ヴィーガン・ベジタリアンだと
筋肉もつかないし、
体力もつかないし、
運動選手には不向き!、と思う方がいらっしゃるようですが、そんなことはありません。
ヴィーガン・ベジタリアン食は持久力選手に最適!
1968年と、とても古い記事ですが
運動選手を3グループに分け、
自転車を疲れるまでこいでもらったところ、
肉をたくさん食べていたグループ(肉食)は57分だったのに対して、
肉、脂質、たんぱく質摂取が少なかったグループ(混合食)は2倍の1時間54分、
菜食だと3倍の2時間47分もこぎ続けられた、
という結果で、
菜食は、最も持久力に優れている、という結果でした。
グリコーゲンローディング・カーボローディング
グリコーゲンローディング、
カーボローディング
といった言葉をきいたことはありますか?
マラソンやロードレースなど
持久力が必要なスポーツの運動選手が試合直前にする食事法のことです。
体がエネルギーを必要とする時、
すぐエネルギーになるのが炭水化物。
炭水化物の貯蔵型がグリコーゲンと言われるもので、
筋肉や肝臓に少し貯蔵できるくらいです。
この少しのグリコーゲンを体にできるだけつけるため、
運動選手は試合直前の3-4日間の間、炭水化物の量を徐々に大幅に増やし、
グリコーゲンを消費しないように運動量を減らす、と言った調整をします。
*注:慣れてないと体調をくずして逆効果になるかも
植物性たんぱく質 vs 動物性たんぱく質
肉など動物性食品には炭水化物はほとんど含まれませんが、
大豆や豆類にはたんぱく質の他、炭水化物がけっこうな量含まれています。
これを考えると、べジのたん白源の方が優秀ですよね(o^-')b
たん白源がべジだから筋肉がつかない、なんてこともありません。
その場合、おそらく質の良いたんぱく質の量が足りていない、エネルギー量が足りていない、ということだと思います('-'*)(,_,*)('-'*)(,_,*)
体は炭水化物 → 脂肪 → たんぱく質の順にエネルギーとして使っていくので、
炭水化物、脂肪が足りないと、体を作るたんぱく質まで犠牲にして使ってしまうのです
ヴィーガン・ベジタリアンスポーツ選手の食事で鍵となる栄養素
どれだけたん白源を摂れば良いかは以下の記事を参考にしてくださいね。
ヴィーガン・ベジタリアンで鍵となる栄養素については以下の記事をご覧ください。
また、抗酸化ビタミン(βカロテン、ビタミンC、ビタミンE)を含め、抗酸化物質を摂ることは大切です。
抗酸化物質であるファイトケミカルはいちごなど、ベリー類には特に多く含まれます。
菜食で運動を頑張りたい方、がんばって(b^-゜)
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ヴィーガン・ベジタリアンで鍵となる栄養素は?
https://ameblo.jp/vege-dietitian/entry-12801073992.html?frm=theme
ヴィーガン・ベジタリアン栄養について知りたい時の本・資料
https://ameblo.jp/vege-dietitian/entry-12796804821.html?frm=theme
ヴィーガン・ベジタリアン食の食べ方:新「日本人用ベジタリアンフードガイド」
https://ameblo.jp/vege-dietitian/entry-12658719087.html?frm=theme
参考文献
(Nutrition Today vol3、p9-11 1968)
http://journals.lww.com/nutritiontodayonline/Citation/1968/06000/Something_Old_and_Something_New_horizontal.2.aspx
RD Resources for Consumers:Sports Nutrition for Vegetarians
2023年5月7日公表 2024年5月13日更新