プレイステーション3が発売になった。

フィックスターズは、徹夜で雨の中、並んでくれた社員の努力もあって計6台確保できた。

なぜならば・・・。PS3に搭載されているマルチコアプロセッサCELLが当社の旗だからだ。


まずは発売台数が10万台(PS2は確か100万台)だったこともあって、大人気であっと言う間に売り切れた。

今日だけは「PS3売れないんじゃない?」という予測は影を潜めている。

それに一気にプレイステーション3ゲームのコマーシャルいっぱい出てる。この調子で盛り上がって欲しい。

しかしなんだか箱でかいなあ・・・。


ただ、本当にCELLのパワーを発揮するゲームはきっとこれからだろう。

きっといろんなことができる!

是非、CELLを使ったゲーム・ソフト開発をしたい方はまず当社で編著したダウンを読んで。

その上で開発/就職の興味があれば当社へ手紙


安田 絹子, 飯塚 博道, 青柳 信吾, 小林 林広, 阿部 貴之, フィックスターズ
マルチコアCPUのための並列プログラミング―並列処理&マルチスレッド入門

昨日、JAFCO投資先企業の社長会があった。

僕は二重の意味で「?」だったが、お誘いいただいたので、美味しい料理とお酒につられて参加した。

総勢500人というからすごいパーティだった。


小耳に挟むと「ウチは年商30億です」「ウチは社員150人います」・・・などなどすでにかなりの規模の社長さんが多くて肩身が狭かった。というと大自慢大会だったかのようにも聞こえるが、そんなでも無かった。世の中、どんな出会いが将来を切り拓くかわからないし、所詮、人と人のつき合いがビジネスの素でもあるから、こういう場も大事にしないといけない。

ただ用意されていたワインワインは今ひとつだったかな?


ご期待に沿うよう5年後には世界に名の知られる立派な会社にしたい。

道は遠くて険しく、手探り状態のところもあるが、「坂の上の雲」を目掛けてがむしゃらに突き進んでいきたい。明治時代の日本が、がむしゃらに、そして艱難辛苦を乗り越えて、東亜の後進国から、国際連盟の理事国まで駆け上がったように。

この例えは「坂の上の雲」に登場する人物の孤高の生き方にあこがれるから良くするんだが、突き詰めると大東亜戦争で暴発してしまう・・・。


司馬 遼太郎
坂の上の雲〈1〉

SNSにソフトバンクが米国ニューズ傘下のマイスペース と提携して進出すると日経一面に載っていた。

しかし、これってもうすでに日経産業で報じられた記事だが、さすがに一面で掲載していいの?一応、「新聞」なんだけど。。。

この前、インターネットをベンチャーの領域と書いて、その第二陣にMixiをあげたが、このMixi対ソフトバンク/MySpace連合の戦いは興味深い。過去に米国発で世界No1でも日本で敗れたものと言えば、ポータルのAOL(勝者:Yahoo)、ネット競売のイーベイ(同Yahoo/DeNA)がある。ネット広告のバリュークリック(同:サイバーエージェント)も広い意味で該当するかも知れない。


米国の成功例がそのまま日本で成功するわけでない。特にこのベンチャーの領域では。

米国の勝ちモデル、管理マニュアルよりも、日本人ユーザの心を掴むためにどこまで本気でケアできるかが勝敗の分かれ目のような気がする。勿論、ソフトバンクさんも十分研究した上でのことだろう(日経だと、マードックと友達だから・・・みたいな記述もあるが)とは思うが、どうなることか。


外部傍観者としては、落下傘の勝者連合、なんだか巨人みたいやり方は好きでないから、受けて立つMixiや、それに続くグリーに応援の一票を入れたい。頑張ってフラッグ



手裏剣

ベンチャーが活躍できる領域ということで、考えて見たい。


まず第一がインターネットの分野だろう。

ハイパーネットなどその走りで、こけたところだ。ベッコウアメ(=今はGMO)なども走りの一つか。

何よりも、2000年ごろのいわゆるネットバブル期に、波に乗ってIPOしたインターネット総研や楽天、サイバーエージェント、クレイフィッシュなどが一つのうねりを形成した。いわばネットの1stムーバー企業群だろう。実力よりも、ブームやノリでIPOしたところで、実力に問題があったから、いくつかは淘汰を余儀なくされた。ライブドアもその一つだ。

さらにネットバブルが過ぎてからも、DeNAやケンコーコム、チップワンストップ、サイバーステップなどが続いた。またインターネットを技術として売り物にする会社、ネットワンやテンアートニ、ラックなどもその中に入ろう。これらの会社は1stムーバーの会社と違って、というか乗り遅れたがために逆にしっかりとした実力を備えてからIPOしてきた会社群と言えよう。

しかしそれでネットベンチャーも一そろい出揃ったかと思いきや、最近になってまたMixi(SNS)やドリコム(ブログ)など、新たなネット技術を活用した会社がIPOして高い時価総額をつけている。

ネットの分野はまだまだベンチャーが活躍しうる戦場である。


ではなぜインターネットがベンチャーが活躍する/しうる領域なのか?

逆に言えば、なぜ既存の大企業が勝利できないのか?

第一に投資額が少なくて済むことがあげられる。数億円あればよくて、数十億円で工場を建てて量産しないとはじまらないというものでない。ベンチャーでも十分費用負担できるビジネスであることがあろう。

第二にスピードと柔軟な対応が要求されることだ。いずれも新市場・新サービスだから、顧客ニーズや商品スペックが確立しているわけでない。ブログやSNSもきっと手探りの中から顧客ニーズに応じて柔軟に微修正を重ねていったであろう。

第三にネットを使うことでサービスを飛躍的に拡げることができ、デファクトを作ることができることだ。既存のリアルな商売だとチャネルの各種機能が重要で拡張のスピードに限界があるが、ネットユーザの場合、その限界がない。


う~む、まだまだネットのベンチャーは有望かも知れない。改めてそう思う。



パソコン


今日(すでに昨日か?)は高輪の高輪プリンツヒェンガルデンで社員F君のウェディングパーティーだった。

挨拶を頼まれていて、正直、昼から「今日は生憎の曇り空」(←12時ごろ)、「今日はすてきな秋晴れ」(←15時ごろ)、「一転大粒にの雨」(←15時半)ところころ天気も変わって困ったが。とにもかくにも天気もよく素敵なパーティで、F君の引きの強さを改めて感じた次第。

これからもお幸せに。宝石ブルー


あとスピーチでも繰り返したけど、「家族の健康走る人」が一番。

含み多い?台詞だと自分では気に入っているけど、頑張って&お幸せに。

式場だった、高輪プリンツヒェンガルデンは、家からも会社からも、ギリギリ徒歩圏だけど初めて行った。なかなかいいところだった。ただフツーに使っても今ひとつかも知れない。今日は演出してくれた方々の尽力も大きそうだ。


どこかは知らないが、レストランウェディングもベンチャーの領域の一つ。T&Gなどね。モックは苦労もあるようだけど。

ガチガチの硬直した縮小市場も、逆にコチコチゆえにビジネスチャンスでもあるという典型でしょう。床屋のQBも、マッサージのてもみんもそうだが。


ベル


東芝セラミックスがMBOによって、東芝から独立するという記事が先週日経トップを飾った。

東セラの香山社長は、フィックスターズの大恩人の一人であり、かつとても素敵なオーラのある人で、その決断と勇気に心から敬意を表したい。


半導体という領域は面白い=不可解な領域だ。

半導体分野のベンチャーはたくさんある。シリコンサイクルのリスクも大きな要因だがというが。


続きは後日。。。



宝石ブルー


西武・松阪が大リーグに挑戦する。野球

日本でNo1に留まることなく、世界No1にチャレンジする意欲に拍手。

日本で安住することなく、それだけで十分な名誉と収入があるにも関らず、さらなる高みを目指して貪欲にチャレンジするのは素晴らしい。


しかし一番すごいのはやはり最初にチャレンジして成功した人、野茂 だろう。

今はマイナーで来期のこともわからないけど、彼のチャレンジと成功が無かったら、今ほど日本人大リーガーは多くなかっただろう。昔、かれこれ10年前にサンフランシスコ・キャンドルスティックで見た野茂(その時は1安打完封勝利)は素晴らしく、アウェーにも関らず球場全体を飲みこんでいた。


重要なのはチャレンジするだけでなく、成功することだ。成功が後進に道を開く。

加えて、先達は注目されるが故に、高潔でなければいけない。その意味でも野茂にしろイチローにせよ、非常に高い理想、半ば孤高の信念を持っている。


日本のベンチャーも、世界に通用するベンチャーはなかなか現れない。

ハイパーネットにせよ、クレイフィッシュにせよ、NASDAQにチャレンジしたベンチャーは軒並み倒産・身売りしている。世界に漕ぎ出す前の足元のビジネスの基盤もないうちから、世界に出て行っても、無謀な冒険か、ノリの悪戯でしかない。

ビジネス的にも日本の中で閉じてしまっているものが多い。どう見てもマザーズやヘラクレスに公開するのがやっとという会社も少なくない。

その中では、類君のサイバーステップ などはその中では異色で、最初から世界でビジネスをしている。まだ市場評価は高くなくて時価総額も高くないが、期待の星だ。。。と思う。頑張れフラッグ そして当社も負けずに頑張らねば。世界の前にまず日本で一旗あげないと。メジャーの前にまずドラフトで指名を受けてデビューしないと。



ゲーム


私は中小企業診断士 の資格を持っているんだが、昨日はこの更新研修で、一日座学での受講だった。病院

この資格、前職の三菱総研を辞めるときに、弱気に退社する以上、保険じゃないが何か食える資格で、手っ取り早く取れる資格をと思って、まあ、それなりに勉強して取ったものだ。その経緯については以前、詳しくサイトにアップしてなかなか好評だったが、古くなったので止めた。


その続報を少し書くと、まず第一にこの資格、まったく食えない資格だった。ガーン

合格して最初に二週間の実技研修があるのだが、そこで、ビックリしたことに、大半の独立して自営している診断士の一番の収入源は、診断士予備校でも講義や採点アルバイトで、第二がマクドナルド並み?の商工会議所や支援センターの経営相談で座っている仕事だと言う。

そしてその年からの診断士制度改定の目玉が更新研修で、5年ごとに所定の理論研修と実技研鑽を更新の要件とするものだ。古い知識で新しい企業にコンサルと称して資格をもって接する弊害を無くそうという、目的はわかるが、実際には主催する診断士協会の貴重な収入源として、多くの食えない診断士から受講料を半強制的に巻き上げるものになっている。

まさに運転免許の更新時に、交通安全協会からたくさんカラーで隙間だらけの高い資料を売りつけられるのに似ている。


要は食えない資格であるにも関らず、イリュージョンで受験生が大勢いて、それでビジネスになっている。

勿論、診断士として経営コンサルティング業務に活躍している先生もごく一部いることは誤解なきよう。

ただ、大部分が診断士としてコンサルティング業務で生計を立てようとは思っていない人が大勢寄り集まった団体であることも間違いない。


元来、公共の補助金等の対象となる中小企業の診断から始まったこの資格。

経営コンサルタントの唯一の国家資格という謳い文句はちょっと実態を反映していない。医療行為や法廷での弁護は、医師や弁護士でないとできないが、経営指導は誰でもできる。診断士の資格は必要でない。

診断しない中小企業診断士の国家資格。もう一度、必要性の議論に立ち返って議論されるべきでは?



!?

今日は中日ドラゴンズ野球が、逆転負け汗で、日本シリーズは1勝1敗のタイになった。

山本昌を引っ張りすぎた。でも、その采配は好きだが。

そう!当然ながら、ドラゴンズファンであり、アンチ・ジャイアンツである。

しかし、昔、確か谷村新司だったと思うけど、「日本中がジャイアンツファンと、アンチジャイアンツで、ほとんどが占められる。そしてアンチジャイアンツファンも、心根ではジャイアンツファンだったりする。」 確かにドラゴンズを強く意識しているのは、全人口に占める割合的には低いだろうし、心根でジャイアンツが好きかは別にして、ジャイアンツの選手や動向は知っていたりする。勿論、東京にいるとジャイアンツの情報が多いからというのは一つの理由だろうが。

とにかく、ジャイアンツが日本の野球界の中心にいることは否定しがたい。故にもうちょっと、ちゃんとしようよ!って感じはある。

それと、東京新聞さん、「ドラゴンズ優勝おめでとう」の垂れ幕。あれは無いでしょう!もうちょっと立派な垂れ幕下げましょう!


少し話は早いが、今年のオフは、球界再編メラメラの話は無いのかな?

ここのところ、連続して、ライブドアや薬天、村上さんと騒がせてきたから。

昔、NASAエームス研究所帰りの先輩が、今日のような澄んだ青空を見上げてよく言っていた。

「シリコンバレーの青空だ!飛行機


MRIにいる時、いろんな人から聞かれたことが、

「なぜシリコンバレーに優れたベンチャーが集まるんだ?」

「どうしたら、○○県にシリコンバレーができるんだ?」


結論、MRIにいる時はさすがに言えなかったが、『無理』です。

最近、WEB2.0の梅田さんが出版したから、改めて「シリコンバレーは私をどう変えたか」を読み返したが、そこで梅田さんが繰り返し強調している社会風土だけでなく、というかそれが大きいことは間違いないが、地理的・地勢的にも圧倒的に無理だ。と地方の方に言いたい。


シリコンバレーは、サンフランシスコとサンノゼから丁度いい距離にある。

したがって、必要な都市インフラは十分ある。例えば、空港であり、またミュージカルやメジャーのベースボールだったりする。

さらに全米一の余暇がある。ナパでワインを堪能するのもよし、リノでカジノに興じるのもいい。全米随一のぺプルビーチ・ゴルフ場はじめ著名ゴルフ場もある。スコーバレーでは冬季オリンピックも開催された。

要は何でもあるわけだ。渋滞や殺人事件もあるのは余分だが。

加えて、年中温暖な気候と、美味しい世界中の食事と、その上にオープンな気質、どこの人でも受け入れ、生きていける土壌がある。

日本の地方都市が昔、○○バレーと称して施作を展開するも、要は自治体の一部局で主務担当できる話でないのを、聞きかじりで、適当なコンサルの話を鵜呑みにして政策を作るから、ろくなものにならない。


あと、愛校精神を持とう!持たせよう!音譜

梅田さんの本にもアップル創業者がスタンフォード大学でスピーチするシーンがあるが、総長のありがたいご高説も有難いが、卒業生や地域の偉人の話こそが大学生を奮い立たせ、大学・地域の発展に資するものになろう。


シリコンバレーの青い空を、日本で堪能できる時期は短い。

せめて澄んだ青空を見て、シリコンバレーへの夢を再確認したい。ロケット

それと次に来る日本独自の紅葉を見て、『日本』を、『日本企業』を再認識したい。お酒



コスモス