アジアの景気が良い
日本以外のアジアでは景気が良い。
米国のFRBによるドルの過剰発行分が
津波のように新興国に押し寄せている。
信用下落によるドル安→物資のドル建て
価格の上昇が顕著で、
物価の高騰に拍車がかかっている。
タイでは中央銀行がこの7ヶ月間に
なんと4回も利上げをした。
中国、インド、韓国、オーストラリアなどでは
度重なる利上げや
外国への投資(外貨の国外流出)を促して、
景気の過熱を冷やす政策を打ち出してきている。
この現象は
20年ほど前の日本のバブル期とその原因、
結果ともよく似ている。
新興国のあり余った資金が強い日本円、
対外負債額ゼロの日本(の証券や不動産など)
にも流入してくる一年になるだろう。
世の中を変えるのは人であり、人を変えるのは教育である
友人の趙さん(多摩大准教授)の編著である
「奇跡を呼びこむ、人」(イノベーションの起点
韓国と日本と松下イズム)
http://www.kinyubooks.co.jp/bin/cartpro/cart.cgi?id=ISBN978-4-904192-27-6
を、読み終えた。
韓国では、大企業社員向け、一流の研修
プログラムを自治体職員が受講することは
今や一般的だが、
そのきっかけの一つは、
人口5万人の自治体「長城郡」が1995年に
開講した「21世紀長城アカデミー」にあった。
「松下電器は最高の製品をつくる場所ではなく、
最高の人をつくる場所なのです」
という松下幸之助氏の思想が、このアカデミー
の基本になっているという。
受講生はのべ28万人を超えた
(2010年までの15年間で郡民一人
平均5回以上受講)という。
この結果、役所では、「規定にありません」、
「慣例にありません」、「予算がありません」
などと返答する前に、「住民の問題解決のために
まず創意工夫してみること」が
当たり前になったという。
「中国には万里の長城、韓国には
アカデミー長城」
と国内で評判になり、「学習する
地方自治体」としての確固たる地位を
築いたという。
「世の中を変えるのは人であり、人を
変えるのは教育である」
の実例に触れて、快感であった。
1200年の時を超えた真言
あけまして、おめでとうございます。
ぼくの尊敬する友人、
川辺 秀美さん http://twitter.com/kawabee
(ベストセラー『夢をかなえるゾウ』の水野氏の
発掘などで知られるカリスマ編集者)
が、「空海 人生の言葉」という訳本を
先月上梓した。
早速、購入し読了した。
1200年の時を超えて、
選び抜かれた「真言」が
平易な現代言葉へと変貌を遂げている。
「私、空海は聞いています。
道が栄えるか廃れるかは、人がその時流に
適応できるかどうかだ」と。
「正しい道は遠くにあるわけではありません。
あなたが今見ている道にほかならないのです」
「稲妻のような一瞬の生涯を駆け抜けて、
私たちはみな独りで生まれ、一人で死んでゆく」
ちなみに、
ぼくが一番感動した「真言」は、
「宇宙が存在しなくなり、万物すべてが
仏となり、あらゆる迷いがなくなったとき、
私の願いはなくなるでしょう」
でした。
今年2011年が
皆様にとってさらに飛躍した年となりますことを
祈念しております。
「商人道」
ユニクロの上海基幹店がOPENするまでの
特集を観た。
その支店長が柳井会長に
「従業員の給料を上げたい(そうしないと、
他店に引き抜かれる)」
と直訴したが、
「商売(人)として利益を上げてからの話だ」と
たしなめられたシーンがたいへん印象的だった。
江戸時代に確立した商人の覇道は、
「お客様に喜んでいただく、満足していただく
ための戦い」だと説く。
また、当時の商人道に、
「商人(あきんど)に定禄(固定給)なし。
稼ぐは一生のつとめ」ともある。
会社はお客様がいらっしゃるから、議会も役所も
そこに住民がいるから、存在している。
従業員、議員や職員がいるから、存在
しているのではない。
身内の論理を優先した、商人道に反する
直訴をした、
上海支店長がたしなめられた理由は
ここにある。
年の瀬に、商人道の基本に思いを
馳せることができて
幸せに感じている。
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本年もDIARYにお付き合いただきまして、
誠にありがとうございました。
皆様からのさまざまなご感想に
DIARYの継続は支えられています。
来る2011年が
皆様にとってさらに飛躍した年となりますことを
お祈り申し上げます。
「 就職活動の早期化を是正せよ! 」
日本貿易会は今年11月に企業の新卒採用
活動の開始時期を
大学3年生の10月→2月~3月(春季休暇)へと
現状より約4カ月遅くする案をまとめた
(2013年入社から)。
この案を大歓迎する。
日本貿易会会長の槍田氏(三井物産)は、
「現状は学生の学習環境を大きく阻害している。
高度な人材が育たず、日本の競争力低下に
つながっている。諸外国と比べても
日本の状況は異常だ」
とのコメントを述べたという。
これにも、もちろん同感する。
3年生の10月に活動を開始せざるを
得ないという、世界に例を見ない、この異常な
状態を誰が望んだのか。
大学、大学生とその親がそこまでの
早期化を望むはずはない。
大企業か有力な就職情報会社が
望んだ(仕組んだ)としか考えられない。
大学3年生が学業に専念するかしないかは、
すでに成人してもいる彼らの自由だが、
専念しえない環境を企業側が作り出す行為は
規制してしかるべきだ。
日本は成熟した世界有数の先進国だ。
全上場企業はその社会的責任として、
日本貿易会の案に賛同してほしい。
「世界は多極化している」
先月実施されたG20で注目すべき
決定は、インドやブラジルなどの
新興国への資本規制が容認されたことだと思う。
米国の急激なドル安(インフレ政策)が原因で、
国際資金の流入が急増し、
国内景気が過熱化して困るという
新興国の主張が受容された。
日本では、国際資金が株の買い越し
(円高予想が基本)を続けている。
新興国の資本規制は金融面の保護主義で、
中国も追随したいだろうから、
有り余った国際資金は(消去法で)
日本へのさらなる流入を目指す可能性がある。
資本規制は、世界の自由貿易の
阻害要因になる。
新興国が一層強力になってくると、
米国が主導したグローバリズムは
反転を始め、日本で話題になっている
米国主導のTPPも有名無実化し、
むしろ貿易規制が増え始めるかもしれない。
世界は急速に多極化している。
「ウィキリークスの影響」
ウィキリークスが世界に与えている
影響について、米国の友人と熱く
やり取りする機会があった。
米国では、「秘密」は時間がたてば
国民に公開されなければならない。
国民の税金を使用して集めた情報は、
民主主義の原則から国民に
戻らなければならないからだ。
思い起こせば、
沖縄返還交渉の際の「密約」に関しては、
米国政府が公表した事実を日本政府は
否定し続けるということが起きた。
我が国のメディアは政府の否定を
意図的に追及せず、政府が
是認するまでは報道を自粛する
姿勢を保った。
日本のメディアは、権力や権威がある人や
組織が漏らす情報以外のことを
報道することに躊躇する性質が
強すぎるのではないか。
さて、ウィキリークスの話。
インターネットを利用して世界中の
情報支配を目論んでいる「集団」が
仮にいるとしたら、
ウィキリークスは彼らに挑戦している
ようにも見える。
ウィキリークスの活動に影響力を
与えている「集団」が仮にあるとすれば、
どこのどのような「集団」なのであろう。
これこそが、
「メディア」に今スクープ(報道)して
ほしいことだ。
「ナショナルクライシスの解決」
佐々木さん(政治学/元東大総長)の最近のインタビューは
印象的だった。
「だんだん世論は変化をしてきつつあって、
一種のナショナルクライシスという感じで、
大丈夫だろうか、
と思う人が増えてきているという状態だと思う」
「全体としてがさっと落ちかねない。
で、政治の悪口を言っていい気分になっていると、
全部落ちちゃう、という意味で統治能力の危機
というのはあるわけよ。日本の場合に。
で、僕は20年、30年見ていて、これほど日本の
統治能力という問題が
クローズアップされたのは初めてだね。」
佐々木さんはインタビュー後に、
「(日本は)外部環境に追い込まれるしか解決の
道はないのではないか」
と、インタビュアーに話したそうだ。
また、10年前ほど前に、
ぼくが米国在住の友人から聞いた話もたいへん
印象的だった。
≪一国会議員が仮に「命を懸けて政策を
実現する」というなら、
その政策の実現につながる「外国の環境を
誘発する」ための活動に命を懸けるべきだ。
そうしないで、ただ議会の多数決の世界に
委ねてしまうと、いくら命があっても足りないからだ。≫
という話だった。
米国は世界の覇権国なので、
外国の環境を誘発する世界一のパワーを
保持しているので、
日本には当てはまらないとは思うが....。
半島の軍事的緊張状態が再発した今、
今号はこんなDIARYになった。
「実社会における唯一解はあるか?Ⅲ」
前々号では
学校社会ではペーパーテストで「唯一解」を
求めることになるが、
実社会では「唯一解」はなく
本人の「納得解」が唯一解ではないか
との考えを述べた。
◇前号にも多くのご感想をいただいたので、
うち一文(全文)を以下にご紹介する。
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納得解の件、まったくその通りだと思います。
私もIT企業の営業として、メーカ様へセールスを
続けていますが
セールスにおいても、唯一の答えはないと
ひしひし実感しています。
Action、Planを考えて、情勢、環境、潮目を踏まえて、
相手の状況を理解、共感し、
粘り強く交渉して、ビジネス化する
様々なアクターがいて、利益も複雑な状況では、
納得解が本当に重要ですね。
私も、社会人4年目でようやく、謙虚になること・
学ばせていただくくことを
体感しつつあります。
若輩者の個人的な感想で恐れ入りますが
ひきつづき、メルマガを楽しみにしております。
「実社会における唯一解はあるか?Ⅱ」
前号では
学校社会ではペーパーテストで「唯一解」を
求めることになるが、
実社会では「唯一解」はなく
本人の「納得解」が唯一解ではないか
との考えを述べた。
そして、たいへん多くのご感想をいただいた。
☆それらのうちの一文(全文)を以下にご紹介する。
_________________________________________________________________________
正にそのとおりだと思う。
サラリーマンとしては、
まさにこの「納得解」を発見できない場合、
サラリーの多寡 とか 所属する組織の規模
という自己満足の領域で満たさなければ、
精神のバランスをとれないのでは?
偉くなればなるほど腰が低くなると
よく言われるが、納得解の本質を知る人は
当然至極 腰が低くなる。
なぜならば、
納得解を次に発展させようとすると、
自分は周囲から成長させていただいている感が
出てくるのだろうと想像する。
納得解を探す力があることは、自分に自信を
持たせることが出来る。
すると、自分が次の解を見つけるために、
常に他から学ぶ姿勢がでてくる学ぶ
姿勢がでてくるから、腰が低くなる、
と想像している。
自分で納得解を作り出せず、自分に
自信がないから、
自分以外のもので権威付けをすることに
よってバランス取をしているのでは?
様々なコメントをありがとうございました。