選手が心を傾けるスポーツコーチ ヤディ(八所和己) -9ページ目

「大人の戦術」を押し付けない! 選手が主役のスポーツゲームへ

こんばんは。
プレイフルコーチの
ヤディです。

 

ある少年サッカーチームの
話です。


練習が終わった後、

子供たちがコーチと
話をしていました。

 

その日は特に、
戦術やフォーメーション
についての説明が多く、


子供たちの表情は
どこか曇っていました。

 

コーチが掲げた
戦略や複雑なポジショニング。

 

子供たちは必死に
頷いているものの、

目には疲れが
見え隠れしていたのです。

 

その時、
コーチがつぶやきました。

「この戦術を理解することが
 できれば、
 試合に勝てるんだ。
 これを覚えることで
 チームはもっと強くなる。」

 

最近では、
たくさんの戦術や戦略を
紹介する動画やテキストが
ネット上に溢れかえっています。

 

簡単に手に入るし
簡単に理解した気にもなる。

これができれば勝てる!


子供たちにも
教えたくなる。

 

でも、
本当に子供たちにとって
良い戦術や戦略なのでしょうか?

 

スポーツコーチが
その思いを持って
指導にあたることは
決して悪いことではありません。

 

しかし、
戦術や戦略は、
子供たちが楽しむための
土台ではなく、

 

むしろその先にあるもの。

楽しみながら
スポーツを学ぶことが


一番大事だと
改めて感じます。

 

スポーツコーチは、
常に立ち止まることができます。

 

バスケットボールの
強豪高校で教える
監督さんが言っていました。

 

「指導者はどこまで我慢
することができるか!」

 

指導者目線ではなく
子供(選手)目線に立ち

 

今の子供たちが
どういう時代を過ごして
きているのか?

 

時代とライフスタイルを理解して
それに見合った指導法を
見つけていく。

 

多様性の承認や
感情を満たす関係性。

 

子供たちにもっと
「遊び心」を加えた指導を
するように心掛けたらどうか?

 

例えば、
戦術を学ぶ前にまず
「なぜボールを追いたくなるのか?」


という原点に立ち返り、

 

ゲーム感覚で
動きながら


自分の役割を
感じてもらう。
 

戦術や戦略も大切ですが、
それを教える前に、

 

子供たちが
楽しさを感じていなければ、


長続きしないし、

その先に続く成長も
難しいなと
実感しています。

 

楽しさを忘れずに
戦術を教えることで、

 

子供たちが
試合に挑む心構えも
大きく変わります。

 

勝ち負けではなく、
彼らがスポーツを心から楽しみ、
仲間と一緒に成長していける
環境を作ること。

 

それが指導者に
求められている
本当の役割ではないかと
感じました。

 

これからも、
もっと多くの子供たちが


スポーツを楽しみながら

スポーツの価値を
感じてもらえる。

 

それをサポートできる
指導者が増えていくことを
願っています。


ぜひ、
コーチとして
一人の子供の親として


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何を教えて何を教えないのか? 子供たちの満足はどこで測る?

こんばんは。
プレイフルコーチの
ヤディです。

 

タグラグビーの
体験会での出来事が、

私にとって
忘れられない瞬間となりました。

初めてラグビーに
触れる子供たちと出会う
特別な時間。

体験会が始まる前、
ふと周りを見渡すと、
未就学の小さな女の子が一人、
私のところに駆け寄ってきました。

「鬼ごっこしよう」と、
むじゃきに言ってきたのです。


私が「じゃあヤディが鬼ね」
と応じると、
彼女はすぐに走り出しました。

その速さに驚きながらも、
私は彼女を追いかけました。

彼女はとても上手に逃げます。
距離を保ちながら、

でも、
確実に私のペースを外します。

目が輝き、
全身を使って逃げるその姿に、
私は一瞬で
その魅力に引き込まれました。

私と彼女はまるで
ダンスをしているような、
絶妙なタイミングで
動いていたような気がします。

そのうち、
周りの他の子どもたちも加わり、
すぐに鬼ごっこは大盛り上がり。

笑い声が響き渡り、
息を切らしながらも
真剣に走り回る子供たち。

その光景を見ていると、
心が温かくなるのを感じました。

大切なのは、
こうした瞬間に
どれだけ早く感情を
満たしてあげられるか。

それが
私たち
コーチの使命の一つです。

子供たちが楽しんでいる、
その瞬間が
何よりも価値のある時間だから。

 さて、
体験会が始まると、
急に雰囲気が一変します。

あんなに賑やかだった
子供たちの顔が、
静かになり、
少し神妙な
空気に包まれます。

いよいよ指導が始まりました。

「ボールはこうやって投げるんだよ」と、
指導者たちが熱心に教え始めます。

子供たちは何組かに分かれて
パスの練習を始めました。

私は先ほどの
未就学児の女の子とペアになりました。

最初は、
言葉を交わすことなく、
ただ二人でパス交換。

「ボールはこうやって投げるんだよ」
「手首を返して」
といった指示もなく、
ただ目と目を合わせ、

ボールをキャッチし、
投げる。
それだけでした。

その瞬間、
何か言葉を超えたものが
私たちの間に
存在しているのを感じました。

パスは自然と、
まるで魔法のように
うまく繋がります。

流れるような、
言葉のいらない
やり取り。

スポーツは、
必ずしも言葉だけで
成り立っているわけではありません。

時には、
言葉を超えて、
心と心が通じ合う
瞬間があります。

それは何も
国際的なトップチームの
選手だけが行っているものでは
ありません。

人とボール(道具)さえあれば
どんな人でも可能です。

そして、
子供たちの方が、
その感覚に
長けているのかもしれません。

言葉に頼らず、
ただアイコンタクトや
体の動きで伝え合う。

そのシンプルで
純粋なやり取りが、
スポーツを超えて、
心に深く響くのです。 

この経験を通じて、
私は
「何を教えて、何を教えないか」
ということを
改めて考えさせられました。


教えることの本質は、
決して技術や知識だけではなく、
こうした心の触れ合い、
共感の瞬間にあるのだと思います。

そして、
子供たちの満足は、

必ずしも指導の結果ではなく、
心がどれだけ満たされるかで
測ることができると感じました。

 共感の瞬間は
どのようにして
生まれるのでしょうか?

クリエイティブな瞬間こそ
指導者の醍醐味でもある。

全世代共通の
「エモーショナルな瞬間」

皆さんは
意識していますか?

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子供たちの”心が満たされる瞬間を捉えろ”

こんばんは。
プレイフルコーチの
ヤディです。

 

今回は、
私たちのスポーツアカデミーでの
実践を通じて見えてきた、
子供たちの主体性と
指導者の関わり方についてお話しします。


ラグビー×ランニングのその先へ

「ラグビー×ランニング」
をコンセプトに
スタートしたアカデミー


競技を問わず、身体の使い方や、
自ら考え行動する力を育むことを
大切にしています。

・前後に動く
・左右に動く

そんなシンプルな動きを
即座にこなせるようになるために、
私たちが“教える”のはほんの一瞬。

あとは子供たち自身が、
見よう見まねで実践していく
スタイルです。

ここで重要になるのが、
指導者の振る舞い。

「できないこと」を指摘するのか?」
「これくらいできなきゃダメだぞ!」

と叱咤するのか?
 

私たちの役割は、
子供たちの成長を支える
“伴走者”であることなのです。
 

 指導者もチャレンジ!ということで
ゲームの“見え方”を変える実験!!


いつも私が行っていた
チーム分けを、
子供たち自身に
任せてみました。


1試合目:2年生Aさんのチーム分け
→ 丁寧なチーム分けで、
 白熱した接戦に。結果は同点。
 本人の一言は
 「なかなか良かった!」と笑顔


2試合目:6年生Bさんのチーム分け
→ 足の速いCさんを
 真っ先に確保。
 しかし結果は0-3で敗北。
 能力だけでは勝てない
 “気づき”がここに。


3試合目:5年生Cさんのチーム分け
→ 直前の試合から学ばず、
 同じくBさんを確保。
 結果はイマイチ。

4試合目:2年生Dさんのチーム分け
→ 普段の「相性」を重視して
  チームを編成。
  結果は熱戦に!

 

それぞれのチーム分けから、
考え方・戦略・経験値が
垣間見えました。

子供たちが“気づく”
場面を増やすことが大切


「なんで勝てなかったんだろう?」
「なんで今回はうまくいったのかな?」

 

試合後に感想を聞くと、
子供たちはそれぞれの
考えをアウトプットしてくれます。

 「身体がデカいから重い。
  足が遅いんだよ!」

なんてユニークな
コメントも飛び出しました(笑)


 指導者に求められる“見る力”

 

たった70分間、
やり方を一度だけ伝え、
あとは子供たちの
創造力を信じる。


でもそれだけでは
終わりません。

 

子どもたちの行動パターンを観察する
チームの雰囲気や流れを把握する
次に繋げるための“鍵”を見出す

 

これが、指導者にとって
必要不可欠な力です。

 

最後に 

私が考えるスポーツ指導は、
単なる運動能力の向上だけでなく、
子供たちの
心のタンク=エモーショナルタンクを
満たす大切な場でもあります。

 
これからも、
子供たちの気づきを引き出す
環境づくりに励んでいきたいと思います。
 

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!

プレイフルコーチ ヤディ