『道』Blog

道下和彦=Guitaristのブログです。
音楽ネタ中心に、思いついたら何でも書きます。


テーマ:
私が教鞭をとっている洗足学園大学は、
SG Work(エスジーワークス)
というCDレーベルを持っています。

「洗足音大出身者を世に出そう!」

という企画です。

日本でいち早く、
ジャズを専門に「教育するコース」を立ち上げた大学が、

日本でいち早く、
大学が発信する「芸術メディア」を立ち上げた大学である、

ということです。

実に音楽、芸術界にとって素晴らしい事だと思います。

SG Worksに関する詳しいお問い合わせは、
洗足音楽大学メディアセンター田中まで。

で!


そこから出発するアーティストがついに出ました!


それが
Sp-Uni「スプユニ」
です。

$『道』Blog

メンバーは
黒瀬香菜(org.)、朝田拓馬(g.)、永山洋輔(dr.)

オルガントリオです。

ここからは、不詳この道30数年のジャズおじさんが
このCDについてのレヴューを書かせていただきます。

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

まず、オルガントリオとは何か?

編成はオルガン、ギター、ドラムス、
です。

これは決まってるのです(何故か・・・)

そして、このトリオにはベースがいません(気づきましたか?)

ピアノトリオは、ピアノ、ベース、ドラムス
ギタートリオは、ギター、ベース、ドラムス
サックストリオは、サックス、ベース、ドラムス
・・・・・・
(ナット.キング・コールはPGBの変則ピアノトリオ)

というように、
ベースは大小、どんなバンドにも生息しています。
その割に希少種でありまして、
したがって、需要が高くて、
単音(しかもルート)しか弾かないくせに、
むかつくことに、仕事が多くて、誠に・・・

いや、失礼しました。
そいうわけで?
ベースは大変重要な楽器であります。


しかし、オルガン・トリオにはベース奏者がいません。

でも、ベースラインは「在り」ます。

それは、オルガン奏者が、
メロディ(アドリブ)とベースを同時に演奏してるからです。
すなわち一人二役!!

ふーん?

と、思われる方もいらっしゃると思いますが、
オルガン奏者のこの技術は、「特殊技能」です。

◯ギターが「メロディ=アドリブ」を演奏しているときは、
☆オルガンは「ベースライン(左手)」と「コード(右手)」を、

◯ギターが「コード」を弾いているときは、
☆オルガンは「ベースライン(左手)」と「メロディ=アドリブ(右手)」を、

△その間ドラムはずーっと「ドラム」です。


オルガンというのは「楽器の名前」であると同時に、
オルガンという「特殊技能」を示す言葉でもあるのです。

ギターという楽器はピアノとは相性が悪く(Nothing Personal !?)
オルガンとは相性がいいと言われていますし、
僕もそう思います。
それは、ギターはオルガンとは逆に、
二つの事を同時には出来ない(たまにする人いますが)
ので、
オルガンの谷間に入って演奏する事が出来る(そうするしか無い)
という条件設定と、

音色(倍音)がちょうど気持ちいい・・・
という非常にアバウトな理由からでしょうか?



▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲



さて、有名なオルガン奏者は沢山いますが・・・

ジミー・スミス
ジョン・パットン
ベイビー・フェイス・ウイリアムス
ジョニー・ハモンド
メルヴィン・ライン
ジミー・マクグリフ
リチャード・ホルムス
ラリー・ヤング
ドクター・ロニースミス
ヤン・ハマー
ジョーイ・デフランセスコ
ダン・ウォール
サム・ヤヘル
ラリー・ゴールディン
ゲイリー・ベルサーチ

挙げればきりがないですが、
素晴らしいオルガン奏者は沢山います。
そして彼らはオルガンという特殊技能を持った奏者達です。
是非皆さんもオルガンという特殊技能者たちの演奏に耳を傾けてください。

では、オルガンとはどんな楽器か?


$『道』Blog

です。
2段鍵盤、
おおかた、
下がベースおよび伴奏、
上ががメロディ。

かつては、
この楽器のサウンドはジャズ、ポップスはもちろん、
ロックの世界でもオルガン奏者は大活躍でした。


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


ところが・・・・

最近(近年)
そのオルガントリオミュージックが
「ちょっと元気ねえでねーかい~?」
という感じがちらほら・・

昔はライブハウスにハモンドオルガンがある店も結構あったのですが・・・
まあライブハウス自体が下火ですが・・・

それは(これは僕の個人的見解です、あくまでも)

オルガン奏者は、
あまりにも「先駆者達の偉大な功績」に縛られて、
その「典型的なサウンド」からなかなか発展し得ない、
というジレンマを抱えているのではないか?
という事です。

音楽というのはとかく、
「自由」という言葉の裏に隠された「保守」の面があるのです。

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


さて・・・
長々とつまらない
話をしてすいません。

そんな「今」

デヴューしたのがこのオルガントリオ

Sp-Uni

そしてオルガン奏者の黒瀬香菜という逸材です。

黒瀬香菜というオルガン奏者は、
これまでのオルガン・トリオの「保守」の面を打ち破り、
オルガンという特殊技能はこういう事ができるんか!
と、正に目を開かせてくれるような音世界を展開してくれます。

彼女の魅力はそのちっちゃい左手から繰り出される、
強力なジャブ!・・・いやグルーブです。
打つべし!打つべし!打つべし!
明日の為にもう一発、
打つべし!
と、
強力に打ち込まれるベースラインは、
かつてのトラディショナルプレーヤー達には無かった、
グルーブマシーンとしてのオルガンベースがそこに在ります。
「もう一人二役とは言わせねえ!」
「あたいの左手はもう一人の人間なんぢょ~」
ってな感じ!

このグルーブのおかげで、
従来のオルガン・トリオが抱えていた、
重圧(ハンデキャップ感)が
全く感じられません。

そう、
このバンドはオルガン「トリオ」というよりは、
普通に、「バンド」なんです。
普通というのは悪い意味では在りませんよ!

そして、
どこから生まれくるんだろう?
とあれこれ妄想したくなるような、
魅力的なメロディラインを奏でる右手!

蝶の様に舞い蜂の様に刺す!
とは正にこのこと!

すいません!
オルガン黒瀬談義に花を咲かせすぎてしまいました。

スプユニの魅力のもう一つが、
楽曲の良さ、
楽想の豊かさ、
と、言えば良いのか?
メンバーが3人とも曲を提供しています。

さすがに現代っ子(古っ)
僕たちおっさんが片手逆立ちしても書けないような・・・
とくに朝田拓馬(gt)の書く1癖2癖34癖もあるような、
世界観はちょっとハマります。

永山洋輔(dr)も大阪っ子を発揮して、
ステージではMCに大活躍!
してはります。

最後になりましたが、

Sp-Uni
のCDがついに、
山野楽器で先行発売になりました。

そして
チャクウタ配信も!

皆さん是非是非!
Sp-Uni
広がる世界を味わってください。

おすすめです!
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このジャケットって見た事ありません?

コンプリート・ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ/ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ

¥2,548
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キャメロン・クロウ監督の映画、

あの頃ペニー・レインと
Almost Famous (2000)

$『道』Blog

のポスターになってたのがこのジャケットです。

ロジャー・ニコルスはロック・コンポーザーではないですが・・・


ジョージ・ハリソンの「オール・シングス・マスト・パス」を聞いてから、
フィル・スペクターの超ハイ・クオリティ・ポップが聞きたくて、
あさってた頃の一押しがこのアルバムでした。

ビーチ・ボーイズの「ペット・サウンド」や5thディメンションの「アクエリアス」
なんかが好きでしたね~(懐かしいっしょ?)


僕はポップというのは、クオリティの音楽だと思ってます。
最高のミュージシャン、最高のテクノロジー、最高のエンジニア、
最高のプロデューサー、最高の予算・・・

それらを駆使して作られた物は、どんなにアヴァンギャルド(前衛的)
でも、それは、「ポップ」です。(ビートルズのホワイトアルバム)

もちろんポップとはポピュラーの略ですから
「大衆の」とか「有名な」とか、「人気の」等の意味でしょう。

でもね、

音楽ジャンルとしてのポップって、

「質」だと思うな~~~

ビートルズの初期はロックですよ!絶対!
だって粗いもん。

だから、

ローリング・ストーンズは今でもロック!

サザン・オールスターズはポップ!
RCサクセションは絶対ロック!
ショーケンもロック!(ちなみに)

ってな感じで、ロジャー・ニコルスは
まぎれも無いポップ!

ポール・ウイリアムスとタッグを組んで作った名曲は数々あれど・・・

このアルバムは持っていて損は無いと思う・・・



彼の作曲法は見事なまでにジャズ的手法を駆使した、後のフュージョン、AORのサウンドです。
が、A&Mサウンドと言うか、この時代を反映してると言うか?

聞きやすさとお洒落さ?を追求した、ある意味逆ストイックなサウンドなんです。
この時代を超越したこだわりオタクサウンドが今も愛されてる秘密なんでしょうね・・・



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ガラジマハールといいます。
初めまして。

カレー屋さんじゃないよ~。

このバンドのベーシスト、
Kai Eckhardt(カイ・エクハルト)
はバークリー時代の友人で、元ジョン・マクラフリン・トリオのベーシスト。

ものすごく穏やか~~な人で、いつもベースを背中にしょってニコニコしてた(-^□^-)

その彼が、バンドを作った、って言ってたのがもう10数年前。
そのバンドがこのガラジマハール。

一言で言えば?
ファンキー・インド・フュージョン!

こんなリズムの気持ちいい(気味が悪い?)バンドは今時めずらしい!

ホントに、リズムを追求する為にやってんのかあ~~おまえら~
って感じのバンドです。

でもギタリストは何故かジョージ・マルチーノ(パット・ベンソン)です(^∇^)


この動画はカイ・エクハルトのインタヴューとその後に彼らのCDからの1曲。
インタヴューの最後に曲の解説を少しだけやります。



カレーが食べたくなる曲



若い頃のカイ
この頃、「ジョン・マクラフリン紹介してくれ~っ」て彼に頼んで、
楽屋に会いに行ってジョンと30分くらい話せた。
練習の話ばっか(;^_^A
まさにプラクティス・ホリック?
でも勉強なったよ~~~~


CDもとってもいいですよ~
ハマります。

Mondo Garaj/Garaj Mahal

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Blueberry Cave/Garaj Mahal

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