2022.06.26 白山へ行く
それじゃあ白山でご来光を見よう。
マッハさんが、僕の白山行きたいっていうお願いに素敵なトッピングをしてくれた。
では1:30別当出合スタートで。
マッハ氏に先導されるヤバ中DNF3人。そういつものメンバーである。
一行は、日の出に間に合うべく、会話もなく先を急ぐ。
彼らの背中から伝わってくる殺気は、
これから始まる白山登山への緊張か、
はたまた、僕の遅刻のせいなのか。
途中2カ所ほど緊張感漂う場面は確かにあった。
滑落したら止まらんね。
ヒキガエルは合唱中で恋の季節のようだ。
おかげさま?で室堂まで2時間足らず。速し。
先週エイドで提供された娘娘万頭のメーカーである
山中石川屋さんところの氷室まんじゅうを食す。
今の季節限定名物。
ここで万全の備えに着替えて小休止。
日の出の時間を狙って山頂へ。
深夜、キレイだった星空もかき消すガスゾーン
何にも見えない。
それでも、いいんです。
ん?いつの間にフグ被ってたんだろ?
今シーズン初だからだろうか。
室堂から山頂までが、けっこうしんどい。
白山慣れしていかないと。
帰りは、先週のヤバ中の話で盛り上がる。
各自、改善点は見えているようだ。
しかし、いい具合に盛り上がってる時に
転倒に次ぐ転倒。
石面、雪面は慎重に慎重に。
みんな疲れてるんだよ。きっと。
クロユリの開花はもうすぐみたい。
中飯場から下は、いいお天気。
猛暑の下界には下りたくなくなる。
8:00前には下山したんで
市ノ瀬にある休憩所でリゾート気分のオッサンズ。
自分は爆睡させていただいた。
遅刻、ダメ、ゼッタイ。
そう誓った。
2022.06.19 OSJ山中温泉 走後記②完
5:00 スタート
そして
15:00 CP2 県民の森でDNF
10時間で僕の挑戦は終わってしまった。
初めてのDNF
完走率31%
やっぱりOSJ山中温泉がヤバ中温泉と
揶揄されるはずである。
だけれど、完走率を知って、
あーそんなに完走者がいないんだな。
と同調意識のような安心はしていない。
自分は自分で関係ないのだから。
あれから時間が経って、
頭の中の整理がついてきた。
まだ、下半身がだるいけれど、
オデコの傷も塞がったし。(ご心配おかけしました。)
原因は、水不足と気温を考慮しなかったペース配分、
そして補給類。
挙げてみると、なんだそんなのアルアルやん。
とも思うけれど、見事ゴールにたどり着いた仲間や
知ってるランナーに片っ端から聞いたけれど、
その具体的な対策は人それぞれだった。
本ブログでは、OSJヤバ中温泉リベンジに向けて
KPT法でアプローチしてみたい。
まずはK(KEEP)
・やはり試走は大切。
知っていると先へ進むか否かの判断がしやすくなる。
・急登、直登、ゲキ下りに対する脚づくり
これは試走で出来上がったのかもしれない
・渋滞対策
やはり富士写ヶ岳登山口まではある程度前にいたい。
・サブのフラスク携行
水の入れ物がないと始まらない。
そしてP(PROBLEM)
・脚の浮腫み
富士写のゲキ下りで足指の浮腫みが治まって
シューズ内に余裕が生まれてしまい、
結果、指先がシューズ先端に強く押し付けられ
左足指3本、右足指2本が黒爪化
・水不足
スタート時に1Lあった水は富士写ヶ岳下山前で空に。
大日山前で2L満タンにするも、加賀甲(避難小屋)
までで残1Lの燃費の悪さ。
舌を湿らす程度での我慢が脚攣り祭りを助長した。
・フラスクの飲み口のシリコンの緩さ
小大日山辺りで貴重な水をすすろうとシリコンを
噛んで引っ張ったら、飲み口ごと抜けて、
大切な水がピューっと飛び散ってしまい凹んだ。
・ジェル、塩タブレット不足
脚攣り制御で投入していたら、大日山ピークまでで
ジェルが6→3 タブレットが8→4に。
これでは後半が不安で仕方がない。
・寝不足
ワクワクしていた。
・朝食
ワクワクして落ち着いて食べられなかった。
・トイレ
ワクワクして1回しか行かなかった。
さぁT(TRY)だ
・レース1カ月前からは本番用シューズだけを履く。
シューレースの結び余りの短さに
浮腫んでいるのか太ったのか分からなかった。
・自分にフィットする塩系Mg系補給類を見つける。
今までいろいろ試してきたけれど、後半にどうしても
口にしたくなくなる。下痢にもなる。
他をいろいろ試していきたい。
・気温が25℃を超えるのなら水は常時1.5L
ザックの軽量化を図りたいところだが、致し方なし。
もちろん飲み口がすっぽ抜けないように注意する。
フラスクそのものを見直すかもしれない。
・時間配分を考える
一番苦手だ。
しかし、ざっくりとでも計画しておかないと、関門に
引っかかるかもしれないという不安がつきまとう。
・トレッキングポールを使う
完走のためにポリシーやスタイルなんて何の意味もない
・口数を減らす(集中、集中)
仲間や知人が多いレースだからこそ、
ミヤモト氏のようにクールにエレガントに振舞いたい。
DNF後に山中座に向かう車中が、一番楽しかったかもしれない。
キャノン以来じゃない?
撮影:山Gスポーツ
山Gさん、来年までお土産(ビーバー)あずかっておくね。
タカヒロさん、無理したらだめよ。
撮影:ももスポーツ
来年は完走して勝ち越したい
撮影:山Gスポーツ
完走されたみんな、輝いてた。
ホントすげぇ。
来年はゴールエリアで吠えたい。
イェ、イェ、イエ~イ byたかし
2022.06.19 OSJ山中温泉 走後記①
3年ぶりのOSJ山中温泉トレイルレース。
地の利を活かして、試走にも取り組んだ。
各地からこんな山奥にブログ仲間もやってきた。
もちろん北陸の猛者たちのレース展開も楽しみだ。
挑むステージは、今の時代にも流されず
ランナーにも決して媚びない国内屈指の難コース。
盛り上がらないワケがない。
前日、
活気に満ちた受付会場に足を運ぶと
ブログでつながった方々と久しぶりに会えた。
ちろさん、タカヒロさん、タカヒロさんの奥様、
サスケさん、あとヒヒーンikakuraさん
そしてKatsuさんにも。
ももしゃん、また一段と綺麗になったね。
レース当日、午前2:00
嵐氏からのモーニングコールで目が覚める。
氏は仕上がっていた。
午前4:00
会場へ向かう道で緊張感が増してくる。
それでも会場に着けば、みんなテンションが高くなる。
試走を繰り返してきたこのメンバーは、この後に始まる
過酷な時間を知っているからこそかも知れない。
嵐氏は制御装置のフグアタッチメントを外していた。
もう誰も彼を止められない。
自分は山Gさんと談笑しながら、スタートを待つ。
すげぇ人、過去最高のエントリー数だとか。
午前5:00いよいよスタート。
2022.06.12 たまには味変 法恩寺山
週末は暑くなりそうですね。
水切れにならないよう1本多めに持っておくことをおススメしますよ。
最近、山中界隈に出向くことが続いていた。
もちろん、OSJ山中対策ってのもあるけれど、さすがに飽きてきた。
今さら伸びしろがあるわけでもないしね…
マッハ氏にどこか軽くリラックスして楽しめるトレイルはないかと
相談していたところ、スペックを添えたプレゼンをいただいた。
では、20㎞で累積1400くらいのどうですか?
それよ、それ、行きましょう。
いつもオッサン達4人で法恩寺山へと出かけた。
ここは今はなき、白山禅定道トレイルマラソンのコースだったらしい。
早朝ということもあり、人影はない。
ポクポクとさわやかな1日が始まる。
ポクポクさわやか継続中
ポクポクしてるとご本堂が見えてきた。さわやか継続中
マッハ氏からご本堂の云われなどについてうかがった。
マッハさん、今日は趣向が違うじゃない。
こんなプランも持ち合わせていたのね。いいじゃない。
ご本堂を越えてすぐだっただろうか。
急登、直登の連続が始まった。
おまけに石畳や木道や木段とスリップしやすいトラップいっぱい。
あーやっぱりこうなるのね。
隊長のボヤキも多くなってきた。
走りやすい場所もちゃんとあるけれど、
そうじゃないコースもある。
三頭山(ミツガシラヤマ)に着いた頃にはヘトヘトですよ。
確かに眺めはいいけれど。
とにかく高いところには登っておきたい。
さらに奥へと進むという。
伏拝 着。
さて帰るか。
久しぶりにマッハ氏の後ろへつく。
速ぇーわ。
帰りのロード。
勝山城めがけてのランでは嵐氏がぶっ飛ばしていく。
やはり仕上がりすぎているようだ。
最後はやっぱりこれでしょう。
疲労抜きとはいかなかったけれど、気分転換にはなりましたよ。
2022.06.11 音楽の力を借りてみた OSJ山中試歩
先週ついに観てきた。
開始5分も経たないうちに鳥肌が立った。
見るなら前作をもう一度見ておけ。
こう、嵐氏からきつく言われていた。
見ておいて良かった。
しかし、一時の清涼感を得るも、不安は拭いきれない。
そうだ、山中行こう。
ソロだし、午後から予定もあるし、
鞍掛山~三童子山ラウンド
6:30スタート
人気もなく自分のペースでゆっくりと。
すると上から見慣れた方が下りてきた。
嵐氏だ。
車が停まってたから分かっていたけど、
もう下りてきたのだ。速い、速すぎる。
自信に満ち溢れた姿が眩しすぎた。
とにかくクモの糸がやばい。という
ありがたきお言葉を放ちながら、、
氏は音もたてずにスルスルと下って行った。
あれは、仕上がっているパターンだな。
ピーク着。何回来てる?
ここから三童子スカイラインへ。
氏の言うとおり、クモの巣トラップゾーン
小枝をクルクル回して進むも、
そのタイミングをよけ切った糸が容赦なく襲いかかる。
こんな時こそ、自分を鼓舞しよう。
人はいない、熊はいるかも。
スマホ大音量確認 ワンタップ
「Top Gun Anthem」
思わず小枝で指揮をとる。
一昨日と36年前の記憶がよみがえる。
あーしかし、しかしだ。
どんな趣向を凝らしても
三童子山のキツさ、しつこさは変わらない。
ピークからの激下りは
「Danger Zone」で。
リズムとは真逆の慎重下山に徹する。
下山後の霞みがかった林道は、なんと眩いことか。
ひんやりして、清々しい。
終わってみれば、オッサンの早朝山散歩であった。