義父の家を見に来てくれた3組目のお客様は、家を気に入ってくれ、ローンの審査をしているとのことだった。
しかし、ご主人は運送会社で働いており、月により収入の波があり、ローンがいくらまで下りるかが不透明とのことだった。
そして、その次の週には4組目のお客さんが来てくれた。
4組目のお客さんは夫婦で来ていたが、旦那さんがリフォーム会社で働いているそうで、リフォームにとても詳しかった。
ここは、「こう直せそうだねー」とか言いつつ、部屋を見て回っていた。
私からしてみれば、気になって仕方のない義父のタバコのヤニまみれの壁紙もリフォームすれば綺麗になるようで、あまり気にしていない模様だ。
義父の引越先は決まったものの、まだがっつりと義父が住んでいる生活感満載の義実家。
内覧に来てくださるお客様は皆さん、「すみませーん」と気を使いながら、こそこそとおうちの中を見て回っている。
何千万もするような買い物をこんなチラ見で決断できるのだろうか?
私はものすごく疑問だったし、引越をしない限り到底売れない気もした。