I型糖尿病の原因とグルテン導入時期は関係ある!? | 最新科学の栄養学と医学が教える!ヴィーガン・ベジタリアンの健康の秘訣と注目トピック解説

最新科学の栄養学と医学が教える!ヴィーガン・ベジタリアンの健康の秘訣と注目トピック解説

病院で健康相談を担当するベジタリアン栄養学博士が科学的根拠を基に栄養学と医学的トピックをお知らせします。
みなさまの健康への一歩を応援します。

II型糖尿病は、生活習慣の改善によって、血糖コントロールが改善されることが多いですが、

I型糖尿病は、病気を引き起こす原因ですらよくわかっていません

 

 

そんな中、

 

I型糖尿病と

グルテンを食べさせる時期とについての

 

大規模研究が行われました。

 

 

 

 

米国、フィンランド、ドイツ、スウェーデンの8,676人の子どもを対象に

 

グルテン導入のタイミングと

膵島自己免疫(I型糖尿病を引き起こす自己免疫反応のシグナルであるインスリン抗体がある場所)

 

の関連について前向き研究が行われました。

 

 

 

グルテン、というと

小麦、大麦、ライ麦、オーツ麦などに含まれるタンパク質ですから

これらの麦製品のほとんどに含まれることになります。

 

 

その中でも、小麦は、

 

パンパン、うどん鍋・ラーメンラーメンなどのめん類、

お好み焼きなど多くの食品で使用されています。

 

 

その結果、

 

グルテンを

 

生後4か月までの赤ちゃんにあげ始めたグループは、

生後4~9ヶ月にあげ始めたグループより、膵島自己免疫のリスクが低かった、

 

生後4~9ヶ月の間にあげ始めたグループは、

9ヶ月以降にあげ始めたグループの赤ちゃんより、膵島自己免疫のリスクが低かった、

 

 

つまり、

 

より早くグルテンを導入したグループの方が、

I型糖尿病になる遺伝的リスクが低かった

 

ということだそうです。

 

 

このグルテン導入のタイミングとI型糖尿病との関連について

研究が進められ、確実なことが早く分かると良いですね。

 

 

 

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参考文献

Early Infant Diet and Islet Autoimmunity in the TEDDY Study Diabetes Care 2018;41:522–530

 

2021/4/23 公表