卯月啓子オフィシャルブログ けいこ先生の「ことばとあそぼう」
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3月6日 福島県田村市立緑小学校 楽漢法で授業と講演

3月6日 福島県田村市立緑小学校 楽漢法で授業と講演


校長先生からご依頼のメールを頂戴しました。


山間地の全校生68名の小さな学校ですが、子どもたちは、みな明るく元気な子ども達です。

何でも、素直に一生懸命取り組む子ども達です。

来年は、全校で漢検に取り組みますが、漢字を楽しく学ぶこつを教えていただき、主体的に学ぶきっかけになればと考えています。


・東京駅 9:40 やまびこ55号 ⇒郡山 10:57 (磐越東線 小野新町行き普通電車に乗り換え) 11:20 ⇒船引駅 11:45

・船引駅に、迎え(市内で昼食をとり学校へ)

・学校 14:05~14:50 5校時 4年で授業(児童数 10名)

    15:00~16:30 講演会(緑小及び移中の教員 約20名参加予定)

・16:40 学校発 車で郡山駅へ

・郡山駅 17:42 やまびこ150号 ⇒東京 19:04


とても楽しみです。どんな子どもたちや先生方とと出会えるでしょうか。楽しく楽で効果的な漢字の学習をしてきます。
そのときの様子はまたのちほどご報告いたします。





新刊紹介

2月  「書いて覚えることわざ」 小学館 
今日家に届きました。宇都宮にお持ちして、参会の先生方にご紹介します。


3月15日   『楽漢法』小学館

2月26日 第38回 若柳の会 2月例会

皆様こんばんは。


今日、あなたの教室の生徒・子ども達との国語の授業は充実していたでしょうか?
子ども達が「国語って楽しい」と言ってくれましたか?


国語の勉強を楽しく効果的にする実践を提案してきた卯月啓子です。
「卯月啓子の楽しい国語の会」を主宰しています。


  楽しく効果的な国語の指導法をお伝えします。

あなたにとって今から活かせるヒントがあれば幸いです。


2月26日 第38回 若柳の会 2月例会
18時~21時
主宰者 酒井先生



新しい入会者がいらっしゃいました。この会は平常は10人以上の会員さんがいらっしゃって、会場がいっぱいになるので、主宰者の先生はもう新入会員を募集しないとのことでしたが、事前に4人の欠席がわかったので、「どうぞ」とのことでした。

ところが、ふたを開けたら会議や家庭の事情等で4人の出席に、新会員1人の5人でした。

ですが
参会者の皆様から、いつもこのくらい少ないとたくさん勉強できると好評でした。いつもは9時ぎりぎりになって、感想文を歩きながら、また会場の外に出てからもするというようなことばかりでしたので、昨日は時間以内にたっぷり勉強会ができました。

tomomiTから メールで感想をいただきました。

昨日は勉強会ありがとうございました。
少人数の良さもありますね。

昨日の感想、送付致します。

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第38回 若柳の会 感想

 今日は、少人数だったので、いつもより自分やみなさんの実践に対し、質問できたり感想を言えたり、じっくり学べた気がします。

 先程、この勉強会をはじめて間もない頃の感想を読んだら、提案や実践報告について話すことに、緊張したということが綴られていました。

 しかし、毎回続けてきたことで、レポートを書いたり、質問をしたり、感想や意見を述べたりすることに対しての緊張が減りました。

 続けることや経験を積むというのは、力になっていくのだなと思いました。子どもに対しても同じことが言えると思います。

 特別支援、特別支援と騒がれていますが、一人一人に合わせた指導というのは当たり前なことなのに、なぜこのようなことが声高々に騒がれているのでしょう。個に応じた指導ができているかというのを、常に自分で確認しながら実践していこうと肝に銘じます。

 昨今、教育界に限らず世の中全般にマニュアル本が増えていることが怖いです。マニュアルから外れたことは、対応できなくなる人間が出てくるのではないか。技法や技術ばかり求めて、本質を見失わないようにしたいです。


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この勉強会で本当にいろいろ学べて幸せです。
みなさんも休まず続けるべきです!!



来週、水曜日2時間目 読み読み教室お願いします。
準備するもの、教えて下さい。



3月5日に読み読み教室をします。1年生なので「すてきな三にんぐみ」を45分間でやらせていただきます。どんな反応をするのかとても楽しみです。

この先生は、ほかにも「先生の仕事は忙しいに決まっています。忙しくない先生はいません。だから、私はこの会に出るために、仕事をやりくりしています。勉強会にでることで1か月に1回、自分の凝り固まった頭や感情をここでリフレッシュしたり学んでステップアップをはかったりするのです。」とおっしゃっていました。私もこういう言葉を聞くと、さらによいアドバイスや講義ができるようにがんばりたいと思うのです。




今回は皆さん一人一人の授業力アップした実践が数多く発表されました。
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発表者と発表内容
1、tomomiT  1年担任
 ・「みぶりでつたえる」本作り  12時間
 ・年長さんと交流会
 ・できるようになったよ発表会
2、seikouT  3年担任
 ・「どちらが生たまごでしょう」の絵本作り     *子どもたちの成長が著しいです。1年間地道に書く学習つまり本作りをさせてきた成果です。
 ・「調べたことを発表しよう~高柳の身近な自然~」
 ・〇○のうそほんとな1年間(作文)


3、ayakoT   5年担任
 ・「竹取物語」の絵巻物作り 6,5時間
 ・まんがの方法 2時間
 ・プレゼンテーション  9時間
 ・「雪わたり」の劇

4、satokoT  2年担任
・同じ読み方の漢字(漢字のお話)4時間

「かのお話」

 かと読む漢字をつかって、お話を作りました。みなさんも漢字のつくお話を作ってみてください。
〈つかった漢字〉 科、火、下、書く、歌、家、花、買う

<かと読むほかの漢字>夏、加、香、価、化、過、佳

 ある日、火じがおこって女の子は地下室を見つけて入りました。中に校歌が書いてありました。外に出たら、火がきえてたので、家にもどって科学のおべんきょうをして花を買いに行きました。

*この実践は、同じ読み方をする音読みの漢字をつかって、物語を作っていることがすばらしいですね。物語を作ることで音読みの漢字を意味づけすることができます。

・もののしくみをせつめいしょう(クイズの詩)6時間

 「わたしはだれでしょう」

わたしは、げんかんでくらしてます
わたしには
みじかいほねと長いほねがあります
とじたりひらいたりします
すごいでしょう


ひらくとおわんを
ひっくりかえしたような形です
はやく雨がふらないかな?
雨がふったら
さあしごと

わたしはいったいだれでしょう


わたしはかさのかさ子です







おすすめの本


・『小暮写真館(上・下)』 宮部 みゆき 講談社  satokoTから

・『舞台』  西 加奈子 講談社         ayakoT から

・『穴』   小山田 浩子  講談社       ayakoT から

・『霊長類ヒト科動物図鑑」 向田 邦子      tomomiTから

心に残った言葉

・名人からの言葉は一言でよい(朝の社内でのラジオで)    seikouTから


・頭じゃなく手を動かす(図工の研修会で)          tomomiTから
 

2月28日(金) 第36回 春啓く会 2月例会

皆様こんばんは。


今日、あなたの教室の生徒・子ども達との国語の授業は充実していたでしょうか?
子ども達が「国語って楽しい」と言ってくれましたか?


国語の勉強を楽しく効果的にする実践を提案してきた卯月啓子です。
「卯月啓子の楽しい国語の会」を主宰しています。


楽しく効果的な国語の指導法をお伝えします。
あなたにとって今から活かせるヒントがあれば幸いです。


    第36回 春啓く会 2月例会    2月28日(金)18時~21時 梅澤先生主宰の会です。

今回は卯月の特別講義「読み読み教室 杜子春」です。








参会者の感想

1、「住む」とは言ったけど、「さもゆかいそうにつけくわえた」という芥川の表現が気になっています。鉄冠子は人の心をお見通しな感じだから、家に住んだ「杜子春」にどんなことをしたのかなあ・・・と思います。正直に暮らしていたら仙人にしてくれるかも。そのときは欲に使わないでほしい。


2、他の人の意見を聞けておもしろかった。先生が一番楽しそうにしていてだんだん自分も、まわりの雰囲気も楽しくなっていった。考えることが楽しくなった。何を言ってもいい雰囲気は、国語だけでなく、学級経営としても大切なことだと思った。読み読み教室の良さがわかった。最初は読んでいてもボーっとしていたけれど、気付いたら、話の世界に入り込めていて不思議でした。


3、なんともすっきりしないものだなあと思いました。それは、この話の終わり方もだし、私の今の状況もだからです。こういう実践をしたいのに、うまくできない、子どもたちの前に立つと自分の考えがなくなってしまう。更に来年度の担任希望のことを考えるともやもやしてしまっているからです。う・う・う・うまくなりたい。勧善懲悪のお話じゃないから私は芥川龍之介の話がとても好きです。現実の世界は輝かしいものではないからです。書くことで自分の気持ちが自分で分かるし、知った上で、自分はどう生きるか、どういう人生を歩みたいのか考えるきっかけになった。


4、卯月先生に読んでもらって自分が指でたどってみると、耳と目で簡単に読めた。自分では芥川さんの本はあまり読まないけれど短編から読めるかもしれないと思った。



春啓く会の1年間を終えて

kumikoTの感想

・今年度もたくさんのご講義、ご指導をありがとうございました。毎回、次はこういうものに挑戦したいというものを得ることができました。会員の数も増えて、いろいろな学校、学年の先生方の実践や課題について聞くことも、とても勉強になりました。自分の学級では、劇、視写絵本作り、文集作りなどいろいろな形の表現活動にたくさん取り組むことができました。
「漢字先生」にも取り組んで、子どもたちの関心が高まってきたことも良かったと思います。子どもたちと充実した時間を過ごすことができ、生き生きと活動する姿がたくさんみられて嬉しいです。
学校での毎日はとても忙しいですが、子どもたちの嬉しそうな顔やがんばる姿がたくさん見られると私も嬉しいので、これからも学んでいきたいと思います。

chieTの感想

・春啓く会で、多くの先生方の実践を学ぶことができた。自分のできる範囲で少しずつ実践していった。児童が文字を書くときに、習った漢字を使わずひらがなが多い文章を書くので気になっていいたが、実践を通して文章をたくさん書くようになり、添削で漢字に直してあげると、清書では素直に漢字で書けたのでよかった。児童がもっともっと国語を学びたいと思えるような指導をしていきたい。


おすすめの本

『花さき山』 齊藤隆介 作    滝平次郎 絵  岩崎書店        chieTから

『大切にしたい、にっぽんの暮らし』 さとう ひろみ サンクチュアリ出版  kumikoTから

『ニューヨークのとけないまほう』 岡田 光世 文春文庫          mayukoTから

『りんごかもしれない』ヨシタケシンノスケ ブロンズ新社          mayumiTから

『ちいさなちいさな王様』 アクセル・ハッケ作 講談社           mayumiTから



今年度の春啓く会の活動は、今日が最後でした。来年度は4月からまた月1回ずつ開催されます。野田市、流山市、茨城県の先生方が入っています。

国語力の向上を願っているお近くの先生方、興味があれば、まだ若干名参加できます。どうぞ、ご連絡くださいとのことでした。


新刊紹介

2月  「書いて覚えることわざ」 小学館 
今日家に届きました。宇都宮にお持ちして、参会の先生方にご紹介します。


3月15日   『楽漢法』小学館

2月22日栃木大会その4

2月22日栃木大会その4

読み読み教室     「どんぐりと山猫」宮澤賢治



参会者の皆様が「読み読み教室」で驚いた主なこと

1、読みのスピードがチョー速いこと

2、区切って質問すること

3、交流が楽しいこと

4、答えたことを否定しないこと


そして、この4つが全て、なぜという疑問をもたれたようです。そして、次に、どうやってという疑問がわきあがってくるようです。

1 については、昨日も書かせていただきました。人から恵んでもらう飛び込みの授業は、90分間が限度、低学年は45分間なのです。



2、どこで区切って、どういう質問をするのですか?

質問の数も、90分間でおさまるように考えます。ですから、多ければいいというものでもありません。質問して、答えを書いてもらって、全員に発言してもらうということを考えると、大体決まります。そして、最後には「読み読み教室を終えて」という質問を入れますので、内容にかかわる質問は吟味せざるを得ません。


まず、お話の内容がわかるように、あらすじにそって考えます。私が読んでいて、ここはどうしてもおさえなくては読めないだろうというところで立ち止まるための質問を作ります。


最後に、この話を鵜呑みにしないための結末に関する質問を作ります。


「どんぐりと山猫」では以下の質問を作りました。


① どうして一郎は、山猫から呼ばれたのでしょう?

② どうして山猫は、どんぐりたちに困っていたのでしょう?

③ 一分半でめんどうな裁判を片づけた一郎を、山猫はどう思っているのでしょう?

④ 山猫は一郎をまた呼ぶでしょうか?

⑤ 読み読み教室を終えて


皆様だったら、自分の教室のお子様たちと読むときに、どういう質問を作りますか?

質問は、いっしょうけんめい考えて作りますが、どうもまずかったというときもあります。そんな時は作り変えていきます。

皆様も、区切り方や質問に、正解はありませんので、自分の読みの力を総動員して教材研究をして作って見られるとよいですよ。

そして、いくつかやっていくとコツがつかめますよ。

教室の子どもたちに読む楽しさを!




メールを頂戴しました。

卯月 啓子 先生


一昨日の研究会では,大変お世話になりました。
先生のブログ,読ませていただきました!
あのように,大々的に取り上げてくださり,大変嬉しいです!
そして,お時間が少なくなってしまい,大変申し訳ありませんでした。

読み読み教室は,すぐにでも試してみようと思います。
目の前の子どもたちが,どのような「読み読み」を交流するか,
とても楽しみです。

講座はもちろんのこと,
卯月先生のお話をお聞きして,なぜかとても元気になれました。

やっぱり卯月先生って,
勢いがあり,お元気で,切れ味鮮やかで,
そして,おしゃれでかっこいい!!
と思いました。


またお会いできる日を心待ちにしています!

本当にありがとうございました。






卯月啓子先生


土曜日の研究会・懇親会ではたいへんお世話になりました。
卯月先生の楽しい実践を栃木の多くの先生方に知らせることができてとてもうれ
しいです。
ありがとうございました。

私の学校でも二人の若い先生が参加しさっそく「よむよむやるやる」とはりきっ
ておりました。
ちなみに、私の娘も教員1年目で参加させていただき卯月先生のおもしろさにび
っくりしておりました。

また機会がありましたらぜひご指導ください。
ありがとうございました。


新刊紹介

2冊とも、大変役に立つ本です。読むと知らないことがたくさんわかります。


2月発刊  「書いて覚えることわざ」 小学館
ことわざを使って、単元がいくつもできますね。わたしだったら、「数字のつくことわざを探そう」「動物の出てくることわざ」「ことわざで物語を書こう」「ことわざおみくじ」等々、これ1冊でさまざまに考えられますよ。


3月15日   『楽漢法』小学館

2月22日 日本国語教育学会研究部 栃木県地区研究集会 その3

2月22日 日本国語教育学会研究部 

   栃木県地区研究集会 その3

 皆様の感想「読み読み教室」を終えて



27、(小学校)読み方の意識が少し変わったと思います。考えながら読んだという気がします。質問はどう設定しているのか。読みの区切りはどうしているのか。読み読み教室の進め方も考えさせられました。集中したなと思います。先生方の発表を聞きながらさまざまな意見、感想を聞くこともおもしろかったなと思います。共感することがたくさんありました。

28、(所属記述なし)こんな短時間で長い話を読めることに楽しさを感じました。先を知らないから現時点の考えを一生懸命想像して答えることがおもしろかったです。多様な考えを知ることができました。

29、(小学校)「どんぐりと山猫」は大好きな作品なので、こんなにたくさんの方々と読むことができて嬉しく思っています。読めただけではなくて、色々な意見を聞けたこと、「こんな考えもあるのだなあ」と思えたことが良かったです。読み広げにつながるこの「読み読み教室」は、明日からもできることだと思います。指でなぞりながら聞きながら想像しながら読むということはかなり頭を使うことでくらくらしています。宮澤賢治作品でほかにできないかなと考えています。今日はありがとうございました。楽しかったです。

30、(小学校)緊張感が一時間続き、自分で頑張ろうと思いながら取り組むことができた。意見もテンポよく出てきて自分の中の意見とは全く違うもの、似たものと一つの物語の解釈に広がりが出て、本当に楽しい時間だった。実際に意見を話すときはドキドキしましたが、とても気持ちの良い経験でした。読書の楽しさ、交流する楽しさを十分に実感し今度教室に戻って実践していきたいです。意見を自由に発言する楽しさはこれまで経験させてあげられなかったのが、子どもたちに申し訳ないと思いました。

31、(小学校)いつ自分の番がまわってくるかとドキドキしながら話を聞いていました。「あてるよ」と言われての発問のとき、こんなドキドキを子どもたちも味わっているのですね。でも、気持ちの良いドキドキです。これから自分の教室でどんどん「全員あてるよ」の授業をしていきたいと思います。楽しかったです!!でも、その考えは違うのでは?と思う意見もありました。違う意見の方との話し合いもしてみたいと思いました。

32、(小学校)予想していた講義よりも、はるかに面白かったです。卯月先生の早口で範読していくのも予想よりはるかに速く驚きました。これだけの短い時間でこんなにも楽しい授業ができるというのは本当に目からウロコできた。私が持っているクラスでも実践したいと思いました。国語科の授業で、教科書にある題材でこれを行うのは、テストで知識・理解を問う設問があるため難しいかもしれないと思いました。ただ、指でなぞったことと全員発言することはすぐに取り入れてみたいと思います。(挙手ではなく。)本日は楽しい講義を本当にありがとうございました。

33、(小学校)絵本を見た時は長いお話だなと思ったが、あっという間に先生と一緒に読めた。また、早口なので頭に入るのかなと思ったが指で追うことで集中して読めた。一人ずつの発表で何と答えたらいいかわからない=まちがうのがいやだとつながった気がした。先生がいつも笑顔で受け入れてくださったので、安心して話せた。人数が多い時みんなの(他の人の)意見は絶対に聞かなくてはならないのか、聞いても聞かなくてもいいのか?読んだ後なんだか「正解」が知りたくなった。「正解」はないのだけれども・・・先生のことが90分で大好きになりました。とても楽しかったです。自分も先生のような授業がなんだかできそうで、できなさそうです。むずかしい。でもやります。

34、(小学校)短時間で五つの発問に答え、考えることができたことに驚きました。時間をかけるほど楽しくなくなっていく読解への考え方をもう少し勉強したいと思いました。

35、(小学校)読み読み教室では90分間、脳がフル活動するので(集中するので)かなり疲れるのではないかと思いました。しかし、それは子どもにとって心地よい疲れ加茂しれません。どんな発言をしても肯定されるという安心感もあります。交流の楽しさも味わえます。「多読の必要性」はとても痛感しています。これを積み重ねていくことで、一人で読める子が育っていくと思います。また、教師が選書や発問について研究する必要があるのではないかと思いました。この指導を毎日シャワーのように子どもたちに「あびせたいです。

36、(金子守先生・・お名前を出すことをお許しください。)読みをいくつかの部分に切っているが、そこからあらすじぐぁかり、読みをふくらませるものをかんじさせるところがあり、同年齢集団の読みの限界、広がりを知り尽くしたしかけ(意図)があり、こういう主体的学び、集団での思考、交流が読みの楽しさをうんでいるのだろうか。一つの読みにこだわらない多様な読みを認めているから、のびのびとできるのだろう。料理法はいろいろあり、仕上がったさまざまな料理を皆で楽しんで読めばよい。そういう経験から料理のなんたるものを知るのだろう。

37、(小学校)本日は楽しい教室をありがとうございました。「本を読むことは楽しい」と感じられる教室でした。「どんぐりと山猫」を読んだ児童で、「難しい」と一言つぶやいた児童がいました。「正しい答えはない」友だちと感じたことを交流する読書を行うことは、読書を好きにする最高の方法だと思いました。子どもは自分の意見を伝えたり友だちの意見を聞いたりすることが大好きです。読書を通して、友だちのことを受け止めたり認めたりすることができそうです。これからも子どもたちと読書を楽しみたいと思います。

38、(小学校)途中で区切ることで、メリハリがつくと思った。この先どうなるんだろうと引き込まれるようになった。大事なところで線を引きたくなった。スピード感があって、楽な部分もあるが「ちょっと待って」と言いたくなった。→もっと考えたいな。近くの人と話をさせてもらいたくなった。

39、(小学校)初めて読み読み教室を受けて、こんな本の読み方もあるのだとびっくりした。やはり、質問が肝心だと思った。正解はないが考えさせられ、誰もが答えられる質問がすばらしいと思った。そして、全員が答えるといろいろな感じ方があるのだなとあらためて
感じた。

40 、(大学院生)緊張感をもって読み進めることができました。始めは音読の速さについていくのがやっとでしたが、次第に慣れてくることがわかりました。先生の発問はどういう観点で作っているのか知りたいと思いました。新しい読み方で新鮮でした。ありがとうございました。


41、(小学校)学習中、ずっと集中して読み、考えていました。久しぶりに宮澤賢治の作品を読んで、また、他の作品も読んでみたいと思いました。全員の意見、読み方を聞いて、
みの交流って楽しいなあ。この気持ちを学級の子どもたちにも体験させたいです。


42、(小学校)どんぐりと山ねこと一郎の関係について考えられる時間だったと思います。場面を区切って読み、その内容を学んだところで質問が入ったので、内容を確認するとともに、次々と発表された方の考えに耳を向けると、もっと深く何かあるんだろうと頭の中で考えられます。指なぞりをするということは子どもと同じで、内容を入れようとする行為です。


43、(大学院教授)スピードをもって読むことによって参加者の緊張感を高め、思考を活性化させることの手法としての面白さがある。ただ、後半になったら少しゆっくり読んでも
いいのかと思った。イメージ化のスピードはやはりゆっくりだと思う。一読総合法的な側面もあるが当然違う。読みの交流を研究してきたところからすると、友だちの考えとの違いや類似点について本文に立ち戻りながら少し詳しく交流する時間もあっていいのかなと思った。授業をして組み立てる時には、変化も必要になる気がする。


44、(大学院生)エッセンスとして取り入れたい箇所はありました。問いが的確なのが、本当にすごいと思いました。この部分についても教えてほしいです。「話す→話す」といった直結した能力育成は一部ではありますが、全部ではないと思っています。話す相手を変える(意図的)というのは、とても勉強になりました。大村はま氏の実践で、できない子でも教室で輝けるようにしたいというのを思い出しました。


参会者の皆様、「読み読み教室を終えて」という感想をありがとうございました。その中で質問されたこととその時私が答えたこと、さらにこの研究会で私が思ったことを書きます。明日からの教室や子ども理解に少しでもお役にたてたら幸せです。


1、なぜ早口なのでしょう。普段、鉛筆で大切なところを線で引かせています。そうやって、ゆっくりした雰囲気で、わからなくなったところは戻ったり、線で思考を可視化したりして読みの方略を継続して鍛えてきました。読書としてはいいですが、何でもありの読みは国語科ではダメなのではないでしょうか。


答え

早口なのは、私の現在の立場にあります。退職後、担当す
る子どもたちや教室がありません。人から恵んでもらった時間でやらなくてはなりません。それで、最高にいただける時間が2時間、つまり、90分間ないし、休憩時間もいれると約100分間しかな
いのです。低学年はもちろん45分間しか持続しないのでその時間内にやります。そういう事情です。現職の先生方は時間も形態もいくらでもアレンジしておやりになるとよいのではないでしょうか。


線を引いて読むということは、子どもにとっては簡単なことではありません。よく、先生たちは「大事なところに線を引きなさい。」「大事な言葉にしるしをつけなさい」といいますが、その指示で的確にできるのは学級内で何人の子もいないでしょう。私も若いころよくそういう指示を出して「なぜ、この子は何でもかんでも線を引くんだろう。これじゃかえってわからなくなっちゃうだろう。」と嘆いたことがありました。子どもに聞くと、「大事なところ」というのはそもそも何だというのです。そうですよね。どんな観点かも示さないし、示したとしても「主人公の気持ちが大きく変化したところ」といってもわかりません。先生に引けと言われても困るのです。大事だと思われるところに線を引くということはとても難しいのです。点や丸のところまでか、単語か、など、ほとんど、先生の恣意的判断でよし悪しが決まるのではないでしょうか。




2、どうやって質問を考えるのですか。また、区切る場所はどこですか。 明日へ続く。



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