かっこいい名前・面白い名前・長い名前のクイズ用語を約250個集めてみました。
※ベタすぎるのは入れてません。
※学生系多め。
※下ネタ有り。
『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』
(ジョン・ル・カレの小説。「ハニートラップ」という言葉の初出とされる。)
『ゲーデル、エッシャー、バッハ』
(ダグラス・ホフスタッターの科学書。副題「あるいは不思議の環」)
『グラモフォン・フィルム・タイプライター』
(ドイツのメディア評論家フリードリヒ・キットラーの著書。)
『銃・病原菌・鉄』
(ジャレド・ダイアモンドの著書。副題「1万3000年にわたる人類史の謎」。ミレーの絵画『ペルーのインカを征服するピサロ』が表紙を飾った。)
『宇宙・肉体・悪魔』
(イギリスの生物物理学者ジョン・デズモンド・バナールの著書。その中で初めてスペースコロニーやサイボーグが登場した。)
『豪奢、静寂、逸楽』(ごうしゃ、せいじゃく、いつらく)
(アンリ・マティスの絵画。wikiでは「マティスの全作品の基礎であり芸術史の中でも中心的な作品。フォービズムの出発点となった作品と考えられている」とまで称されている。)
『咲かぬ咲かんの桜吹雪は咲き行くほどに咲き立ちて明け暮れないの物語』
(野田秀樹が手掛けた、「夢の遊眠社」の旗揚げ作品。)
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
(「劇団、本谷有希子(もとや・ゆきこ)」の旗揚げ作品。)
『頭痛肩こり樋口一葉』
(「こまつ座」の旗揚げ作品。こまつ座は井上ひさしの作品を上映することで知られる。)
『DANCE桃杏マシン(ダンスあんずマシン)』
(「大駱駝艦(だいらくだかん)」の旗揚げ作品。大駱駝艦は麿赤兒(まろ・あかじ)が主宰している。)
『そこにシワがあるから』
(エクストリームアイロニングの日本人第一人者・松澤等(まつざわ・ひとし)の著書。)
『セビリアの色事師と石の招客』(セビリアのいろごとしといしのしょうきゃく)
(スペインの劇作家ティルソ・デ・モリーナの戯曲。ドン・フアンをモチーフにした最初期の作品。)
『ピカロ:グスマン・デ・アルファラーチェの生涯』
(ピカレスク小説の名前の由来になった、マテオ・アレマンの小説。)
『ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯』
(最初のピカレスク小説とされる。作者不詳。)
『神よ、この死に至る愛の中で我を生き延びさせ給え』
(ベルリンの壁に描かれた、ドミトリー・ヴルーベリによる絵画。別名を「兄弟のキス」というように、男性同士で抱擁と接吻をしているブレジネフとホーネッカーを描いている。)
『一体何が今日の家庭をこれほどに変え、魅力あるものにしているのか』
(世界初のポップアートとされる、画家リチャード・ハミルトンの作品。)
『(1)落ちる水、(2)照明用ガス、が与えられたとせよ』
(マルセル・デュシャンの遺作。)
『彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも』
(通称を「大ガラス」という、マルセル・デュシャンの作品。)
『うちの女房にゃ髭がある』
(和田邦坊(わだ・くにぼう)の小説。和田の作品は実在の成金 山本唯三郎(やまもと・たださぶろう)をモデルに「どうだ明るくなつたろう」と言う成金を描いた風刺画『成金栄華時代』の方がクイズに出る。)
『コウモリであるとはどのようなことか』
(アメリカの哲学者トマス・ネーゲルの著書。)
『ジョン・レノン対火星人』
(『すばらしい日本の戦争』を少し書きかえて発表された高橋源一郎(たかはし・げんいちろう)の小説。高橋源一郎はデビュー作の『さようなら、ギャングたち』や第1回三島由紀夫賞受賞作の『優雅で感傷的な日本野球』の方がクイズに出る。)
『希望の国のエクソダス』『愛と幻想のファシズム』『限りなく透明に近いブルー』
(村上龍の小説。)
『上宮聖徳法王帝説』(じょうぐうしょうとくほうおうていせつ)
(聖徳太子の著書。『元興寺縁起』(がんごうじえんぎ)とともに仏教が伝来が538年である「戊午説」の根拠になっている。ちなみに対立する説は552年の「壬申説」。)
『ブラーマ・スプタ・シッダーンタ』
(数学者ブラーマグプタの628年の著書。「0」の概念について記した書物としては、3~4世紀に記された「バクシャーリー写本」に次いで古いとされる。)
『一歩前進、二歩後退』
(レーニンの著書。副題「わが党内の危機」。)
『戦争は女の顔をしていない』
(2015年のノーベル文学賞受賞者スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチの小説。)
『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』
(ロバート・フルガムの著書。)
『トリストラム・シャンディ(の生活と意見)』
(ローレンス・スターンの未完の長編。スターンの作品は『センチメンタル・ジャーニー』も出る。)
『復讐するは我にあり』
(殺人鬼・西口彰(あきら)を題材にした、佐木隆三(さき・りゅうぞう)の直木賞受賞作。)
『野獣死すべし』
(大藪春彦(おおやぶ・はるひこ)のデビュー作、およびセシル・デイ=ルイスが「ニコラス・ブレイク」名義で書いた推理小説。ちなみにセシル・デイ=ルイスの息子は『マイ・レフトフット』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『リンカーン』で最多の3回アカデミー主演男優賞を受賞したダニエル・デイ=ルイス。)
『ら抜きの殺意』
(永井愛(ながい・あい)の戯曲。1998年の第1回鶴屋南北戯曲賞を受賞。)
『そしてカバたちはタンクで茹で死に』
(ビート・ジェネレーション作家 ジャック・ケルアックとウィリアム・バロウズが作家デビュー以前に書いた共同作品。ルシアン・カー(Lucien Carr)とデヴィッド・カマラー(David Kammerer)の事件が元。)
『悩みはイバラのようにふりそそぐ』
(山田かまちの死後発見された詩画集。)
『廿世紀之怪物帝国主義』(にじっせいきのかいぶつていこくしゅぎ)
(「大逆事件」で知られる幸徳秋水の処女出版。)
『ウは宇宙船のウ』
(レイ・ブラッドベリのSF小説。原題の「R is for Rocket」を大西尹明(おおにし・ただあき)が訳した。)
『世界の中心で愛を叫んだけもの』
(ハーラン・エリスンの小説。『世界の中心で、愛をさけぶ』とのパラレルをよく見る。)
『「悔い改めよ、ハーレクイン!」とチクタクマンはいった』
(第1回ネビュラ賞短編部門を受賞した、ハーラン・エリスンの小説。)
『戦争が終り、世界の終りが始まった』
(SF作家フィリップ・K・ディックの、生前に出版された唯一の純文学作品。)
『マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者たちによって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺』
(長過ぎる戯曲。作者のペーター・ヴァイスの方が多分クイズに出る。)
『誰だ?花園を荒らす者は!』
(中村武羅夫(なかむら・むらお)の評論。純文学を荒らすプロレタリア文学などを批判した。)
『ヘッテルとフエーテル』
(2009年の第1回日本タイトルだけ大賞を受賞した、マネー・ヘッタ・チャンの著書。副題「本当に残酷なマネー版グリム童話」。)
『私を抱いてそしてキスして』
(第22回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した、家田荘子(いえだ・しょうこ)の作品。副題「エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録」。)
『(ナンタケット島出身の)アーサー・ゴードン・ピムの物語』
(エドガー・アラン・ポー唯一の長編小説。)
『アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー』
(ハンク・モーガンがアーサー王時代にタイムスリップして内政を行うという内容の、マーク・トウェインの小説。「ニューディール政策」の名前の由来となる政策が登場することで知られる。俗に「元祖・異世界転生もの」とか呼ばれている。)
『インディアスの破壊についての簡潔な報告』
(バルトロメ・デ・ラス・カサスの著書。)
『菊とポケモン』
(アン・アリスンの著書。日本文化がグローバルに受容されている理由とプロセスを解明していくという内容。副題を「グローバル化する日本の文化力」という。)
「ダンテ・・・ブルーノ・ヴィーコ・・ジョイス」
(不条理演劇作家サミュエル・ベケットの処女作である評論文。「・」1つは100年を意味する。)
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』
(ビートルズのアルバム。世界の著名人の人形が並んでいるジャケットで知られる。ジャケット写真の撮影はマイケル・クーパーが、バックの人物写真のコラージュはピーター・ブレイクと彼の妻ジャン・ハワースが手掛けた。)
『パタ・パタ』
(南アフリカの歌手ミリアム・マケバの代表曲。)
『ヘリコプター弦楽四重奏曲』
(カールハインツ・シュトックハウゼン作曲のオペラ『光(リヒト)』中の「水曜日」の第3場面の曲。ヘリコプターの中で演奏する。)
『七つの楽器のための室内協奏曲』
(入野義朗(いりの・よしろう)作曲の、日本初の十二音技法による作品。)
『愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない』
(B'z最大のヒットシングル。)
『凸坊新畫帖 芋助猪狩の巻』(でこぼうしんがちょう いもすけいのししがりのまき)
(1917年1月に公開された、下川凹天(しもかわ・へこてん/おうてん)による日本初のアニメ映画。)
『動くな!死ね!甦れ!』
(少年ワレルカと少女ガリーヤを主人公とする、ヴィターリー・カネフスキー監督・脚本の映画。)
『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記』(-バトル オブ グレイト デュエリスト)
(wikiによると「世界初の3バージョン同時発売」を達成したとされるゲームボーイカラー用ゲームソフト。クソゲー『クロスハンター』が発売延期をしなければこれが世界初になったそう。)
『蚊』
(PS2のゲーム。日本で一番短いゲームタイトルとして知られる。)
『ヴュ』
(リュシアン・ヴォーゲルが1928年に創業したフランスの雑誌。キャパの『崩れ落ちる兵士』がはじめて掲載された。)
『ナガサキ・シッピング・リスト・アンド・アドバタイザー』
(アルバート・ハンサードが創刊した日本初の英字新聞。創刊号では日本初のボウリング場「インターナショナル・ボウリング・サロン」が開設したことの広告が掲載された。)
『コザルチャンカ』
(「コザラから来た少女」とも。ユーゴスラビアの写真家ジョルジュ・スクリギンによって撮影された、ミリヤ・マリンという少女が写った写真。)
『九成宮醴泉銘』(きゅうせいきゅうれいせん(の)めい)
(楷書の理想形される碑文。欧陽詢(おうようじゅん)によって書かれた。唐の太宗が離宮に避暑に訪れた際に泉が湧き出たことを記念して作らせたとされる。)
(ラス・)ナバス・デ・トロサの戦い
(1212年、キリスト教勢力がムワッヒド朝を撃破した戦い。これによりレコンキスタが大きく進展した。)
島原大変肥後迷惑(しまばらたいへんひごめいわく)
(1792年5月21日に島原・肥後で発生した地震・津波。九十九島(つくもじま)や白土湖(しらちこ)はこのときに生まれた。)
ヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件
(1942年7月16日~17日に起こった、フランス警察が約1 万3000人ものユダャ人を検挙した事件。)
カニの横ばい拒否事件
(松本治一郎(まつもと・じいちろう)が国会開会式に来場した昭和天皇への拝謁を拒否した事件。)
アナタハンの女王事件
(1945年から1950年にかけてアナタハン島で起こった、32人の男性たちが比嘉和子(ひか・かずこ)という女性を巡って殺し合った事件。)
コラプテッド・ブラッド事件
(オンラインゲーム『ワールドオブウォークラフト』で発生した「パンデミック」。)
張作霖爆殺事件(ちょうさくりん-)
(首謀者は河本大作(こうもと・だいさく)。別名の「満州某重大事件」もパワーワード。)
オー・ミステイク事件
(アプレゲール犯罪の一つ「日大ギャング事件」の別名。主犯の山際啓之(やまぎわ・ひろゆき)の発言にちなむ。)
百花斉放百家争鳴(ひゃっかせいほうひゃっかそうめい)
(1956~57年に中国で起こった政治運動。国民に言論の自由を与えた。陸定一(りく・ていいち)の公演名に由来。)
百万町歩開墾計画(ひゃくまんちょうぶかいこんけいかく)
(722年の日本の法律。)
禁中並公家諸法度(きんちゅうならびにくげしょはっと)
(1615年の日本の法律。同年には他にも一国一城令、武家諸法度、大坂夏の陣とかいろんな出来事がある。)
サン=クレール=シュール=エプト条約
(911年、西フランク王シャルル3世とノルマン人を指揮したロロとの間で結ばれた条約。)
フベルトゥスブルク条約
(1763年、七年戦争の講和条約として、プロイセン王国とオーストリアの間で締結された講和条約。)
キュチュク・カイナルジ条約
(1774年に締結された、第1次露土戦争の講和条約。)
ウンキャル・スケレッシ条約
(1833年に締結された、第1次エジプト=トルコ戦争の講和条約。)
ウッチャリ条約
(1889年、エチオピア皇帝メネリク2世がイタリアと結んだ条約。)
セナトゥス・コンスルトゥム・ウルティムム
(共和政ローマにおいて、共和制を脅かす者に対して元老院が発令する最後通告。)
プラグマティッシェ=ザンクティオン
(1713年、神聖ローマ帝国皇帝カール6世が定めたハプスブルク家の勅令。日本語では「国事詔書」と訳される。)
ダムナティオ・メモリアエ
(古代ローマにおいて、死に加え存在そのものの痕跡を抹消される刑罰。)
パクタ・スント・セルウァンダ
(国際法において「契約は守られなくてはならない」と日本語訳される原則。)
トリブヌス・ミリトゥム・コンスラリ・ポテスタテ
(共和制ローマの役職。パトリキ(貴族)とプレブス(平民)の対立を抑制するために作られた。前367年のリキニウス・セクスティウス法でコンスルの復活によって廃止された。日本語では「執政武官」などという。)
後戻りのための黄金の橋
(犯罪の実行に着手しながら、自己の意思により犯罪を中止する「中止未遂」を行った人に刑を減免すること。ドイツの刑法学者フランツ・フォン・リストが初めて用いた。)
ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ
(篠原有司男(しのはら・うしお)、赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい)、荒川修作(あらかわ・しゅうさく)らが1960年に結成した芸術グループ。)
ノイエ・ザッハリヒカイト
(日本語では「新即物主義」という芸術運動。命名者はマンハイム美術館の館長G・F・ハートラプ。)
優美な屍骸
(「甘美な屍骸」とも。シュルレアリスムの技法の一つ。共同作業において、複数の人間が互いに他の人間が何を制作しているかを知ることなしに自分のパートだけを制作するというもの。)
ぴんとこな
(歌舞伎の二枚目役のうち、多少きりりとした性格をもつもの。『伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)』の福岡貢(ふくおかみつぎ)などが代表例。嶋木あこの漫画のタイトルにもなっている。)
コロス
(古代ギリシャの合唱隊。「コーラス」の語源になったといわれる。)
中里村雪国はつらつ条例
(新潟県中魚沼郡中里村(現・新潟県十日町市)の条例。「雪国はつらいよ条例」という誤植で有名になった。)
国際2匹目のどじょう賞
(国際人記者クラブが授与する、イグノーベル賞の日本版を目指した賞。略称「CSNP」。)
ショウ賞
(香港の映画会社「ショウ・ブラザース」の名を冠した賞。唐奨(とうしょう)などとともに「東洋のノーベル賞」と呼ばれる。日本人では山中伸弥と森和俊が受賞。)
馬家軍(ばかぐん、マーチャージン)
(馬俊仁(ば・しゅんにん)が率いた、中国の陸上競技チーム。日本語では馬軍団(マーぐんだん)と表記される。曲雲霞(きょく・うんか)、王軍霞(おう・ぐんか)などが活躍した。)
ゴッドウィン・オースティン
(世界第二の高峰・K2の別名。)
パンケーキ
(バレーボールで、ボールがコートに落ちる直前に片手を差し出し、手の甲で受けるレシーブの俗称。)
パンケーキクラッシュ
(地震などで建物のある層や階が平たく押しつぶされる現象。和製英語。)
ガチュピン
(ラテンアメリカのスペイン植民地における,本国(スペイン)生まれの白人に対する呼称。別名「ペニンスラール」の方が聞く。)
モコモコ
(ハワイの格闘技カプ・クイアルアにおける戦闘法のこと。)
パホイホイ溶岩
(粘性の小さい玄武岩質の溶岩。これより温度が低くて粘性の高いものは「アア溶岩」という。)
ボンビコール
(世界で初めて化学構造が決定されたフェロモン。カイコが出す性フェロモン。ボンビーガールみたい。)
ソデフリン
(アカハライモリのオスが出す性フェロモン。名前は『万葉集』に収められた額田王の和歌に由来する。ちなみにメスが出す性フェロモンはアイモリンという。)
モモルディシン、チャランチン、コロソリン酸
(ゴーヤに含まれる苦味成分。)
シクロアワオドリン
(環状オリゴ糖の一種。1991 年に徳島文理大学の西沢麦夫(にしざわ・むぎお)らによって初めて報告・合成された。)
オリンピアダン
(5つの大きな環が組み合わさってできた有機化合物。化学式C228H236F72N12O30P12。)
オリンピセン
(5つの環からなる炭化水素。化学式C19H12。)
ウルシオール
(ウルシに含まれる有機化合物。真島利行(まじま・りこう)が発見し、三山喜三郎(みやま・きさぶろう)が命名した。)
ヒノキチオール
(シダーやヒバに含まれる化合物。野副鉄男(のぞえ・てつお)がタイワンヒノキから発見した。初めて発見された7員環化合物。)
ナットウキナーゼ
(納豆に含まれる酵素タンパク質の一種。倉敷芸術科学大学の須見洋行(すみ・ひろゆき)が発見した。)
マツタケオール
(マツタケの香りの成分。岩出亥之助(いわで・いのすけ)が命名した。)
ヘキサフルオロ白金酸キセノン
(世界初の希ガス化合物。1962年にカナダのネイル・バートレットとD.H.ローマンによって発見された。)
ストラトフォード・アポン・エイヴォン
(イングランドの都市。シェイクスピアの故郷。エイヴォン川に面していることから名がついた。)
ガルミッシュ・パルテンキルヘン
(1936年の冬季五輪が開催されたドイツの都市。「スキージャンプ週間」では初戦のオーベルストドルフに次ぐ第2戦が行われる場所。ミヒャエル・エンデの出身地でもある。)
(サン・カルロス・デ・)バリローチェ
(アルゼンチン・リオネグロ州の都市。「南米のスイス」と呼ばれる。)
セルギエフ・ポサード
(ロシア・モスクワ州の都市。旧称「ザゴルスク」。民芸品「マトリョーシカ」の発祥の地として知られる。)
サン=ルイ=デュ=ア!・ア!
(「行き詰まりの聖ルイ」という意味のカナダの都市。世界で唯一地名に「!」を二個含む町。)
アランチェーリ
(イタリアの都市イヴレアで開催される祭り「オレンジ合戦」の参加者のこと。アラン・チューリングみたい。)
スコーグスシュルコゴーデン
(スウェーデンの建築家グンナール・アスプルンドらが設計した墓地。日本語では「森の墓地」。Avicii(アヴィーチー)やグレタ・ガルボが眠る。20世紀以降の建築作品で最初に世界遺産になった。)
サンジェルマン・ロクセロワ教会
(ルーブル美術館の東側に建つ教会。ここの鐘がサン・バルテルミの虐殺の始まる合図となった。バスケットボール選手のトニー・パーカーと女優のエヴァ・ロンゴリアが結婚式を挙げている。)
セント・メアリー・ル・ボウ教会
(イギリスの教会。コックニーのもともとの意味が「ここの鐘の音が聞こえる範囲で生まれた人」だったことで知られる。セント・ポール大聖堂設計で知られるクリストファー・レンが設計。童謡『オレンジとレモン』の一般的なものでは6つの教会のうち最後に登場する。)
サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会
(ローマの9月20日通りに面した教会。ここのコルナロ礼拝堂に彫刻家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの傑作『聖テレジアの法悦』があることで知られる。)
ビービー・カー・マクバラー
(タージ・マハルとの類似のため「貧乏人のタージ」と呼ばれる、ムガル帝国第6代皇帝アウラングゼーブの妃ディルラース・バーヌー・ベーグムの廟墓。)
イスタナ・ヌルル・イマン
(ブルネイ国王ハサナル・ボルキアの宮殿。ブルネイの政府所在地になっている。設計者はフィリピンの建築家レアンドロ・V・ロクシン。)
グレート・オーモンド・ストリート病院
(イギリス最古の小児病院。ピーターパンの作者バリーがここに著作権を寄付したことで知られる。)
荻外荘(てきがいそう)
(近衛文麿の旧別荘。元々は入沢達吉(いりさわ・たつきち)の邸宅であった。)
ヤースナヤ・ポリャーナ
(作家レフ・トルストイが生涯を過した居宅。)
満佐喜(まさき)
(石田吉蔵(いしだ・きちぞう)が阿部定(あべ・さだ)によって局部を切り取りされ殺害された「阿部定事件」が起こった場所。)
パパハナウモクアケア
(アメリカ唯一の世界複合遺産。)
ピマチオウィン・アキ
(カナダ唯一の世界複合遺産。)
モブツセセセコ湖
(コンゴ民主共和国とウガンダの国境にある湖。ザイール(現コンゴ民主共和国)の第2代大統領モブツ・セセ・セコに由来。別名「アルバート湖」。)
アツィナナナの雨林群
(マダガスカルにある世界自然遺産。ラノマファナ国立公園など全部で6つの国立公園にまたがる。地理的隔離によって生まれた独自の生態系を持ちキツネザルなどの固有種が多数生息する。)
ビャウォヴィエジャの森
(ポーランドとベラルーシに跨る世界自然遺産。ヨーロッパバイソンが生息しヨーロッパ最後の原生林とも言われる。別名「ベロヴェーシの森」。)
ヴァルトシュレスヒェン橋
(ドイツ・エルベ川にかかる橋。橋の建設工事によって世界遺産「ドレスデン・エルベ渓谷」の登録が抹消された。)
ヲンネモトチャシ
(「根室半島チャシ跡群」に含まれる、日本最東端及び最北端の城。)
玉陵(たまうどぅん)
(琉球王国の陵墓。尚真王(しょうしんおう)が築いたものが始まりで、以後歴代第二尚氏王統の墓となった。)
ワハーン回廊
(中国とアフガニスタンのわずか76kmの国境を成す回廊。西の入リロにはアフガニスタンの最高峰ノシャックがそびえる。)
トリスタン・ダ・クーニャ島
(もっとも近い有人島から2000㎞以上離れている「世界一孤立した有人島」。エディンバラ・オブ・ザ・セブン・シーズが唯一の集落。ちなみに「世界一孤立した無人島」はブーベ島。)
ギンヌンガガプ
(北欧神話に登場する巨大な裂け目。炎の世界ムスペルヘイムと氷の世界ニブルヘイムを隔てているとされる。)
アストロラビウム・ガリレオガリレイ、プラネタリウム・コペルニクス、テリリウム・ヨハネスケプラー
(スイスの高級時計メーカー「ユリス・ナルダン」の「天文三部作」。ルートヴィヒ・エクスリン(Ludwig Oechslin)が手掛けた。)
吠える40度、狂う50度、絶叫する60度
(南半球の海域の俗称。緯度によって呼び名が変わる。)
ナブラ
(大型魚に追われて海面近くの魚が群れをなすこと。その様子を「ナブラが立つ」ともいう。数学用語みたい。)
ウィドマンシュテッテン構造
(鉄隕石内のニッケル結晶によって生じる構造。今のところ人工的に作ることができないため本物の隕石であることの証明に用いられる。ウィリアム・トムソンが発見し、シュライバースがベッカー=ウィドマンシュテッテンにちなんで命名した。クラスノヤルスク隕石で初めて確認された。)
アンフィンセンのドグマ
(「タンパク質は自発的に、エネルギーが最小になる立体構造をとる」という原理。提唱者のクリスチャン・アンフィンセンは1972年のノーベル化学賞受賞者でもある。)
ウサノビッチの定義
(酸・塩基の定義のひとつ。電子を与えるものを酸、電子を受容するものと塩基とする。ウサビッチみたい。)
デーモン・コア
(アメリカのロスアラモス研究所で実験に使われたプルトニウムの塊の通称。ハリー・ダリアンとルイス・スローティンの命を奪ったことから名前がついた。事故前は「ルーファス」という名前だった。からめるのアニメ『輝け!デーモンコアくん』で知名度が上がったように感じる。)
オーマイゴッド粒子
(1991年10月15日にダグウェイ試験場で観測された、ほぼ光速で運動した宇宙線。)
魔法数
(2,8,20のように、原子核が特に安定となる陽子と中性子の個数。1949年にマリア・ゲッパート=メイヤーとヨハネス・ハンス・イェンゼンが理論的説明を行いノーベル賞授与対象となった。)
ローソン条件
(核融合が起こるのに必要な、温度、原子密度、閉じ込め時間に関する条件。ジョン・D・ローソンにちなむ。)
ブドウパンモデル
(物理学者ジョセフ・ジョン・トムソンが提唱した原子模型。別名「プラムプディングモデル」。長岡半太郎が提唱した土星型原子模型と対立した。)
ローレンツ・ローレンツの式
(気体の屈折率と、その気体の分子の分極率に関係を表す式。ルードヴィヒとヘンドリックという2人の人物にちなむ。屈折率を誘電率に置き換えると「クラウジウス・モソッティの関係」になる。)
アンダーソン局在
(物質中のポテンシャルが無秩序な場合に、電子の波動関数が空間的に局在する現象。提唱者のフィリップ・アンダーソンは1977年にネヴィル・モット、ヴァン・ヴレックとともにノーベル物理学賞を受賞している。)
帆立貝定理
(「低レイノルズ数においてニュートン流体中を遊泳するものは、時間反転しても非対称になるように変形しなければ推進できない」という定理。提唱者のエドワード・ミルズ・パーセルは1952年にフェリックス・ブロッホとともにノーベル物理学賞を受賞している。)
宇宙の距離梯子
(天体の距離測定において、異なる手法を次々につないで距離を測る様子が、「はしご」をつないで高いところまで届く様子からつけられた呼び名。天体の位置を知る方法には「ハッブルの法則」「タリー・フィッシャー関係」などがある。)
デデキント切断
(リヒャルト・デデキントが考案した数学の概念。「数直線を分割する」みたいな話。これにより実数(無理数)を定義することができる。)
はさみうちの原理
(極限値を持つ2つの関数に挟まれた第3の関数も同じ極限値を持つ、という原理。高校数学で使われるが、証明には大学で習う「ε-δ論法」が必要。)
宇宙際タイヒミュラー理論
(望月新一が「ABC予想」解決のために開発した理論。)
ナルシシスト数
(n桁の自然数の各桁のn乗の和が元の数と等しい数。全部で88個存在し、153、370などが当てはまる。)
接吻数
(各次元において単位球の周囲に接するように並べられる同半径の球の数の最大値。1次元では2、2次元では6、3次元では12である。)
中国人郵便配達問題
(図上のすべての道を一度以上経由して始点に戻る時、最も移動距離が少なくなる経路を求める問題。中国人の管梅谷(Mei-Gu Kwan)にちなむ。)
ケーニヒスベルクの橋の問題
(「プレーゲル川にかかる7つの橋を1回ずつ渡れるか」という一筆書きの問題。プレーゲル川がある都市「ケーニヒスベルク」はドイツ語で「王の山」という意味で、現在はカリーニングラードと呼ばれている。プレーゲル川の川中島にはクナイプホフ島がある。クナイプホフ島にはカントの霊廟がある。)
驚異の定理
(曲面の曲率に関する定理。証明者のガウスが驚いたことに由来する。中国語では「絕妙定理」という。)
硬い方程式
(微分方程式の数値解法において、刻み幅を極めて小さくしないと数値的不安定になる方程式。)
弱いゴールドバッハ予想
(「7より大きい奇数は3 個の素数の和で表せる」という数学の予想。ハラルド・ヘルフゴットが証明したとされる。これが証明できても「ゴールドバッハ予想」が証明できないことから名前がついた。「7より大/」や「9以上/」くらいで確定しそう。)
日本空間
(位相空間論において、閉包を保つような局所近傍系を持つ空間のこと。)
日本の定理
(円に内接する任意の多角形において、1頂点を通る弦で分けられるすべての三角形の内接円の半径の和は、どの頂点に関しても等しく一定である、という定理。)
アニェージの魔女
(「アーネシの魔女」「アグネシの魔女」とも。y=c^3/(x ^2+c^2)で表される曲線。誤訳によって「曲線」が「魔女」と呼ばれるようになった。ちなみにマリア・ガエターナ・アニェージはヨーロッパでラウラ・バッシに次いで女性として2番目に大学教授になっている。)
テニスラケットの定理
(3つの異なった主慣性モーメントを持つ剛体を回転させると奇妙な動きをする、という定理。ウラジーミル・ジャニベコフにちなんで「ジャニベコフ効果」とも呼ばれる。)
ハムサンドイッチの定理
(n 次元空間内に与えられた n 個の可測な「物体」に対して、それぞれの量を一度に等分することが出来るような (n − 1) 次元超平面が存在する、という定理。n=3にしてみると分かりやすい。別名「ストーン・テューキーの定理」)。
すだれコリメータ
(天文学者 小田稔(おだ・みのる)が生み出したX線天体観測機。彼の師匠ブルーノ・ロッシが命名した。)
コットレル雰囲気
(固溶体(2種類以上の元素が溶けている金属)において、固溶元素の原子半径が母材原子よりも大幅に小さい場合、刃状転位(結晶のひずみ)の部分に集まりやすくなること。イギリスの冶金学者アラン・コットレルにちなむ。)
TTT図
(鋼の組織の変化を示した図。縦軸に温度(線形目盛)を、横軸に時間(対数目盛)をとる。別名「S曲線」「恒温変態曲線」。)
ハインリッヒの法則
(労働災害において、「1つの重大事故の背後には29の軽微な事故と300の異常が存在する」という法則。バードの法則(1:10:30:600)、タイ-ピアソンの法則(1:3:50:80:400)という似たような法則がある。)
チョクラルスキー法
(種結晶を坩堝内で溶融状態のシリコンに接触させてゆっくりと回転させながら引き上げていく、超高純度の単結晶を育成する方法。略称「CZ法」。)
板野サーカス
(「高速で動く物体とそれを追う高速で動く物体を、高速で動くカメラが捕らえる」というアニメ技法。板野一郎(いたの・いちろう)によって確立され、メカニックデザイナーの宮武一貴(みやたけ・かづたか)が「源田サーカス」にちなんで命名した。ちなみに源田サーカスの由来はブルーインパルス提唱者こと源田実(げんだ・みのる)。)
「テクマクマヤコン テクマクマヤコン ○○になれ〜」「ラミパス ラミパス ルルルルル~」
(『ひみつのアッコちゃん』に登場する呪文。前者が変身するとき、後者が元に戻るときに使う。考案者は雪室俊一(ゆきむろ・しゅんいち)とされる。)
暗黒通信団
(日本の同人サークル。数字が延々と並んでいるだけの奇書『円周率1000000桁表』『月刊円周率』で知られる。)
ラジカル・ガジベリビンバ・システム
(シティボーイズ、竹中直人、いとうせいこう、中村有志らが結成した「ドラマンス」を前身とする演劇ユニット。フーゴ・バルの詩『Gadji beri bimba』に由来。)
あめゆじゅとてちてけんじゃ
(宮沢賢治の詩『永訣の朝』に登場する言葉。「雨雪をとってきてほしい」という岩手県の方言。)
プラエネステのフィーブラ
(紀元前600年頃のものと言われる、世界最古のラテン語文章が書かれたフィーブラ(留め具)。ドイツの考古学者のヴォルフガング・ヘルビヒ(Wolfgang Helbig)によって発表された。)
溶溶漾漾(ようようようよう)
(四字熟語で、水が静かにゆっくりと流れる様子。)
腰輿(およよ)
(京都三大祭りの1つ・葵祭において斎王代(さいおうだい)が乗る乗り物。)
ブレンド・オブ・ビン・ビン(Brent of Bin Bin)
(オーストラリアの作家マイルズ・フランクリン(Miles Franklin)が短編小説を書く際に用いた名義。)
ぼっち盛り
(日本三大そばの1つ・戸隠そばの盛り付け方。)
ゴメン・ワット
(ほうれん草とポテトで作る料理。ワットの一種。「ワット」はアムハラ語で「惣菜」を意味し、エチオピアでは代表的な主食であるインジェラとともに食される。)
ヤンソンの誘惑
(玉ねぎ、アンチョビ、じゃがいもなどを使ったスウェーデンのグラタン料理。「菜食主義エリク・ヤンソンがあまりにもおいしそうな見た目と匂いに勝てずついに口にしてしまった」ことに由来していると紹介されることが多いが嘘らしい。)
ラムセウム・テンティリス
(ゲーム『どうぶつタワーバトル』で、シロクマの上に逆さにしたシロクマを重ねて置く技の俗称。)
死に体(しにたい)
(相撲で、姿勢のバランスが崩れた状態。)
ドドド
(オートレースで、走行中に突然激しい上下振動が起こり操縦困難になること。)
びびり振動
(切削中に工具または被削材が振動を起こす現象。これにより仕上げ面の悪化や工具の損傷が起こる。)
タナカ
(ミャンマーで使用されている化粧品。)
神の十戒復古運動
(ウガンダで誕生した新興宗教。2000年に大量殺人事件を起こし、カルト宗教では人民寺院を凌ぐ史上最大の死者が出たという。)
首相官邸ネズミ捕獲長
(イギリス首相官邸の飼い猫に与えられた役職。最も長く就任した「ウィルバーフォース」が「イギリス最高」といわれる。)
エガオヲミセテ
(名前に初めて「ヲ」が用いられた競走馬。命名者は小田切有一(おだぎり・ゆういち)。)
ウッカリカサゴ
(安倍宗明(あべ・ときはる)がカサゴと混同しやすいことから命名した海水魚。)
アアソウカイ
(マダガスカル原産のキョウチクトウ科の植物。作家の龍胆寺雄(りゅうたんじ・ゆう)が命名。)
ナンジャモンジャゴケ
(発見当時コケ植物かどうか分類がはっきりしなかったことからその名がついたコケ。発見者は高木典雄(たかぎ・のりお)。命名者は服部新佐(はっとり・しんすけ)。)
フムフムヌクヌクアプアア
(ハワイの州の魚。)
ミツクリエナガチョウチンアンコウ
(魚類の中で最も長い和名を持つアンコウ。「ミツクリザメ」「ミツクリエビ」などとともに箕作佳吉(みつくり・かきち)の名前がついた。)
セント・ジョーンズ・ワート
(植物。和名「セイヨウオトギリソウ」。ヒペリシンという物質に抗うつ作用がある。)
ミッキーマウスノキ
(ミッキーマウスに見える植物。学名「オクナ・セルラタ」。)
キチガイナスビ
(チョウセンアサガオの異名の一つ。「ダチュラ」「マンダラケ」などの別名もある。)
ユビレーア・スィムボーロ
(世界エスペラント協会がエスペラント語100周年を記念して決定したシンボルマーク。「記念シンボル」という意味。その見た目から「ラグビーボール」「メロン」とも呼ばれる。)
ポリカオス・ドゥビウム
(最大のゲノムをもつ生物。)
コクシエラ菌
(「Q熱」の原因となる菌。)
オニョンニョンウイルス
(ナイル語で「関節を弱らせるもの」という意味があるウイルス。ハマダラカにより感染する。)
もやもや病
(脳の血管に生じる病気。別名「ウィリス動脈輪閉塞症」はトーマス・ウィリスにちなむ。命名者は鈴木二郎(すずき・じろう)。)
むずむず脚症候群
(主に下肢に不快な症状を感じる病気。最初に記載したのはトーマス・ウィリス。)
セカンドインパクト症候群
(脳震盪が完全に治る前に2回目の脳震盪を起こすと、脳が腫れて致死的な状態になること。エヴァみたい。)
パパニコロウ染色法
(ヘマトキリシンによる核の染色法。ギリシャ人医師の名前がついた。)
ガンバレル型
(原爆の構造のひとつ。日本語では「砲身型」。広島に落とされたリトルボーイが該当する。原爆の構造はガンバレル型とインプロージョン型に大別される。ちなみに長崎に落とされたファットマンはインプロージョン型。)
「標高2716メートル」
(アルピコ交通の乗鞍岳線にある、日本一標高の高いバス停。)
555-95472
(漫画『ピーナッツ』に登場するファイブの本名。)
キュニョーの砲車
(1769年にフランスで作られた、世界最古の蒸気自動車。)
マッパ・ムンディ
(中世ヨーロッパで盛んに作られた地図の総称。ヘレフォード大聖堂に収蔵されているものが現存最大。「フラ・マウロの世界地図」は日本が初めて登場したヨーロッパの地図として知られる。)
スランヴァイルプールグウィンギルゴゲリッヒルンドロブールスランティシリオゴゴゴッホ
(クソ長い地名。これがあるアングルシー島の方が多分クイズに出る。)
アッペンツェル・インナーローデン準州
(グラールス州とともにランツゲマインデが見られるスイスの準州。)
タンジェントポリ
(イタリアの政官業の癒着を表現した言葉。イタリア語で「汚職の町」。三角比みたい。)
チューブラリン
(細胞内の微小管を構成するタンパク質の名前の候補。毛利秀雄がチューブリンにすべきかチューブラリンにすべきか迷ったが、団ジーンがチューブリンにするように言ったとされる。)
インスティトゥティオネス方式
(ナポレオン法典のように、民法典を「人」「物」「行為」に分ける形式。対義語は「パンデクテン方式」や「ユスティニアヌス方式」。)
マチャプチャレ
(「ネパールのマッターホルン」と呼ばれる、標高6,993mの6000m級最高峰。1957年にイギリスのJ・ロバーツ隊が山頂付近に到達して以来、登山は許可されていない。)
紺糸裾素懸威胴丸(こんいとすそすがけおどしどうまる)
(鶴姫が着用したといわれる、日本に唯一現存する女性用鎧。)
蘇我倉山田石川麻呂(そがのくらやまだ(の)いしかわまろ)
(大化の改新の後、右大臣に就任した人物。)
田辺寿利(たなべ・じゅり)
(下の名前は「すけとし」とも。男。社会学者。日本社会学会の初代理事。弟に「元祖煙突男」こと田辺潔がいる。)
園田天光光(そのだ・てんこうこう)
(政治家。日本初の女性代議士の一人。ブルガリアヨーグルトを日本で広めたことなどから日本の国民栄誉賞に相当するブルガリアのスタラ・プラニナ勲章を2009年に受賞。)
高山たつ
(1832年に女人禁制とされていた富士山に男装して登り、初の女性の登頂者となった。)
武谷ピニロピ
(医師。夫に理論物理学者の武谷三男(たけたに・みつお)がいる。)
クーデンホーフ光子(-みつこ)
(いとこに青山二郎、息子にEUの礎を築いたリヒャルト・クーデンホーフ=カレルギーをもつ。)
砂澤ビッキ
(アイヌ民族旗を考案した彫刻家。)
バチェラー八重子
(歌集『若きウタリに』などで知られるアイヌの詩人。違星北斗、森竹竹市とともに「アイヌ三大歌人」に数えられる。)
ガントレット恒子
(林歌子(はやし・うたこ)に次いで日本キリスト教婦人矯風会(-ふじんきょうふうかい)第6代会頭を務めた。夫に秋芳洞を世界に紹介したエドワード・ガントレット、弟に山田耕筰がいる。)
二木謙三
(第1回箱根駅伝で慶応5区を走った人物。駒込ピペットの人と同じ名前。)
妹尾河童(せのお・かっぱ)
(自伝的小説『少年H』で知られる人物。音楽番組『ミュージックフェア』のセット美術で第1回伊藤熹朔(いとう・きさく)賞テレビ部門を受賞。)
柴田勝家(しばた・かついえ)
(デビュー作『ニルヤの島』で第2回ハヤカワSFコンテストを受賞した作家。本名「綿谷翔太(わたたに・しょうた)」。戦国武将をペンネームにしている。)
藤原釜足(ふじわら・かまたり)
(黒澤明の映画『隠し砦の三悪人』の又七役を演じ、太平役を演じた千秋実(ちあき・みのる)とともに『スター・ウォーズ』のC-3POとR2-D2のモデルになった。)
水谷豊(みずたに・ゆたか)
(医師。日本初のコンタクトレンズを作った。)
画狂老人卍(がきょうろうじんまんじ)
(葛飾北斎の晩年のペンネーム。墓石にも書かれている。)
臥雲辰致(がうん・たっち)
(ガラ紡を発明し、第1回内国勧業博覧会の最高賞を受賞した人物。幼名「横山栄弥」。孤峰院の住職を務めていたときにここの山号「臥雲山」にちなんで改名した。)
乙骨太郎乙(おつこつ/おっこつ・たろうおつ)
(明治時代の英文学者。『君が代』の歌詞の原型を作った人物の1人とされる。甥に『海潮音』の作者 上田敏(うえだ・びん)、孫に「三宅線」の命名者 江崎悌三(えさき・ていぞう)を持つ。妻の「つぎ」は杉田成卿(-せいけい)の子、杉田玄白のひ孫にあたる。)
宮武外骨(みやたけ・がいこつ)
(『スコブル』『滑稽新聞』を創刊した。本名「亀四郎(かめしろう)」。)
今北乙吉(いまきた・おつきち)
(建築家。甲南高等女学校、摩耶観光ホテルなどを手掛けた。)
長谷川如是閑(はせがわ・にょぜかん)
(日本のジャージャリスト、文学者。夏の甲子園の創設者。大山郁夫(おおやま・いくお)らとともに評論雑誌『我等(われら)』を創刊。)
角田浩々歌客(かくだ・こうこうかきゃく)
(『カレワラ』などの北欧文学を日本に紹介した人物。)
忽滑谷快天(ぬかりや・かいてん)
(駒沢大学の初代学長。)
田舎老人多田爺(いなかろうじんただのじじい)
(江戸中期の戯作者。のちの洒落本の定型となった『遊子方言(ゆうしほうげん)』の作者。)
節松嫁々(ふしまつ・かか)
(狂歌師。朱楽菅江(あけら・かんこう)の妻。智恵内子(ちえの・ないし)と並んで称された。)
「狂歌四天王」の人たち
(宿屋飯盛(やどやのめしもり)、鹿都部真顔(しかつべのまがお)、頭光(つむりのひかる)、銭屋金埒(ぜにやのきんらち)。)
横山エンタツ・花菱アチャコ
(本名はそれぞれ石田正見(いしだ・まさみ)と藤木徳郎(ふじき・とくろう)。それまでの「萬歳」に代わって「しゃべくり漫才」という分野を確立した。「早慶戦」などのネタがある。)
山根青鬼・山根赤鬼
(漫画家兄弟。永田竹丸(ながた・たけまる)とともに、田河水泡から『のらくろ』の執筆権が譲られた「のらくろトリオ」を構成する。)
赤犬子(あかいんこ)
(琉球の伝説上の人物。「三線」を考案したとされる。)
アルバル・ヌニェス・カベサ・デ・バカ
(スペインのコンキスタドール。ヨーロッパ人として初めてイグアスの滝を発見した。)
ニコロ・パガニーニ
(友愛数(1184, 1210)を発見した少年。音楽家とは別人。)
フランソワ・マンゴー
(ティップ(ビリヤードのキュー先端につけるもの)を開発した人物。)
キニチ・ヤシュ・クック・モ
(コパン(マヤ文明の都市)最初の王。)
レ・ドゥク・ト
(1973 年のノーベル平和賞をヘンリー・キッシンジャーとともに受賞したが、これを辞退した人物。本名「ファン・ディン・カイ」。)
アチラノ・リベラ
(「アデラーノ・リベラ」表記も。NPB初のフィリピン人プレイヤー。巨人で初めて満塁ホームランを打った。)
カーチ・キライ
(バレーボールとビーチバレー両方でオリンピックの金メダルを獲得した唯一の選手。)
ポンペ
(オランダの医師。来日し、日本で初めて基礎的な科目から医学を教えた。彼が医学伝習を開始した1857年11月12日は長崎大学医学部の創立記念日となっている。)
ジョン・レノン
(1996年、同じくグラスゴーカレドニアン大学の教授であったマルコム・フォーリーとともにダークツーリズムを提唱。ダークツーリズムとは、被災地や戦争跡地など、人類の死や悲しみを対象にした観光のこと。)
ヤリ・クリ
(2001年にフィンランド人として初の殿堂入りを果たしたアイスホッケー選手。背番号17はエドモントン・オイラーズの永久欠番になっている。)
ヤンネ・アホネン
(フィンランドのスキージャンパー。スキージャンプ週間において史上最多の5度の総合優勝を果たしている。)
ギフト・ンゴエペ
(2017年にピッツバーグ・パイレーツに入団し、史上初のアフリカ大陸出身のメジャーリーガーになった人物。)
ジュード・ワニスキー
(アメリカのジャーナリスト・政治経済学者。「ラッファー曲線」の命名者。)
フランス・ギャル
(フランスの歌手。代表曲にセルジュ・ゲンスブール作詞・作曲の『夢見るシャンソン人形』がある。)
ミハイル・ドリヴォ=ドブロヴォルスキー
(ロシアの電気技術者。「三相交流」の発明・命名者。)
ウィラポン・ナコンルアンプロモーション
(本名「ティーラポン・サーラーングラーン」。カオサイ・ギャラクシーと並ぶタイの国民的ボクサー。)
ヴィグディス・フィンボガドゥティル
(アイスランド第4代大統領。世界初の民選の女性国家元首。)
ポール・ファイヤアーベント
(著書に『自由人のための知』『理性よ、さらば』『方法への挑戦』があるオーストリアの哲学者。)
シャルル・ルルー
(現在も陸上自衛隊・警察などで使用されている『陸軍分列行進曲』の作曲者。)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
(ソ連のチェリスト。「栄光」を意味する「スラヴァ」の愛称で呼ばれた。妻に声楽家のガリーナ・ヴィシネフスカヤがいる。)
クリストス・パパキリアコプロス
(ギリシャの数学者。ラルフ・フォックスに送った「デーンの補題」の証明により第1回オズワルド・ヴェブレン幾何学賞を受賞。「デーンの補題」は本間龍雄(ほんま・たつお)も独立に証明している。)
コンスタンティン・カラテオドリ
(ギリシャの数学者。「小林距離」の双対とみなすことができる「カラテオドリ距離」や、「任意の熱平衡状態の近傍には、断熱変化では到達不可能な状態が存在する」という「カラテオドリの原理」に名を残す。)
ヤロスワフ・イヴァシュキェヴィッチ
(ポーランドの作家。代表作にイェジー・カヴァレロヴィチによって映画化された『尼僧ヨアンナ』がある。若手の詩人グループ「スカマンデル」も結成している。)
アクイリーノ・コサーニ
(バランスボールの開発者。)
スザンヌ・ランラン
(1920年代に活躍したフランスの女子テニス選手。母国では「テニスの女神」と呼ばれる。全仏オープンのAコートにその名が冠されている。)
フランソワ・ポンポン
(代表作にオルセー美術館の『白熊』があるフランスの彫刻家。群馬県立館林美術館が彼の作品を収集し、死後鋳造問題になった。)
スジャトモコ
(インドネシアの政治家。国連大学の第2代学長。)
ワジム・ヴィクトロヴィチ・バカーチン
(ソ連の政治家。最後のKGB議長。)
クレルヴォーのベルナルドゥス
(12世紀のフランス出身の神学者。いとこにテンプル騎士団の創設者ユーグ・ド・パイヤンがいる。ダンテの『神曲』ではヴェルギリウス、ベアトリーチェに続いて冥界の案内役として登場する。)
恐れ知らずのジェラルド(Gerald the Fearless)
(「豪胆ジェラルド」「大胆不敵なジェラルド」とも。ポルトガルの軍人。ポルトガル南部の都市エヴォラを奪還した。英雄エル・シッドにちなんで「ポルトガルのシッド」と呼ばれる。)
ピチチ(Pichichi)
(スペインのサッカー選手。第 1 回をパコ・ビエンソバスが受賞した、スポーツ新聞『マルカ』が主宰するリーガ・エスパニョーラの得点王に与えられる賞に名を残す。本名をラファエル・モレノ・アラサンディ(Rafael Moreno Aranzadi)。)
タロー兄弟(Tharaud)
(兄ジェローム、弟ジャンからなる作家兄弟。『高名な作家ディングリー』で1906年の第4回ゴンクール賞を受賞。)
キエル兄弟
(兄ラース、弟スリグからなるヨット選手兄弟。1964年東京五輪セーリング競技フライングダッチマン級で溺れていた選手を救出した、いわゆる「人類愛の金メダル」の美談で知られる(実際には11位)。)
ラガッツィ・ディ・ヴィア・パニスペルナ
(エンリコ・フェルミが率いた若い科学者グループ。ポンテコルボ、マヨラナ、セグレなどのメンバーが居た。日本語で「パニスペルナ通りの少年達」という意味。)
ククルイニクスイ
(クプリヤノフ、クルイロフ、ソコロフの3人により結成されたロシアの風刺作家集団。処女作は『若い詩人や作家の友情的漫画』。ゴーリキーの『母』などの挿絵を手掛けた。)
ポイヤ・ウンペ
(「ポンヤ・ウンペ」とも。アイヌの叙事詩『ユーカラ』の主要な登場人物。クトネシリカという刀を持つ。)
クンタ・キンテ
(アレックス・ヘイリーの小説『ルーツ』の主人公。旧名を「ジェームズ島」といった、ガンビアのガンビア川に浮かぶ島の名前にもなっている。)
ワイナミョイネン
(フィンランドの医師エリアス・リョンロートの叙事詩『カレワラ』の主要な登場人物。)
【下ネタ系】
イーゴリ・シコルスキー
(ロシアの航空機設計者。世界初の4発爆撃機「イリヤー・ムーロメツ」を制作した。亡命先のアメリカでヘリコプター製造会社を立ち上げるにあたってピアニストのセルゲイ・ラフマニノフに資金援助されている。)
ジョルジュ・ビュルー
(モロッコに「パルク診療所」を開業した医師。モロッコが性転換で有名になるきっかけを作った。)
クリストフ・ヴィルヘルム・フーフェラント
(著書に『医学全書』があり、これは緒方洪庵が翻訳して『扶氏経験遺訓』として出版された。「マクロビオティック」という言葉を「長寿法」という意味で造語した(現在の意味は「食事法」で、その創始者は桜沢如一)。)
虎関師錬(こかん・しれん)
(臨済宗の僧。日本初の仏教通史『元亨釈書(げんこうしゃくしょ)』を著した。)
堀内雲鼓(ほりうち・うんこ)
(京都における代表的な雑俳点者。5・7・5の17文字の文学「冠句」を提唱。雑俳様式の一つ「笠付」も確立。)
ヌプツェ
(チベット語で「西の峰」を意味する、標高7861mの山。「スイスマシーン」ことウーリー・ステックがここで亡くなった。)
万元戸(まんげんこ)
(1980年代半ばの中国に現れた、年間収入が一万元以上になった家族。現在は死語になっている。)
インムニテート
(中世封建社会で荘園領主に認められていた特権。日本語では「不輸不入権」と訳される。)
フェラ・クティ
(ナイジェリアのミュージシャン。「黒い大統領」と呼ばれた。「アフロビート」という音楽ジャンルの創始者。)
シモネッタ(・ヴェスプッチ)
(フィレンツェで最高の美女として称えられた女性。『ヴィーナスの誕生』など画家ボッティチェリの絵のモデルを務めた。)
洞庭湖(どうていこ)
(鄱陽湖(はようこ)に次いで中国で2番目に大きい淡水湖。南岸には景勝地の瀟湘八景(しょうしょうはっけい)が位置している。「湖南省」「湖北省」の「湖」が表すことで知られる。)
雲岡石窟(うんこうせっくつ)
(中国・山西省の石窟寺院。莫高窟、龍門石窟とともに「中国三大石窟」に数えられる。発見者は伊東忠太。)
フラチオカルブ
(分子式C18H26N2O5Sで表される農薬。多分クイズに出ない。)
賃粉切り(ちんこきり)
(賃金を取って葉たばこを刻む、江戸時代の職業。)
【「ん」から始まる言葉】
ンドランゲタ
(コーサ・ノストラ、カモッラ、サクラ・コローナ・ウニータとともにイタリア4大マフィアに数えられる犯罪組織。)
シプリアン・ンタリャミラ
(ブルンジの政治家。1994年、ジュベナール・ハビャリマナとともに乗っていた飛行機が撃墜されて死亡。これがルワンダ虐殺の発端となった。)
キンジキティレ・ングワレ
(タンザニアの霊媒師。1905年の「マジ・マジの反乱」の主導者。)
ンジャージャイ・ンジャイ(Ndiadiane Ndiaye)
(ウォロフ人の始祖。)
ユッスー・ンドゥール
(セネガルの歌手。「ンバラ」という音楽ジャンルを確立。)
ンジャジジャ島
(コモロの首都モロニが位置する同国最大の島。別名「グランドコモロ島」。)
ンゴボコ
(『東京フレンドパーク』のアトラクションの一つ。古代の言葉で「重い石のお金を持って遠くまでお買い物に行くのは大変ね」という意味があるという。)
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競技会場(タン・スリ・ダト・ハジ・ハッサン・ユーヌス・スタジアムなど)
→競技会場(学生系) | けんちゃんのクイズメモ (ameblo.jp)
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