「チームカラー」はこうして生まれる! ~現場で見た3つのストーリー~
子供のスポーツを応援に行っている
保護者の方々はよくあると思いますが、
我が子を見て思わず叫んじゃう!!
「イケイケ~。走れ~。」
そんな経験ありませんか?
指導者の方々も
ついつい大声を張り上げてしまう。
気づくと自分が一番熱くなっている。
そんなこともあるんじゃないでしょうか?
私自身も息子が小学校2年生から
少年野球で、関わりを持ってきました。
だからわかるんです!!
私の経験の中で、
どんな風に子供と
かかわってきたのか?
そんなこともこれから
お話できればいいなって
思っています。
試合で大声を張り上げて、
試合後の帰り道は
がっつり反省会。
子供は疲れているのに・・・
そんなことしていませんか?
わかっているのについ・・・。
そんなことに悩んでいる方も
多いようですね。
子育てやスポーツ指導には
正解があるのでは?
と正解探しをしてみたり、
「こうすべき」
という強い思い込みを
持っている方も多いようですね。
さて、
私が最近見た3つのチームの
話をしようと思います。
【3つのベンチで見たもの】
試合会場に到着すると、
すでに熱戦が繰り広げられていました。
ふと両チームのベンチに目をやると、
まったく違う空気が流れていたんです。
【コーチの情熱が前面に出るチーム】
選手たちは、
とてもおとなしい。
ベンチの前に立つヘッドコーチが
絶えず大きな声で
指示を飛ばしていました。
選手たちは
耳を傾けているような、
いないような…(笑)
試合後のミーティングも印象的。
コーチは少し上から目線で
「お前らが…」と熱く語り、
選手たちをしっかり褒めていました。
選手たちは
どこか他人事のような表情も見せていて。
コーチの思いが届いていることを
祈りたくなりました。
【子どもたちが主役のチーム】
もう一つのチームは、
試合中
コーチがほとんど口を挟まず。
ベンチの子どもたちが
大声で指示や励ましを
飛ばしていました。
試合には惜しくも敗れましたが、
ミーティングでは
全員がチームシャツに着替え、
コーチの話を
真剣な眼差しで聞いていました。
コーチは穏やかに、
具体的な場面を振り返りながら
「もしあの時こうしていたら…」と語ります。
子どもたちは誰一人遊ぶことなく、
うなずきながら聞き入っていました。
そこには、
コーチと選手の信頼関係、
そして主体性が
育まれている様子がありました。
【コーチの葛藤がにじむチーム】
さらに別のチーム。
試合後、
コーチは約10分間、
穏やかな口調で話し続けました。
「わからないことがあったらその場で聞け」
「聞かないから成長しない」
「これからは勝ちたい子と楽しみたい子で練習を分ける」
コーチの悔しさと
熱い思いが伝わってきますが、
どこか子どもたちには
届いていないような印象も。
そのコーチは、
試合中もずっと
ベンチから声を張り上げていました。
【チームカラーはどう作られるのか?】
この日、
3つのチームを見て
改めて感じたことが2つあります。
1つは、
子ども(選手)の強みや個性を
どう組み合わせるかで、
戦術もチームカラーも
決まるということ。
もう1つは、
指導者の影響力は想像以上に大きく、
指導者のふるまいが
無意識にチームの雰囲気を
作っているということ。
どの時代に何を言ってきたかではなく、
「今」の子どもたちに合わせたスタイルを
創るのが指導者の役目だと、
改めて感じました。
これからも、
指導者のマインドや
「あり方」について発信していきますので、
アップデートしながら
一緒に学び続けていきましょう!
プレイフルコーチ ヤディ