バレーボールワールド     中西美雁の日々是排球 -8ページ目

NEC存続に向けての活動について

早速ご連絡をいただいたのでご紹介しよう。

存続に向けての活動全体のプロジェクトサイト
http://necbulerockets01.web.fc2.com/top.html

と電子署名プロジェクト
http://www.shomei.tv/project-912.html


なんか二つ目のリンクにアメーバがバグっててリンクが張れないのだけど、明日またトライしてみます。

オフラインでの署名活動も有効だと思うのだけど、どうしたらいいのかなあ。

書面をpdfかワードファイルにしてアップして、ダウンロード&プリントアウトで書いてもらって回収というのが一番合理的だと思われますが。

しかし明日は大事な取材があるのでここでいったん寝ます。

会場での回収係をやってもいいのですが、この場合どこに許可を求めるべきだろうか。地方協会? V機構?
明日起きたら考えよう!


雑感

いろいろ思うことがあるけれども、考えがまとまらない。

今の自分に何ができるかとか

主管団体はどう対応するのだろうとか。

パイオニアレッドウィングスとはいろいろ条件は違うかも知れないけど、それでも出来るだけのことはしたいと思う。

あの時は署名と観客動員だった。

今回はリーグはすでに入れ替え戦を残すのみとなっているので、署名活動がメインになるべきだろうか。

発起人がいないなら手を挙げてみようかとか、そのためにワールドの発行が飛んだり遅れたりしたらどうしようかとか。いやそれは絶対に駄目だ。両方を獲らなければ。

見て見ぬふりでブログでも触れないか、さらりと寂しがってみせるのが賢い人のすることなんだろうけど、私はあんまり賢くないのでいいのだ!

ずいぶん昔に考えるミーハーというコラムで書いたことがあるけど、下位のチームが一つずつ無くなっていったら、最後にはリーグが成り立たなくなってしまう。その危機はすでにかなり目の前に迫ってきている。

こんな時こそ蟷螂の斧のように、情報発信をしてきたことを役立てられないか…

富士フイルムが無くなった時に、某リーグ関係者は協会に乗り込んでいって一喝したそうだけど、そのあと私の取材に対して、「中西さんが旗を振って、不買運動を起こせばいい」と宣った。気が弱い私は目を白黒させただけだったが、今にして思えば、それ位のことをしないと企業は動かないよ、ということが言いたかったのだろう。

また、富士フイルム廃部が覆せないとしても、その後の廃部検討に材料を与えることになる。

私はただ、携帯やパソコンを買う時、飲み物を買う時に、バレーチームの企業を選ぶという非常におっとりしたやり方で取り組んできたつもりだが、それは企業に知られない限りはただの自己満足でしかないということも分かっていた。

彼がいったように、バレー部をなくすなら、NEC製品を今後一切購入しませんというのはやはり過激だし反感を買うだろうなあ……

発起人になるにしても、どういう文面でどういう活動をするか、考えねば。

誰かがすでに行動を始めているなら、この場をどんどん提供していきたいと思うし。。。

まとまらない文ですみません。文体もめちゃめちゃですみません。

とりあえず頭の中を整理するために書いてみました。


チャレンジリーグファイナルラウンドゲームレポート

が、スタッフDさんよりアップされました。

渾身の超力作ですので、チャレンジリーグを観たこと無い方も、一読の価値ありです。

http://vbw.jp

の右下のコーナーです。

一雨ごとに、水も空気も温む季節。
春はもうすぐそこまで来ていますね。

リーグの集大成であるセミファイナル、ファイナルももうすぐです。

このブログは更新紹介としてゆるーく続けようかな……

お久しぶりです

長らく更新が滞っていましたが、だんだん復調して参りました。


バレーボールワールドwebから、ブログ形式でバレーについて語ったりレポートしたりする更新になり、Vリーグ機構さんから、一般の人との区別がつきにくいことを指摘されていったんCMSを使おうとしたものの、私の知識不足で結局アメーバに引っ越してタイトルを変更したにとどまっていたこのサイト。

すごく長い文章になってしまいました…

このたび、強力なサポートスタッフを得て、ワールドwebとしてリニューアルすることになりました。

URLは以前のワールドwebと同じ、

http://vbw.jp

です。

ブログ形式ではやってこなかった、ゲームレポートやインタビューなどもやっていきます。
すでにスタッフTさんによる金子選手のインタビューがアップされています。

私のこのブログも、コラムという形でか、ブログという形でかはまだ決めていませんが、そこでつづっていく予定です。

ゲームレポートの方も、スタッフDさんによるチャレンジリーグファイナルラウンドの模様がアップされる予定です。


そして、紙媒体の方のバレーボールワールドも、新しい協力者を得て、復活することになりました。
今度は、書店で注文が出来るようになります。

こないだ書き上げたのが、「三度目の正直」と題した、齋藤さんのカーテンコール記事です。なかなか意表を突いてるでしょう(笑)。


チャレンジリーグファイナル、昨日は私も会場に足を運びました。
つくばのホームゲームだったのですが、ここは毎回いろんな趣向を凝らしたイベントを行っていて、見るのが楽しいです。地域にしっかり根付いているんだなあ…と思います。
DJがいたのですが、つくばに対しても辛口のDJで、おもしろかったです。

「ホームの地の利を生かせず、わざわざアウェイの雰囲気にしてストレート負けを喫したばかりか、あろうことか応援団に挨拶さえせずに帰ってしまったつくばサンガイア。こんなチームでは、支えてくれる人もいなくなってしまうことでしょう。我々が応援していたのは、こんなチームだったのか。どうなんだチームサンガイア!」
みたいな。

うろ覚えなので脚色が入ってるかも知れません。。。

それから、小学生くらいの女の子のスタッフに「インタビューしても良いですか?」と訊かれ、普段インタビュー取材には苦労しているので笑顔で「いいですよ~」と答えたものの、気の利いた回答ができなくて四苦八苦しました。
選手の皆さんは、いつも当意即妙なコメントをしてくれて、ありがたいこってす。
てか取材受けるのって大変だなーと改めて思いました。

海外に行くと、よく逆取材されて、言葉の壁もあってあたふたすることが多いのですが(北京でもチケットプリーズをしているところをBBCと中国の新聞社に取材されてしまいました)、国内で取材されたのは超久しぶりだったのでかなりあたふたしました。サンガイアへの応援メッセージをお願いします、と言われてとっさに固まってしまい、自分のアドリブ能力のなさにしょんぼり。

まあこういう経験も、今後の取材と記事に生かせるよう頑張ります。

それではみなさん、またよろしくです!

北京に行くなら

引き続き、バレーにあんまり関係ないお話です。

五輪も終わったのにそんな本紹介してどうするんだ! と言われる向きもあるかも知れませんが、何せお隣の国の首都ですから、訪れる機会のある方もいらっしゃるかも知れません。
そんなときのためにお薦めの本は……

「決定版 北京グルメガイド」(講談社)
決定版 北京グルメガイド
¥1,470
Amazon.co.jp
これです。

すごくシンプルなタイトルですが、よくありがちなお店とのタイアップとかはなさそうで、タイトル通りシンプルに、自分たちが食べて美味しかったお店を紹介しているそうです。

お店紹介の仕事って私もやったことありますけど、ミシュランみたいに覆面取材して調査して掲載なんて、日本の普通の出版業態ではまず絶対あり得ません。

そんなことやってたら、1冊がすごーく高いお値段になってしまいます。

今の日本の出版界は、とりわけ雑誌業界は、広告とタイアップで成り立っているので、読者が払うお金だけでは、絶対に採算がとれない仕組みになっています。
20年前、30年前に比べて雑誌が高くなっているかっていうと、そうじゃないじゃないですか。
それにはこういうからくりがあるのです…。

で、グルメガイドと言っても、本当に複数の人たちが(一人じゃ好みが偏りますからね)できれば自腹(出版する版元ろ持ちでも可)で、覆面で食べ歩いて…っていう本はほとんどないんですよ。だから、日本版ミシュランがあれほど騒がれたわけです。

この北京グルメガイドは、講談社の北京支社の人たちが、自分たちや、講談社の作家さんたちが北京に来た時に連れて行くお店をリストアップしたもので、載ってるお店に3件行きましたが、3件とも大変美味しかったです。

で、載ってなかったお店は、自分が泊まってたホテルの朝食を含め、全部美味しくなかったです。。。

行けたお店が3軒だけなので、検証率的にはちみっと弱いんですが、とにかく、載ってないお店も、結構美味しそうな、地元の人でにぎわっているお店に行ったんですよ。でも×。
私は食いしん坊なので、こぎれいかどうかより、美味しそうかどうかでお店を判断するんですが、小綺麗そうなお店も、庶民の溜まり場も、全部載ってないお店は「………」でした。

あと、地球の歩き方とロンリープラネット社の北京ガイドを買っておいたんですけど、出発前にバタバタしてたら、ロンリープラネット社のものしかスーツケースに入れなかったらしく、この本って「2005年にギリシャ人が万里の長城を歩いていて雷に撃たれて死亡した」みたいな無駄知識は一杯つくんですけど、実用的にはやや物足りない。

そんなとき、実は活躍したのがこの「北京グルメガイド」で、何でかっていうと、食べ物紹介だけでなくて、地図もかなり詳細に掲載されていたからです。

中国語が全く話せなくて、相手が英語が全く分からなくても、「にいはお!」と笑顔で地図を指さして「ここ、ここ」とやると、分かってくれて向かってくれます。

なぜだか、東方餃子王に行った時は、2回行ったんですけど、2回とも運転手さんに餃子を食べるジェスチャーをされて大笑いされたんですが、なんでだったんでしょう……

まあ、車内が和やかになったから良いんですけどね。

ちなみに掲載されていたお店で行ったのは、
上縁坊
東方餃子王
B級グルメのトップに出てくるモツ煮込みやさん

の3軒です。


上縁坊は、日本人オーナーがやっている、センスの良い中華料理店です。北京ダックも美味しいですし、オーナーが日本人なだけあって、心遣いが細やかです。

東方餃子王は、餃子専門店。きびきびした店員さん達が、注文してから餃子の皮を包んで作るお店です。

もう一軒は、今名前をど忘れしちゃったのでまたあとで…。
物凄く庶民的なお店で、お値段も物凄く庶民的なのですが、ものがモツ煮込みなので万人向けではないかな……。でも美味しかった。

氷食症

今回は、バレーとはほとんど関係ない話です。

前から、飲み物の中に入っている氷を食べるのが好きでした。

しかも、ちょっと常軌を逸する程好きなのです。

紙コップの飲み物でも、最後まで氷を食べ尽くしてしまいます。
ファミレスのドリンクバーは天国です。珈琲中毒で、挽きたて淹れたての薫り高い珈琲に、氷をめいっぱい入れて、珈琲と一緒にがりがりかじり飲む。

はっきり言って、あんまりお行儀が良いとは言えません。

自分でもわかっててまずいなーと思っていても、ついやってしまうのです。
しかも、ドリンクバーだと、えーと、5杯くらい平気で。氷全部。

ビジネスホテルなどに泊まる時に、氷製造マシンがあるところありますよね?
アレがあるとすごく嬉しいのです。
スーツケースのポケットにモンカフェとかいつも持ち歩いているので、自分で淹れて、氷入れてがりがり。シアワセ。

ないとコンビニで氷だけ買ってくる有様です。


で、つい2週間程前に、ふと偶然「氷食症」というものを知りました。
ひどい鉄欠乏性貧血の人がなりがちな(理由は不明)、異食症のひとつだったんです。

ちょっと前に血液検査をしてもらった時に、不規則な生活している割に大体どの数字も大丈夫だったんですけど、ヘモグロビン値と鉄なんとか値だけが、正常範囲の下限の半分くらいでした。

で、実は北京に行く前から、かなりだるだるだったんですけど無理矢理体を引きずるように渡航し(飛行機載っちゃえばこっちのもんです)、北京で水あたりして、半病人じゃなくて全病人になりながら、気合いでチケットプリーズと男子の試合だけは(女子はチケット入手できず)見て、帰国してからもしばらく全病人状態で、どーーーしても用事があって外に出る時は、かろうじて「立ち止まっていません」くらいの速度でしか動けなかったんです。
「はああ!」と気合い入れると少しの間は人並みの速度で歩けるんですが、そうするとすぐ電池が切れたように倒れてしまう。

北京でも結構そうで、連れにパンダを見に行こうと言われてへいへいほーと出かけたのは良いんですが(バレーやってた首都体育館(あのシンボル的鳥の巣じゃないのでした)の、「地図上では」すごく近くにパンダがいっぱいいる首都動物園があった。実際はバスで2ブロックだった。。。北京広いよ!広すぎるよ!)、入り口でギブアップし、一人でホテル帰って試合時間まで寝てました。

氷食症以外にも、極度の鉄貧血症になると、ダルダル、過剰な眠気、歩行困難、動悸、息切れ、目眩、肩こり、頭痛と身に覚えのある症状のオンパレード。

2週間前から市販の鉄サプリの硬派そうなやつ(ハードカプセル)を服用するようにしたところ、「人より結構遅い」くらいの速度で歩けるようになってきました。
氷は相変わらず食べちゃいますが、前よりはましなのかなあ……。

氷以外に、生米とか消しゴムとかゆでる前のパスタとか食べちゃう人もいるらしいです。

で、またまた身に覚えがあったのが、歯がもろいという話を前に書いたことがあるんですけど、元々貧血がひどくなると歯も弱くなるらしいんですが、もろくなった歯で氷なんて硬いものをがりがりばんばん毎日食べてたら、そりゃ歯も欠けるってなもんです。

そして、「水に当たった」と書きましたが、私も一応あちこち海外ふらふら行ってる方で、しかもユーロ高の欧州では水道水ペットボトルに詰めて(さすがに冬ね)、持ち歩いて飲料水にしてたけど、真夏の中国でそれはちょっとないよなと、生水などは極力控えてたのです。

でも、どーーーーーーーーーーしても欲求を抑えきれず、タクシーに乗ってスタバまで行き(ホテルのそばには上島珈琲店しかなく、そこは中華定食メインの怪しいコーヒーショップになっていた上に、アイスコーヒーにデフォルトガムシロで氷が入ってなかった)、「中国の秋葉原」と紹介されていた「電脳e世界」まで行って、スタバでアイスコーヒーのグランデを頼み、思う存分氷と珈琲を堪能したのです。

多分、珈琲は煮沸した水で淹れてるだろうけど、氷は水道水だろうなあ……ということに気づいたのは、トイレとベッドの往復中でした。飲用水は必ずミネラルウォーターを買ってたのに。。。。

というわけで、同じように氷とか(私の場合、氷だけ食べたくはならないんです。飲み物と混ざった氷を食べるのが至福。でも氷食症のスタンダードな方は、氷だけでがりがりやるんだそうな)、生米とか、消しゴムとか石けんとか食べたくなる人がいたら、一回血液検査に行ってみてください。

スポーツ選手も、汗でミネラルが失われるので、意外と貧血の人が多いそうですよ。

やっと人並みの半分くらいの速度で動けるようになってきたので、ワールド制作のために、北京の写真を整理しないといけないんですが、体が辛かったのもあるんですけど、記憶が辛すぎて、写真の整理がなかなか出来ません。写真の整理してると、時系列で印象的なシーンを撮ってますから、あの時こんなことがあった、とか、あんな感じで中国民衆が相手国への声援と、心の底から誇らしげに日本のミスに歓喜していたこととか、だけど、本当はあれくらいのブーイングで負ける地力じゃないはずなのにとか(男子はワールドリーグで世界規模のホーム&アウェイ方式を経験してるので、ブーイングには結構慣れてるはず。田中JAPANの頃は、アウェイの方が勝率が高いという変なチームだった)、何かもういろいろ思い出しすぎて正視できないです。

でもやります。

あと、気分を変えて、これから北京行く人のために良い本をご紹介します。

と思ったけどもう長いので明日。

そんじゃ、また!

監督とは

なんぞや。

という命題で(他にも色々話しましたけど)、古くからの知り合いのサッカー編集さんと飲みました。

サッカーとバレーという違う競技ですが、結論は一致していました。

監督とは、モチベーターたるべきであると。



育成型とかセレクト型とか戦術とかいろいろ言ってきましたが、全部取っ払った核心は……そこでしょう。

選手のモチベーションをいかに引き出し、高揚させられるか。

煎じ詰めれば、それに尽きると。

別に、私生活全てひっくるめて誠実であれとか、そんな無茶なことは言わないです。

競技に於いて、とりわけ試合に於いて。

将とは戦いに赴く戦士達の意気をいかに鼓舞し、高揚させ続けられるか。

敵が強大で、絶望的な戦いであればあるほど、絶対に負けられない大切な、言い換えればプレッシャーのかかる戦いであればあるほど、それでも戦う意思を自らも持ち、戦士達にも供給していけるか。


新監督が五輪前から言われていたように公募されていますね。

暗黒時代に逆戻りしないように、祈っております。



そんじゃまた!

雑感

北京とは水が合わなかったのか、在北京中からトイレと仲良くなって、試合時間以外はベッドとトイレとお友達、帰国してからもしばらくお友達状態でした。

のっけから美しくない話でスミマセン。


日本でいくつもタブブラウザのタブを開いたまま、スリープ状態で持っていったPC。北京からアクセス出来ないページがいくつかありました。一例がチケット代理店の一つのブログで、北京市内のインフラが整ってないことを書いていたのですが、情報収集をしようと何度も何度もアクセスしても、ちっともページが表示されない。
へんだなーと思いながら、googleのキャッシュで見ようとしても、キャッシュも見れない。
毎日毎日やってたんですが、帰国してからアクセスしたら嘘のように簡単に表示されました。
つまり、アクセス規制がかかってたわけです。

なんかひんやりした気持ちになりました。

ポーランドVSブラジル戦の時の中国の観客は、両チームに拍手していたのですが、ベネズエラ戦もアメリカ戦も、とにかく日本の相手チームの応援をし、日本にブーイングをされたので、怒り(試合内容にもですね)と悲しみがない交ぜになったような気持ちになりました。

アテネで会った中国人観客は、「日本は同じアジアだから、中国戦以外は日本を応援するよ!」と言って、日本を応援してくれたのです。当時、サッカーの大会が中国であって、反日応援がひどいと報道されていたのですが、「自分も端くれの人間だけど、報道ってオオゲサだなー」と思ったものです。しかし、私が甘かった。

アテネから帰ってきた後、通ってる整体の先生(中国人)にその話をすると、「アテネまで行くお金のある中国人はごく一部の特権階級で、知識人でもあるだろうから一般とは違うと考えた方が良いね」と身もふたもないことを言っていて、「えー、いててて」などと曖昧な返事をしていたのですが、今回、日本のサーブがアウト判定され、実はINだったことがリプレイで場内の大ビジョンに大写しになるのを見て、躍り上がって喜んで「ファッキューオーフジャパーン!」と叫んでいた青年達、黄色い歓声を上げて日本のミスにはしゃいでいた女性達に、いい知れない苦いものを感じました。

個人個人で接してみたり、庶民的なお店などにふらりと行ってみたりすると、結構親切だったりするんですけど……なんだろうなあ……。


まあ、試合内容がよかったら、そんなのどっか宇宙の果てまで飛んでっちゃったんですけどね!!!


すごく時機を逸しちゃったので戦評めいたことは控えますが、負けても、納得のいく内容であって欲しかった。
一番悔しく、歯がゆかったのは選手たちでしょうが、暗黒時代を見続けてきた男子バレーファンも、OQTで感激して新たに生まれたファンも、一様にがっくりきたのではないでしょうか。

でも、幸か不幸か全然話題になってませんね。

女子に関しては、滞在中最後の一試合だけ、とある方の厚意で見れるかも……だったのですが、結局自分の不手際で見そびれまして、帰国後ビデオでチェックするのがやっとでした。

女子についてはでもまあ割と予想通りの勝敗で、ある程度予想のつく内容でもあったのですが、男子の消化不良さ加減というのは、、、、んー。


確かに新ボール関係のゴタゴタ、ワールドリーグファイナル関係のゴタゴタ、ホームデシジョン、ブーイングなどいろいろありましたけど、勝機が全然なかったかと言えばそうじゃないんで、ただただもどかしいです。
外的要因を取り除いた、1試合1試合の分析をきちんとして、糧にしていただきたいと切に願います。
16年ぶりの五輪出場は、あまりに苦いものに終わってしまいました。っていうだけじゃ、あんまりだからです。

今回のメンバーの年齢構成を考えても、今大会の一つ一つの試合を完全燃焼して欲しかったです。



ブラジルは、案の定金を逃してしまいましたね。
1試合だけ生で見たポーランド戦では、2006年の世界選手権決勝と同じカードで、同じように勝ちながらも、やっぱり「何か」が違っていました。
それでも銀までいくことの地力に感心すべきなのか…でも、ここでも何度も書いた宝石のように美しいカナリアバレーが、一番大切な大会で見られなかったことを嘆くべきなのか……。

せっかくだから、ジバのパイプを撮ろうと頑張ってたんですけど、マルセロ-ジバのパイプも、私程度の腕の人間にとっては十二分に速く、レフト平行しか撮れなかったのが残念です。

アコスタがいきなり辞任して、中国人のFIVB会長となって……今後、バレー界はどう変わるのでしょうか。
16年ぶりの五輪出場は、日本男子バレー界にどんな影響をもたらすでしょうか。

大きな変化の波がやってくるのか。それとも現状が緩やかに続くのか。

バレーメディアは、バレーファンは、それにどう関わっていくことができるのでしょうか。

眠れない夜に、とりとめもなく考えを巡らせています。

ベネズエラ戦

昨日の女子の試合前3時間程「チケットプリーズ」を持って立っていたら、中国のテレビ局とアメリカのテレビ局と新聞社に取材されて恥ずかしかった。結局一緒に立っていたアメリカ人のおねーさんたちとともにチケットは手に入らず、その代わり翌日以降のチケットはゲット。


ベネズエラ戦は……


何も言いたくない。


中国の観客は、わざわざベネズエラの応援をし(それくらいはまだいいが)、相変わらず日本にブーイングをしてきたのでむかついたし、主審はなんとなくベネズエラよりだったような気もするけど、だけど。

今日の試合はただの自滅だ。

ベネズエラが良いチームなのは知っていた。ホームデシジョンがなければ中国にだって勝っていただろう。

だけど植田JAPANが絶対に勝てないチームでもない。

OQTやワールドリーグのチームとは別のチームのようだ。

さまざまな不手際や嫌がらせ?(はっきり書くが、新ボールを渡す時期にずれがあるとか何らかの工作としか言えない。五輪だけで使うボールではないのだから、全世界敵に同時に解禁すればよかっただけの話だ)があったけど、それでもこの消化不良感はぬぐえない。。。


ベネズエラは元バスケのイヴァンと昨季柴田のチームメイトだったフレディが両センターで、二人とも素晴らしい跳躍力とパワーを誇る。それにゴメス。その他の選手も、個々人の身体能力は本当に高い。

だが、組織だったバレーをしているかと言えばそうでもない。

前の試合のブラジル対ポーランド戦とは全然次元の違う試合だった。

負けても、もっと納得のいく内容と気迫を見せて欲しかった。

本来なら、16年ぶりの五輪で、そのこと自体が本当に嬉しいことのはずなのに、アテネで女子を見た時のような悲しさがある。

福澤は攻撃はよかったと思うが、大学リーグでも時々やってるサーブの時のラインふみは次の試合では絶対やらないでください。

ゴッツは早く復調して下さい。ていうか後1試合です。

在りし日のパルシンみたいに、1回ミスしたらすぐ外すのは、吉と出たのか凶と出たのか……

さほど調子が悪くない山本が前衛に来た時にブロックがイマイチの清水に交代したのも何だかよく分からなかった。

つなぎや、後一歩で拾えたボールがたくさんあった。

何だか泣けた。

越川が負傷したとか……

大事なくあって欲しい。




中国戦!

昨日は結局日本から持ってきた仕事でチケットプリーズができなかったのですが、今日のチケットだけは前から押さえれていたので、切りのいいところで切り上げて観戦応援に行って参りました。


ブルガリア戦よりさらに悔しいです。


主審はなかなか公平でしたが、あのラインズマンは、センサー付きのお地蔵さんでも代わりに立たせておいて欲しかった。

んが、その前に2セット自滅した方が悪いという話もあり。

3セット目以降のメンバーを普通に使っちゃ駄目なんでしょうか。2戦見た限りでは、それが一番いいような気がするんですけど。
朝長の怪我も本復してないみたいだし。

ていうか、OQTでもWL国内大会でもそうしてきた方が勝ったじゃないですか。。。



1,2セットは静かに見ていましたが、あまりのブーイングに、我慢できずに3セット目から一人で大声で日本を応援していたところ、采配がフツーになったのが功を奏して2セット逆転したあたりから、周りの雰囲気が殺気立ってきました。

3セット目の途中までは「ぷっ 日本を一人で応援してる奴がいるよ」って感じだったんですけど、4セット目の終わりから最終セットにかけては、私が日本が得点した時に拍手したり声援を送るたびに、周囲の観客が静かになって、ぎらぎらした目つきでにらんできたり、指をさされて明らかに何か不穏なことを言われているらしいのを感じました。

あのまま日本が大逆転勝ちしてたら、しゃれではなくて、無事では済まなさそうな雰囲気でした。

スペインリーグやイタリアリーグでアウェイの応援していても、サッカーと違ってバレーの場合はあんまり身の危険を感じないんですけど…

今日はマジで怖かったです。


日本の開催が安全で中立性が高い方だ、ということが肌で実感された試合でした。日本での開催に文句を言う方には、是非体験していただきたかったと思います。


ゴッツがやや復調でしょうか。しかしそれでもフェイントが多かった。
が、最後の方は結構乗ってきていたので、最初から3セット目のメンバーと、荻さん、齋藤さん、朝長をそれぞれ「流れを変える用」に使って欲しかった気がします。まあ、今日はメモもとらずに単なる観客になって声援してましたから、私の個人的な印象に過ぎないかも知れませんけど……。

越川のサーブの時の連続得点や、松本の不思議サーブ連続得点は、「ああ、よかった。これでやっと戦う全日本になった!」と思ったのに。。。

あと、新ボールに慣れ始めた期間の差は大きい!と思いました。
サーブも、カットも、トスも。ワールドリーグの中国とは全然別のボールさばきでした。日本は、職人津曲をはじめ、両セッターもジャンプサーバーも軒並み苦しんでる印象が強いです。

でも勝ってそれを言いたかったですね……。ぐすん。
勝って欲しかったですよ。勝てない相手ではなかった。
アウェイでも、新ボールでも。現に劣勢から2セット連取したじゃないですか。
ただ純粋に勝ちに行って欲しいです。
前にも書いたけど。バレー記者以前に、バレーを愛する人間として。



話は変わりますが、私が色々苦しんでいる事への励ましや、今回のトラブル続きの観戦取材にメッセージを下さった方、Vリーグの会場などで励まして下さった方全員に、この場を借りて御礼を申し上げます。

いろんな苦しいことがありますが、読者の方の暖かい一言、私たちの本や記事を待っていますよの一言で、その辛さを乗り越える勇気をもらえる気がします。
明日以降観戦できるかどうかは、神のみぞ知るところですが(中国に予選突破の可能性が出てきたので、ダフ屋からの入手も難しくなってしまったと思います)、選手みんなが悔いのない五輪をまっとうできるよう、皆さんと一緒に祈っています。