自主練が生む効果とは? なぜ自主練が必要なのか?
こんにちは。
プレイフルコーチの
ヤディです。
【子供たちとのコミュニケーション】について
質問されることが増えてきました。
最近22歳の長女と19歳の長男に
2人がやってきたスポーツについて
当時を振り返ってもらいました。
自分は自主的にやっていたのか?
それともやらされていたのか?
詳細は後日
ご紹介したいと思っていますが、
私が感じていたものとは
違ったコメントがあり
興味深いものとなりました。
子供の目線を意識しながら
子供の意思を尊重しながら
関わってきたつもりではありますが、
ズレていた部分も少なくはないと
実感しました。
でも、2人が
現在もその競技を続けているということは
間違ってないかったとも言えますね。
ついつい大人の感覚で
大人の目線で
話したりしていないでしょうか?
ここにコミュニケーションの
難しさが
あるのかもしれませんね。
例えば子供に質問されて
答えづらいことがあった時
どのように対応しているでしょうか?
子供に対してパーフェクトであろうと
していませんか?
それがわからなくなり、
伝え方が乱暴になったり
していませんか?
コミュニケーション迷子に
なっているかもしれません。
そんなお悩みがあったら
遠慮なくメッセージをください。
喜んでお聞きします。
◆「自主練してますか?」
皆さん、
お子さんと一緒に自主練、
していますか?
指導者の方々は
「自主練をやろう!」
と声をかけていますか?
私が毎朝ランニングをしていると、
よく公園で自主練らしき
親子の姿を見かけます。
野球、
サッカー、
バスケ、
テニス…競技はさまざま。
ふと立ち止まって
考えてみたくなりました。
◆「宿題」と「自主練」の違い
学校の宿題は、
義務として出されるもの。
スポーツの世界でも
「毎日素振り○○回!」
といった“宿題”が出ることがあります。
中にはスイングスピードを
測ってレギュラー選考の
基準にしているチームも。
これはもう、完全に“義務”ですよね。
一方で、
「自主練をしよう」
「自主練しないとうまくなれないぞ!」
と促されることもあります。
これに影響を受けて、
親御さんが子供を
朝無理やり起こして
公園に連れ出す――
そんな姿もよく見かけます。
◆本当に“自主練”になっていますか?
ここで一つ、
問いかけたいのです。
• 無理やり子どもを朝起こして連れ出していませんか?
• YouTubeで見たスキル練習を、
「主体性が大事」と言いながら、
実は大人がその主体性を
奪ってしまっていないでしょうか?
◆自主練は「自分のため」にやるもの
野球なら素振りやシャドウ、
サッカーならリフティングやドリブル、
バスケならシュートやドリブル…。
自主練は
「質より量」なのか?
「量より質」なのか?
世の中にはいろんな意見があります。
でも一番大切なのは、
「自主練は何のためにするのか?」
ということ。
それは、
自分のために、
自分で決めて、
自分の意思で取り組むもの。
誰かに「やりなさい」と
言われてやるのは、
もはや“自主”練ではありません。
「質」か「量」かも、
自分で決めていい。
どちらかが正解
ということはありません。
◆自主練で得られる“気づき”と“成長”
大切なのは、
「自主練を通じて何を得たのか?」
「どんな成長があったのか?」
「今までとどんな違いを感じたのか?」
これらを自分で明確に知ることです。
それは試合中に
ふと感じるかもしれないし、
すぐには分からないかもしれません。
でも、
自主練を続けることで
新しい発見や気づきが生まれ、
それが大きな成長の
きっかけになることもあります。
◆大人の役割は「見守ること」
大人やコーチができるのは、
「どうやって?どのようにして?」
と方法を押し付けることではありません。
子供たちが
自主練に取り組む姿を
信じて見守ること。
「口を出す前に、
まずは子どもを信じてみる。」
自分で考え、
自分で動き出した時にこそ、
子どもたちは大きく成長します。
自主練は、
誰かのためじゃなく
“自分のため”。
その積み重ねが、
きっと未来の大きな力に
なるはずです。
そして、「質」でも「量」でもない。
何にフォーカスを当てると、
自主練の意味が見えてくるのか――
そんなことも、
ぜひ一度考えてみてください。
大人も一緒に、
自主練の価値について
向き合ってみませんか?
それが、
子供たちの大きな成長に
つながるかもしれません。
ちょっとしたこと。
それで自主練の意味は変わります。
プレイフルコーチ ヤディ
コーチの一言が、子どもの未来を変える
こんばんは。
プレイフルコーチの
ヤディです。
自分の子供が何かしらスポーツを始めると
親は競技の経験があってもなくても
コーチになってほしい
と言われることが多いです。
自分が経験してきた競技なら
まだしも、
やったことのない競技の
コーチになる。
とても複雑な気分ですよね?
教えたくても教えられない。
また、自分がやっていた競技だとしても
トップのカテゴリまではいっていないと
教えるのに自信がない。
でもコーチだから権威性は出したい。
何かしら教えたい。
親コーチの悩みでもありますよね。
【言葉の力を、あなたは信じますか?】
今日は、
スポーツ現場で私が実際に見聞きした
「コーチの言葉の力」について、
お届けします。
【たった一言が、子どもたちの未来を変える】
スポーツの現場で、
指導者の言葉がどれほど子供(選手)たちの
未来に影響を与えるか、
ご存知ですか?
「あれはダメ」
「これもしちゃダメ」
「○○しないとプロにはなれない。
だから○○をしろ!」
つい、
強い言葉を投げかけてしまうこと、
ありませんか?
もちろん、子どもによっては
「よし、やってやるぞ!」と
前向きに
受け止めてくれることもあります。
でも一方で、
「そんなの自分には無理だ…」
と感じた瞬間、
心にブレーキがかかり、
競技そのものが
苦痛になってしまうことも。
それくらい、
指導者の一言には
大きな重みがあるのです。
【ある選抜チームでの出来事】
ある競技の小学生選抜チーム。
将来プロを目指す精鋭たちが集まる中、
コーチはこう言いました。
「自分から積極的に
話せるようにならないと、
プロの世界にはいけない。」
自分から主体性を持って
話しに行かないと、
ゲームでパスも出してもらえない。
だから、積極的に話をするように。」
この話は保護者にも伝わり、
親たちは
「どうしたら積極的に
話せるようになるのか?」
と悩み始めます。
そして、子供にこう言うのです。
「明日から積極的に話しなさい。
会話をしなさい。」
【言葉が生む“プレッシャー”と“可能性”】
もしこれが簡単にできるなら、
みんなプロになれますよね。
「これをしないと○○になれない」
「できない子は○○できない」
確かに、
プロの世界は厳しいものです。
でも、まだ見ぬ世界を
“恐れ”で包んでしまうと、
子供の心に負のイメージが残り、
可能性の芽を摘んでしまいます。
【未来に“光”を射すコーチでありたい】
どんなに厳しい現実でも、
子どもたちには
“未来は明るい”と感じてほしい。
実体験であっても、
光を射す言葉で導くことが大切です。
もしプロの世界へ誘いたいなら、
上のカテゴリへ導きたいなら、
「できるかもしれない」
「やってみよう!」と
可能性を感じさせる
導き方を身につけていきましょう。
【コーチもアップデートを】
スポーツコーチは、
子供たちが迷わないように、
恐れを減らせるように導く存在です。
そのためにも、
表現の方法や
言葉の選び方を
学び続けることが大切。
経験だけに頼らない、
アップデートされたコーチは
とても凛々しく、
頼もしい存在になります。
子どもたちの可能性を信じ、
未来に光を射す
言葉を選び続けていきたいですね。
プレイフルコーチ ヤディ
「チームカラー」はこうして生まれる! ~現場で見た3つのストーリー~
子供のスポーツを応援に行っている
保護者の方々はよくあると思いますが、
我が子を見て思わず叫んじゃう!!
「イケイケ~。走れ~。」
そんな経験ありませんか?
指導者の方々も
ついつい大声を張り上げてしまう。
気づくと自分が一番熱くなっている。
そんなこともあるんじゃないでしょうか?
私自身も息子が小学校2年生から
少年野球で、関わりを持ってきました。
だからわかるんです!!
私の経験の中で、
どんな風に子供と
かかわってきたのか?
そんなこともこれから
お話できればいいなって
思っています。
試合で大声を張り上げて、
試合後の帰り道は
がっつり反省会。
子供は疲れているのに・・・
そんなことしていませんか?
わかっているのについ・・・。
そんなことに悩んでいる方も
多いようですね。
子育てやスポーツ指導には
正解があるのでは?
と正解探しをしてみたり、
「こうすべき」
という強い思い込みを
持っている方も多いようですね。
さて、
私が最近見た3つのチームの
話をしようと思います。
【3つのベンチで見たもの】
試合会場に到着すると、
すでに熱戦が繰り広げられていました。
ふと両チームのベンチに目をやると、
まったく違う空気が流れていたんです。
【コーチの情熱が前面に出るチーム】
選手たちは、
とてもおとなしい。
ベンチの前に立つヘッドコーチが
絶えず大きな声で
指示を飛ばしていました。
選手たちは
耳を傾けているような、
いないような…(笑)
試合後のミーティングも印象的。
コーチは少し上から目線で
「お前らが…」と熱く語り、
選手たちをしっかり褒めていました。
選手たちは
どこか他人事のような表情も見せていて。
コーチの思いが届いていることを
祈りたくなりました。
【子どもたちが主役のチーム】
もう一つのチームは、
試合中
コーチがほとんど口を挟まず。
ベンチの子どもたちが
大声で指示や励ましを
飛ばしていました。
試合には惜しくも敗れましたが、
ミーティングでは
全員がチームシャツに着替え、
コーチの話を
真剣な眼差しで聞いていました。
コーチは穏やかに、
具体的な場面を振り返りながら
「もしあの時こうしていたら…」と語ります。
子どもたちは誰一人遊ぶことなく、
うなずきながら聞き入っていました。
そこには、
コーチと選手の信頼関係、
そして主体性が
育まれている様子がありました。
【コーチの葛藤がにじむチーム】
さらに別のチーム。
試合後、
コーチは約10分間、
穏やかな口調で話し続けました。
「わからないことがあったらその場で聞け」
「聞かないから成長しない」
「これからは勝ちたい子と楽しみたい子で練習を分ける」
コーチの悔しさと
熱い思いが伝わってきますが、
どこか子どもたちには
届いていないような印象も。
そのコーチは、
試合中もずっと
ベンチから声を張り上げていました。
【チームカラーはどう作られるのか?】
この日、
3つのチームを見て
改めて感じたことが2つあります。
1つは、
子ども(選手)の強みや個性を
どう組み合わせるかで、
戦術もチームカラーも
決まるということ。
もう1つは、
指導者の影響力は想像以上に大きく、
指導者のふるまいが
無意識にチームの雰囲気を
作っているということ。
どの時代に何を言ってきたかではなく、
「今」の子どもたちに合わせたスタイルを
創るのが指導者の役目だと、
改めて感じました。
これからも、
指導者のマインドや
「あり方」について発信していきますので、
アップデートしながら
一緒に学び続けていきましょう!
プレイフルコーチ ヤディ