今回は、
私たちのスポーツアカデミーでの
実践を通じて見えてきた、
子供たちの主体性と
指導者の関わり方についてお話しします。
ラグビー×ランニングのその先へ
「ラグビー×ランニング」
をコンセプトに
スタートしたアカデミー
競技を問わず、身体の使い方や、
自ら考え行動する力を育むことを
大切にしています。
・前後に動く
・左右に動く
そんなシンプルな動きを
即座にこなせるようになるために、
私たちが“教える”のはほんの一瞬。
あとは子供たち自身が、
見よう見まねで実践していく
スタイルです。
ここで重要になるのが、
指導者の振る舞い。
「できないこと」を指摘するのか?」
「これくらいできなきゃダメだぞ!」
と叱咤するのか?
私たちの役割は、
子供たちの成長を支える
“伴走者”であることなのです。
指導者もチャレンジ!ということで
ゲームの“見え方”を変える実験!!
いつも私が行っていた
チーム分けを、
子供たち自身に
任せてみました。
1試合目:2年生Aさんのチーム分け
→ 丁寧なチーム分けで、
白熱した接戦に。結果は同点。
本人の一言は
「なかなか良かった!」と笑顔
2試合目:6年生Bさんのチーム分け
→ 足の速いCさんを
真っ先に確保。
しかし結果は0-3で敗北。
能力だけでは勝てない
“気づき”がここに。
3試合目:5年生Cさんのチーム分け
→ 直前の試合から学ばず、
同じくBさんを確保。
結果はイマイチ。
4試合目:2年生Dさんのチーム分け
→ 普段の「相性」を重視して
チームを編成。
結果は熱戦に!
それぞれのチーム分けから、
考え方・戦略・経験値が
垣間見えました。
子供たちが“気づく”
場面を増やすことが大切
「なんで勝てなかったんだろう?」
「なんで今回はうまくいったのかな?」
試合後に感想を聞くと、
子供たちはそれぞれの
考えをアウトプットしてくれます。
「身体がデカいから重い。
足が遅いんだよ!」
なんてユニークな
コメントも飛び出しました(笑)
指導者に求められる“見る力”
たった70分間、
やり方を一度だけ伝え、
あとは子供たちの
創造力を信じる。
でもそれだけでは
終わりません。
子どもたちの行動パターンを観察する
チームの雰囲気や流れを把握する
次に繋げるための“鍵”を見出す
これが、指導者にとって
必要不可欠な力です。
最後に
私が考えるスポーツ指導は、
単なる運動能力の向上だけでなく、
子供たちの
心のタンク=エモーショナルタンクを
満たす大切な場でもあります。
これからも、
子供たちの気づきを引き出す
環境づくりに励んでいきたいと思います。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!
プレイフルコーチ ヤディ |