男女含め、部下を25名束ねる優秀な人材である。
業績は、5期連続目標達成。社長自慢の管理職の1人。
その彼女が、仕事を辞めようかと迷っている。
「ワーク・ライフ・コンフリクトなんです」と彼女。
ワーク・ライフ。コンフリクトとは、
ワーク・ライフ・バランスが取れていない状態であり、
「仕事と生活のバランス(調和)がとれない状態」ということ。
生活スタイルが多様化している現在は、
ワーク・ライフ・コンフリクトな人の悩みは深い。
ある統計によると、
男性の60%超、女性の70%がコンフリクトな状態を感じたことがある
というデータもある。
「仕事と自分のやりたいことの両立」
「子育て」
「健康管理」
「自己成長」
といったことを、仕事以外の時間を使って達成したい人が増えている訳で、
そういった傾向は、誰も止めることはできないでしょう。
管理職な彼女も時間、量ともに仕事は少なくない。
中長期的に見ると、
コンフリクトな状態に陥ると、人はパフォーマンスが著しく低下する。
やるべきこと(must)であっても、能力がありできる(can)ことであっても、
スピード、質ともに低下する。
あらゆる業界で、創造性と経験の蓄積が求められている今、
スタッフのパフォーマンスを下げることは、自らの首を締めることであり、
可能性のある人材を競合に奪われる機会となりかねない。
また、彼女のような優秀な人材に、
会社を辞めるという選択肢を選ばせるのは、非常に勿体ないこと。
あらゆる会社が、
「働き方を多様化させる」
という視点に立って、
人の価値観の進化に適応した人材活用の施策を具体的に講じるべきでしょう。
