分のライフスタイル最優先でやらなければ、

何のために貴重な時間を使って、

新しいことを始めたり、継続するのかわからない。

人から学ぶことは数多い。

ただ、人に何か聞くのが苦手な人をよく見かける。

恥ずかしがり屋なのか、プライドが高いのか
わからないが、もったいないなと感じる。

人にはそれぞれ得意不得意があって当然で、
何でも聞ける人は、自分の得意分野の他に、
聞いた人の得意分野も難なく始めることができる。

もちろん、誰にも聞かず
試行錯誤する方法にも、それなりのよさがある。

自分の力だけで始め、形になれば大きな自信につながる。

しかし、非効率なことも事実。

より多くのことを学びたい、やってみたいと思うなら、
その経験者に教えを乞い、経験をなぞらせてもらうこと。

仮にスキーを始めたいなら、
詳しい人に聞いて自分に合った道具を揃え、
詳しい人と一緒にゲレンデへ行くこと。

近くに詳しい人がいなければ、専門店のスタッフに
道具を頼んでもらい、ガイド付きのツアーに入ればいい。

未知の世界へチャレンジするのに、経験のない
自分の頭で考えていても明確な答えは得られない。

人の知恵と体験を利用させてもらうのも大事にしたい。
何かを始める際に助けとなるのは、人ばかりではない。

今はいろいろ便利なツールがあるため、
それを積極的に有効活用したい。

例えば、携帯電話のスマートフォンなどにつく「タイマー機能」。

何か始めようというときに、
だらだらやらずに時間に区切りをつけるのはよい方法。

「ランチタイムに3分だけ英語を勉強しもう」
「今から15分だけ本を読もう」などと、決めてタイマーをセット。

そして、それが続くだけでも、毎日続けば多くのことが学べる。

たったの3分の英語の勉強でも、
毎日続ければ単語の記憶量も増えていく。

つまり、短い時間内にどれだけ没頭できたかが大事。

その他にも、フェイスブックをやっている人なら、
非公開のグループページで「始めるコーナー」をつくるのも効果的。

「読書会を始めよう」「料理のレシピ教え合おう」など、
気の合う仲間だけが見られるページをつくり、
そこで情報交換し合えば楽しく続けることができる。

最近の便利ツールは、使い方次第だと思うので、おすすめしたい。

何か新しいことを始める際、その世界で活躍する

あこがれのモデルをみつけるのは、よい方法の1つ。


例えば、その人が使っている道具を

自分も身につければ、気分上々で始められる。


もし特別なモデルがいなくても「形」から入るのはおすすめ。


勉強を始めるのなら、質のいい文房具を揃えてみる。


運動を始めるのでも、ボロボロの古いシューズではなく、

有名選手のシューズをはくのでは、モチベーションが変わる。


また、おしゃれのセンスを磨こうと思えば、

友人にアドバイスを求めたり、ショップの店員に

服を一式そろえてもらったりするのも手だが、

一番効果的なのが「かっこいい」「そうなりたい」

と思えるモデル・対象を見つけてマネをすること。


俳優や歌手でも、身の回りの友人や先輩でも、

心から憧れる人と似た服を着、同じような表情をしてみる。


どんなことを始めるにしろ、

予算が許すなら少しでも形を整え、自分を「その気」に

させることで、物事のスタートや継続も早いと思う。