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世界の人口が70億に到達した

世界人口が大台に乗った。

人口急増に伴うさまざま物理的制約が

ある中、世界が今後も4~5%の安定成長を

続けていくのは難しいだろう。


1989年のベルリンの壁の崩壊をきっかけに、
東西冷戦が終焉し、社会主義体制が

成り立たなくなった。


その直後から、
米国は資本と貿易の自由化を発展途上国にも

求め(ワシントン コンセンサス)、
自らはドルを増発し続けて20年余。


そうして流通させた過剰な通貨や

債権(擬似通貨)を
バブルの膨張と破裂を起こしながら

何とか市場に消化させてきたが、


2007年に起こったサブプライムショック

消化不良が決定的になった。


タイの洪水

タイの洪水が
とうとうバンコク中心部にまで迫ってきた。


日本企業の工業団地の冠水被害は

致命的になっている。


タイの在住邦人は米中についで多く、
登録者だけで3万8千人に及ぶ。


多くの日本企業では、
洪水被害への対応~復旧時期の

見込みなどに関するミーティングを

重ねている。


ここで、洪水が引いた後、
ぼくが一番心配するのは、
物理的復旧(感染症への対応を含む)よりも、
労働者の労働意欲低下の長期化だ。


内戦中で自然災害が多発していた
スリランカで暮らしていた経験から述べると、
人災被害からの人々のマインドの復旧には

道筋がつくことが多い。


その被害の原因は人間の行為であるから、
その加害者への社会的制裁や対抗措置、
その被害者による努力や工夫によって、
再発防止や再発した場合の被害抑制は
可能と想像しうるからだ。


一方、自然災害の場合、
不可抗力なので、
再発防止したくても人間の力では限界が

あるため、被災民があきらめムードに

包まれてしまう。


やる気が消失してしまう。


タイの場合、洪水による混乱が

収まった直後から、仏教指導者による

労働意欲を復活させるメッセージ発信が必要と思う。

国民に浸透するまで繰り返されるべきだとと思う。


環境適応していける職業人とは?

欧米の経済危機が重篤になってきた。

1997年ごろに金融危機が日本で起きたときは、
民間の銀行や証券が破綻した。


今回の危機においては、
民間金融部門のリスクを政府部門に

早期に移転してしまったので、
国家財政危機というかたちで現出している。


これからも、さまざまな対症療法を編み

出しながらも、長期化していくだろう。


また、先進国における中間所得層の

崩壊が著しい。

賃金水準が高い国において採算が

合う産業は知識集約型にならざるを得ない。


高度でない熟練労働は、ICTや機械が

代替してしまう。


そうはいっても、
一国の経済を支えるのは個人消費なので、
中間所得層の厚みがなくなってくると、
景気はもたなくなってしまう。


では、そんな厳しい環境でも環境適応していける

職業人とはどんなタイプか?


リーダー、インベスター、マーケター、イノベーターが浮かんだ。


マネジメント力

先週は、経営サポート、ベトナム ビジネス、

芸術分野などに専門性を持つ、
社会人20年選手の方々のお話は

たいへん勉強になった。


みなさん、顧客志向と品質志向という
「日本人のお家芸」というべき価値観をお持ちで、
感じ入った。


社会人20年選手ともなると、
これまで蓄積してきた専門知識やノウハウを
部下や弟子などに伝えて実行してもらう

「マネジメント力」が
ますます要求されてくる。


「マネジメント力」を発露するには、
「知識より見識、学問よりも人格を尊び、

人材よりは人物の養成」という、
新渡戸稲造氏のことばが効いてくる。


そうか、分かった!

先週は小学5年生のキャリア教育の授業

で話しをした。

自身が中2のときに香港からウーロン茶を

輸入した体験談を中心に話した。


事後に、さまざまな質問を個別に受けた。

「ウーロン茶は当時は珍しかったので
うまく行ったけど、
今だとどんな食品が良いと思いますか?」


「輸入食品が好調らしいよ。
放射性物質の心配がないから、

売れているらしいよ。


食品が売れる原因はいろいろあるけど、
日本人は世界で一番、
安心・安全な食品を求める傾向があることは
覚えておいたほうがいいよ」


「そうか、分かった!」


彼がスーパーの食品売り場で
目を皿のようにして産地表示を

チェックしている様子が目に浮かぶ。


小学校の同級生との再会

先週は、小学校の同級生と再会した。
形容しがたい懐かしさを感じたとともに、
彼の反骨精神に刺激された.


彼は、高校1年生のときに

自主退学して、
単身米国に渡り、日本でいう大検に合格、


MBAを取得して、今は大手会計事務所の

パートナーとしてNYで活躍している。


小学5,6年生のころ、
指導者である大人たちに
互いにひどい目にあった話で

盛り上がった(笑)。


二人とも素行が良くなかったのは

十分認めるが.....(笑)。


小5のころ、共に所属していた

リトルリーグ(硬球野球)では、
ぼくだけ元プロ野球選手の監督に

「失神寸前までのノック」や「意図的な

デッドボール」
を、毎回のように受けていた。


観ている親たちが、

「死んでしまう!もう止めて!」と泣き

叫んでいたこともあったが、
監督は扱いを変えなかった。


後日、その理由を聞く機会が

あった。監督と親の人間関係でしごきの

程度を決めていたとのことだった。


学校の担任にも互いににらまれた。

彼は、担任が就任前に、
彼の自宅前で起こした「交通事故」を
警察に通報したという前歴を

覚えられていたらしい(笑)。


ぼくは、優等生を好む担任が好んだ

円滑な一方通行の授業進行を、
「教科書内容そのもの」について

質問攻めにしたりしていたことが
逆鱗に触れていたようだ。


それにしても、辛くはあったが、今では

良い経験をしたと感じる。


「子どもの学校社会」だけではなく、
「大人の実社会の一面」に早期に

直面することができたことは、
その後の我々の独立心を刺激して

余りあるものだったからだ。


コミュニケーション力は最重要!

原理的に考えてみる。

時代は3万年前、脳が発達して生き残った、
2種類の人類、ホモ・サピエンスと

ネアンデルタール人が存在した。


その後、ホモ・サピエンスは生き残り、

ネアンデルタール人は絶滅した。


ホモ・サピエンスは、人類史上

始めて「言葉」を獲得した、
その「言葉」を通してコミュニケーションが

できたため、生き残った。


一方、ネアンデルタール人は獲得

できなかったために絶滅したと言われている。


このホモ・サピエンスの3万年後の

子孫が我々。


食料確保のための経験知を

次世代に伝えることが、
コミュニケーション手段の獲得によって、
能率的、効率的にできるようになったため、
3万年間も絶滅せずに生き残っている。


もし我々がコミュニケーションの

手段としての言葉、(絵)文字、手話などを、

突然失ったら、どうなるだろうか?


食糧獲得、その保存や分配に困難を来たして、
大多数の人類がいずれ死滅してしまうだろう。

世界情勢が大荒れになっている

「米英が主導してきたグローバリゼーション、新自由主義の

急拡大への反動・清算が世界で進行中」
と、欧米メディアは総括し始めている。


グローバリゼーションは金融ビジネス

主導だったので、その収入源を金融業に

傾斜させた国々や企業は
例外なく破綻や弱体化に直面している。


その中で、最近のドイツのTVニュースは

興味深い。


(フランスを筆頭とした欧州各国が
リビアの原油利権を分けている最中なのに)、
「ドイツには回ってきそうもない」と
キャスターが嘆息していた。


また、「ギリシャが実質的に破綻したのは

自己責任だ。ドイツ国民の税金を追加財政

支援に回すのには反対!


ユーロを離脱して、自国通貨ドラクマに

戻ればよいのだ!」
と、情熱的な演説がなされていたりする。


もしギリシャが離脱するような事態に

なれば、グローバリゼーションの清算
(リーマンショック時に潜った巨額の

不良債権の表面化など)と


世界各地のブロック経済化

(反グローバル貿易)

間違いない。


に拍車がかかるのは

日本の改革

リチャード・アーミテージ氏(元米国務副長官)の
コラムを読んだ。


◇果たして日本は、「明治維新の精神」を

呼び起こし、現在の日本にふさわしい世界的な

地位を回復するために、
必要なことが行えるだろうか。


もちろん、米国はそれを願っている。
だが、我々がいくら望んでも、日本自身が

望まなければ、どうしようもないのである。

の部分に反応した。


歴史学者と先月話をした。

日本史上、国のかたちが一変する改革が

実現したのは3回しかない。


「大化の改新」(645年頃/唐の制度などを受容)

「明治維新」(1868年~/欧米の制度などを受容)

「敗戦後 連合軍による占領期」
(1945年~1952年/占領国の指令を受容)


これらの大変革は、
「超大国による外圧」を受容する以外に、
日本がサバイバルする方法がなかったことに起因している。

「明治維新の精神を呼び起こす」


を、現在の日本で、外圧によるのではなく、
内発的な動機で根本的になしうる方法論が

もしあるならば、
それに恐ろしいほど興味がある。


問題(課題)を設定する能力

ある経営者と「教育」が話題になった。


以前起こった、
京大の入試カンニング事件は、たしかに

ルール違反だった。


しかし一方で、携帯で伝えることが

できるようなシンプルな「唯一解」(4択問題が多い)を

導き出す形式の出題が多いのは、
「大学」入試問題としては不十分ではないか

という話になった。


別の機会に、入試問題の関係者に

その理由を尋ねてみると、
これは採点側の効率主義(人件費抑制)が原因とのこと。


昔は、大学入試では記述式で解答を求める出題が多く、
唯一の正答よりも解答プロセスを重視する形式もあり、
採点効率を重視しない大学が多くあったらしい。


その経営者は話の最後に、
「今、実社会で必要な能力は、唯一解を早く正確に導き出す能力よりも、
今必要な問題(課題)を設定する能力だ」
と、力説していたのが印象的だった。