タイの洪水
タイの洪水が
とうとうバンコク中心部にまで迫ってきた。
日本企業の工業団地の冠水被害は
致命的になっている。
タイの在住邦人は米中についで多く、
登録者だけで3万8千人に及ぶ。
多くの日本企業では、
洪水被害への対応~復旧時期の
見込みなどに関するミーティングを
重ねている。
ここで、洪水が引いた後、
ぼくが一番心配するのは、
物理的復旧(感染症への対応を含む)よりも、
労働者の労働意欲低下の長期化だ。
内戦中で自然災害が多発していた
スリランカで暮らしていた経験から述べると、
人災被害からの人々のマインドの復旧には
道筋がつくことが多い。
その被害の原因は人間の行為であるから、
その加害者への社会的制裁や対抗措置、
その被害者による努力や工夫によって、
再発防止や再発した場合の被害抑制は
可能と想像しうるからだ。
一方、自然災害の場合、
不可抗力なので、
再発防止したくても人間の力では限界が
あるため、被災民があきらめムードに
包まれてしまう。
やる気が消失してしまう。
タイの場合、洪水による混乱が
収まった直後から、仏教指導者による
労働意欲を復活させるメッセージ発信が必要と思う。
国民に浸透するまで繰り返されるべきだとと思う。