引越の荷造りを行っている義父が今度は、「タンスの奥からこんなものがでてきたので、D(私の息子)にあげる。」と言ってあるものを差し出してきた。
見ると、両端が焼け焦げた1000円札だった。
3分の2以上は残っているので、1000円の価値はありそうだ。
私は、「こんな使えないお札なんていらない。あげるんなら、ちゃんと使える状態でちょうだい。」ときっぱりと断った。
すると、後日、義父は「郵便局に交換に行ったら、交換はできないけど、入金ならできるかもしれないと言われたけど、通帳を持っていないからできなかった。」と言ってきた。
確かに、義父の通帳一式は私が預かっていた(⇒その時の記事はこちら)。
きっぱり断った1000円札は結局私の元に戻ってきてしまい、ここから私の怒涛のたらい回しが始まっていく。
まず、近くの郵便局に行くと、少し待たされた後「ちょっとこれは入金は無理ですねー。銀行さんならできるかもしれないです。。。」と言われた。
後日、私が口座を持っている中で一番最寄の銀行(最寄といっても自転車で15分くらいかかる)に行くと、「すみません。ここの支店は現金の取り扱いは行っておりません。この近くだとXX支店か●●支店へ。」とのこと。
またまた後日、義父の飼い犬を病院に連れていくついでに紹介されたXX支店に行くと、これまた少し待たされた後「申し訳ありません。ちょっとこのお札はお取り扱いできません。日本銀行で交換をお願いします。」とのこと。。。
我が家から、日銀までは往復で1000円以上の交通費がかかる。
1000円以上の交通費をかけて、焼け焦げた1000円札を交換するのか。。。
私はもはやこの1000円札を捨てたい気分になってきた。
しかし、そんなことしたら一生お金に困る気もするし、こんなお金を持っている時点で確実に運気が下がっている気もした。
結局、私の実家からだと割と近くに日銀があったので、実家に帰ったタイミングで、日銀に来店予約してようやく新しい1000円札に交換することができたのだ。
世の中にはもらって迷惑なお金もあるようだ。