伏見院 まだくれぬ【第5章】 | わたる風よりにほふマルボロ

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現代短歌新聞2021年4月号

作品掲載

 

new「源氏で紡ぐ和歌便り」

2021年8月分掲載new

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五十首御歌の中に夕月

 

まだくれぬ空の光とみる程にしられで月のかげになりぬる

 

伏見院

玉葉和歌集秋下631

 

 

訳や語釈、これまでの解説は
昨日までの記事を

お読みくださいね。

 

【第1章】

【第2章】

【第3章】

【第4章】

 

 

 

さて、この長い長い記事も

こちらで最後になるはず……。

 

 

昨日まで述べてきたように、

またほかの歌への解説として

過去の複数の記事でも

書いてきたように、

 

京極派和歌では

文法的に揺らぎのある表現を

そこそこ使用する例があります。

 

 

 

文法的なミスや揺らぎが

ある以上

その歌はダメだ、

 

ということにはなりません。

 

その歌の価値は

その歌の価値として

ひとつひとつ冷静に考えるべき。

 

文法的に揺らぎがあり

良い歌もあり、良くない歌もあり、

 

文法的に正しくて

良い歌もあり、良くない歌もある。

 

それは忘れたくありません。

 

 

ただ、

 

彼らの歌にミスや揺らぎなど

あるわけがない

 

という姿勢で

それらの歌に臨むのは、

和歌鑑賞上好ましい

と言えるだろうか、

 

ということは

真剣に考えたいものですね。

 

 

 

そうした盲目的、無批判な

姿勢は、

 

「『万葉集』は

 日本最古の和歌集だから

 すばらしいものだ」

と、読みもせず決めてかかり

『万葉集』をアゲアゲすることで

 

かえって『万葉集』に対して

失礼な態度を

知らず知らずに取る人たちの

姿勢

 

と通じます。

 

 

 

 

上げているつもりでしょうが、

大変失礼な行為です。

 

このブログの読者様に限って

なかなかおられないでしょうが、

万が一心当たりがありましたら

いますぐやめましょう。

 

私も常々内省して

考え、見るように

気をつけている事です。

 

 

 

……嘘やろ。

この記事で終わ、らなかった。

 

 

まだくれぬ空の光とみる程にしられで月のかげになりぬる

 

 

この記事の

【第1章】

【第2章】

【第3章】

【第4章】

【第5章】

【第6章】

 

 

 

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